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検索アダプタを設定するためのユーティリティ ファイルの呼び出し

検索エンジンには、特別に作成されたプラグイン アダプタが必要です。 プラグイン検索アダプタは、一般的な検索リクエストを検索エンジン固有の形式に変換し、検索エンジンを呼び出して、検索リクエストを返します。

注: CA SDM がマルチテナンシーに対して設定されている場合は、使用しているテナントが検索エンジンに渡されます。 統合検索は、マルチテナンシーをサポートしています。 これを利用して、単一の SharePoint 実装でテナントによってデータを分離できます。

重要: adapters.properties ファイルの値にはアンパサンドまたはスペースを使用しないでください。

次の手順に従ってください:

  1. パスワード暗号化ユーティリティを使用して、検索アダプタのパスワードを暗号化します。 パスワードを暗号化するには、以下の CA SDM ディレクトリに移動します。
    $NXROOT¥bin
    
  2. 暗号化されたパスワードを生成するには、以下のコマンドを実行します。
    encrypt_pwd [-e] <search engine password>
    

    デフォルト オプションは、-e です。

  3. 以下の CA SDM ディレクトリから adapters.properties ファイルを開きます。
    $NX_ROOT¥samples¥cafedsearch
    
  4. adapters.properties ファイルを編集します。 設定するアダプタ用の適切なパラメータを指定してください。
  5. SharePoint の場合は、adapters.properties ファイルの以下の値を更新します。
    sharepoint_username=

    SharePoint アクセス用のユーザ名を入力します。

    sharepoint_password=

    手順 1 に示されている SharePoint アクセス用の暗号化されたパスワードを入力します。

    sharepoint_hostname=

    ホスト名を入力します。

    sharepoint_domainName=

    ドメイン名を入力します。

    sharepoint_protocol=

    通信プロトコル(http または https)を入力します。

    sharepoint_portNumber=

    ポート番号を入力します。 デフォルトは 80 です。

  6. Google の場合は、adapters.properties ファイルの以下の値を更新します。
    google_googleCx=

    使用する Google カスタム検索アカウントを決定するために Google が使用する一意のキー値を入力します。

    google_googleApiKey=

    Google によるアプリケーションの ID の決定を支援する一意のキー値を入力します。 API コンソールでキーを取得するには、JSON/Atom Custom Search API をアクティブにします。 この API は、Simple API Access 用の新しい API キーを提供します。

  7. CA Open Space の場合は、adapters.properties ファイルの以下の値を更新します。
    openspace_protocol=

    通信プロトコル(http または https)を入力します。

    openspace_portNumber=

    CA Open Space のポート番号を入力します。 デフォルトは 8686 です。

    openspace_default_tenant_userName=

    CA SDM がマルチテナンシーに対して設定されていない場合は、CA Open Space で検索を実行するためのユーザ名を入力します。

    openspace_default_tenant_password=

    CA Open Space の暗号化されたパスワードを入力します。 詳細については、「Step1」を参照してください。

    openspace_default_tenant_companyHost=

    テナントの会社ホストの詳細を入力します。

    1. CA SDM マルチテナンシーの場合は、各テナントのエントリを openspace-tmpl.xml に追加します。

      たとえば CA SDM に「Tenant 1」というテナント名が含まれている場合は、openspace-tmpl.xml ファイルで以下の値を指定する必要があります。

      <entry key="Tenant1"> 
      
       <bean class="com.ca.ServicePlus.cafedsearch.adapters.openspace.OpenSpaceCompanyDetail">
      
        <property name="userName" value="$(openspace_tenant1_userName)"/>
      
         <property name="password" value="$(openspace_tenant1_password)"/>
      
        <property name="companyHost" value="$(openspace_tenant1_companyHost)"/>
      
        </bean>
      
      </entry>
      
    2. Tenant 1 用の以下のエントリを adapters.properties ファイルに追加します。
      openspace_tenant1_userName=
      
      openspace_tenant1_password=
      
      openspace_tenant1_companyHost=
      

      openspace-tmpl.xml ファイル内のすべての必要なテナントについて、手順 a および b を繰り返します。

  8. 設定するアダプタごとに 1 回ずつ fs_adapters_cli を呼び出します。

    -k および -o 属性値を任意の名前で変更します。 統合検索ユーティリティ ファイルおよび属性の詳細については、「統合検索ユーティリティ ファイル」を参照してください。

  9. インストールの後にエラーがある場合は、以下の CA SDM ディレクトリにあるログ ファイルを確認します。
    $NXROOT¥log¥jfedsearch.log
    
  10. 必要に応じて、登録用のユーザ独自の XML ファイルを作成することもできます。 アダプタ エントリはすべて、以下のディレクトリにある adapters-config.xml に登録されます。
    $NX_ROOT¥samples¥cafedsearch
    
  11. 登録用のユーザ独自の XML ファイルを作成するために、既存の adapters-config.xml ファイル名のコピーを作成することもできます(オプションの手順)。 変更された adapters-config.xml ファイルには、任意の名前を付けてください。 たとえば、「xyz.xml」というファイル名にします。

    -c オプションと変更された XML ファイル(xyz.xml)を使用してアダプタを登録します。

  12. bean.xml <import resource="adapters-config.xml"/> のリソース値を変更します。
  13. adapters-config.xml または変更された xyz.xml (手順 11)と以下の CA SDM ディレクトリにあるすべての関連アダプタ固有 XML ファイル(Google 用の google.xml、CA Open Space 用の openspace.xml、および SharePoint 用の sharepoint.xml)をコピーします。
    $NX_ROOT¥bopcfg¥www¥CATALINA_BASE_FS¥webapps¥cafedsearch¥WEB-INF
    
  14. 統合検索 Tomcat インスタンスを再起動します。
    pdm_tomcat_nxd –c STOP –t FS
    
    pdm_tomcat_nxd –c START –t FS
    

    統合検索アダプタが設定されます。

  15. 以下の CA SDM ディレクトリにあるエラー ログ ファイルを検証して確認します。
    $NX_ROOT¥log¥jfedsearch.log