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期間ログを使用した使用率データの収集

CA SDM サーバのリソース使用率データを収集するには、期間ログ用にサーバを設定します。 各サーバから収集するデータのタイプを選択したり、サーバのログ オプションをいつでも変更したりできます。

たとえば、特定のサーバの CPU 使用率オプションのみを選択した場合、このユーティリティは、そのサーバ上の CPU 使用率データのみを収集します。

以下の手順に従います。

  1. CA SDM にログインします。
  2. [管理]タブで、[システム]-[期間ログ]を選択します。

    [期間ログ設定リスト]が開きます。

  3. [新規作成]をクリックして、期間ログ設定を追加します。

    期間ログ設定の新規作成]ページが開きます。

  4. 以下のフィールドを指定します。
    サーバ名

    ログ データを収集するサーバを指定します。 期間ログに設定できるサーバのリストを表示するには、[検索]アイコンを使用します。

    再帰間隔

    サーバのログ データを収集する間隔を指定します。 たとえば、反復間隔が 3 分に設定されている場合、ログは 3 分ごとに収集されます。

    デフォルト: 3 分
    最小: 2 分
    有効

    期間ログがサーバに対して有効か無効かを示します。 有効な場合は、サーバに対して期間ログが収集されます。

    注: スケジュールされた終了日の前に期間ログを停止するには、[有効]ステータスを[いいえ]に変更します。

    レコード ステータス

    期間ログ設定がアクティブであるか、非アクティブであるかを示します。

    スケジュール開始日

    ログ データを収集する開始日を指定します。 開始日を入力しない場合は、設定がアクティブで有効になるまで、またはスケジュールされた終了日まで、期間ログが直ちに開始されます。

    スケジュール終了日

    ログ データを収集する終了日を指定します。 終了日を入力しない場合は、設定がアクティブで有効になるまで、期間ログが引き続き実行されます。

  5. サーバから収集する適切なログ オプションを選択します。

    たとえば、CPU 使用率データのログを収集する場合は、[CPU 使用率]を選択します。

    重要業績評価指標(CPU)で使用

    Windows 上で pslist -x を、または UNIX 上で「ps」を実行することによって、サーバの CPU 使用率の統計を収集します。 設定タイプに応じて、以下のサーバで診断データを収集できます。

    • 標準: プライマリ サーバ。
    • 高可用性: すべてのサーバ。
    メモリ使用量

    Windows 上で pslist -m を、または UNIX 上で「ps」を実行することによって、サーバのメモリ使用量データを収集します。 設定タイプに応じて、以下のサーバで診断データを収集できます。

    • 標準: プライマリ サーバ。
    • 高可用性: すべてのサーバ。
    ネットワークのステータス

    オペレーティング システムから netstat /b または /a を実行することによって、すべてのアクティブな接続およびネットワークの統計の情報を収集します。 設定タイプに応じて、以下のサーバで診断データを収集できます。

    • 標準: プライマリ サーバ。
    • 高可用性: すべてのサーバ。
    タスク リスト

    サーバ上で実行されているすべてのタスクのアプリケーションとサービスの情報を収集します。 設定タイプに応じて、以下のサーバで診断データを収集できます。

    • 標準: プライマリ サーバ。
    • 高可用性: すべてのサーバ。
    Web セッション数

    pdm_webstat コマンドを実行することによって、Web エンジン プロセスの CA SDM セッションおよびユーザ統計を収集します。 任意の CA SDM サーバのデータを収集できます。

    サーバ ステータス

    pdm_status コマンドを実行することによって、サーバ上のすべての CA SDM デーモンまたはプロセスに関する情報を収集します。 任意の CA SDM サーバのデータを収集できます。

    DB レポート

    db_report コマンドを実行することによって、データベース レコード タイプの情報を収集します。 任意の CA SDM サーバのデータを収集できます。

    仮想 DB の情報

    pdm_vdbinfo コマンドを実行することによって、キューに配置済みのデータベース リクエストに関連した情報を収集します。 任意の CA SDM サーバのデータを収集できます。

    サーバ接続の一覧表示

    pdm_listconn コマンドを実行することによって、サーバのアクティブな接続に関する情報を収集します。 任意の CA SDM サーバのデータを収集できます。

    Slump プロセスの一覧表示

    slstat コマンドを実行することによって、Slump 接続およびプロセスに関する情報を収集します。 任意の CA SDM サーバのデータを収集できます。

  6. [保存]をクリックします。

    サーバで期間ログが設定されます。

  7. (オプション)さらに期間ログ設定を作成するには、手順 1 ~ 5 を繰り返します。
  8. $NX_ROOT¥log ディレクトリに移動して、生成されたログ ファイルを表示します。 選択する期間ログ オプションに応じて、以下の出力ファイルが生成されます。