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スキーマの変更のテスト

物理的なデータベースを変更する前に、スキーマを使用することで、スキーマ変更のテスト、Webフォームの作成、更新、表示を実行できます。 テスト モードでスキーマの変更をテストすると、これらの変更はオブジェクト エンジンに定義されますが、データベースに物理的に保存されません。 スキーマの変更をテスト モードでテストすると、ほかのユーザに影響が及ぶ可能性があります。そのため、このオプションを使用できるのは、WSP にオブジェクト エンジンと Web エンジンを提供する wsp_domsrvr オプションと wsp_webengine オプションの両方がインストールされている場合のみです。

スキーマの変更をテスト モードでテストするには、スキーマ デザイナで[ファイル]メニューから[保存してテスト モードに設定]を選択します。 これにより、変更がデータベースに保存され、オブジェクト エンジンへの変更を定義するファイルがサーバ上に作成されます。 このファイルの名前はwsptest.modsで、CA SDMインストール ディレクトリのsite/mods/majicサブディレクトリに保存されます。

wsptest.modsファイルが作成されると、オブジェクト エンジンがリサイクルされ、新しい変更が使用されるようになります。 この処理は、スキーマの複雑さに応じて、数秒から数分かかります。 オブジェクト エンジンがリサイクルされている間は、ダイアログ ボックスが表示されます。リサイクルが完了して、WSP 自体の内部ストレージが更新後のオブジェクト エンジンと同期すると、このダイアログ ボックスが更新されます。 この処理が完了すると、スキーマがテスト モードに設定されたことを示すメッセージが表示されます。 このメッセージ ボックスで[OK]をクリックすると、新規スキーマを使用できるようになります。また、この新規スキーマを使用するWebフォームの作成や変更もできます。

wsptest.modsファイルが影響するのは、wsp_domsrvrオプションで指定されたオブジェクト エンジンのみです。 同じサーバ上の他のオブジェクト エンジンはこのファイルを処理せず、このファイルが他のサーバに配布されることはありません。 また、テスト モードの新規テーブルと列は、ローカル オブジェクトとしてオブジェクト エンジンに定義されます。 つまり、これらのテーブルと列はオブジェクト エンジンで認識されており、Webフォームで使用できます。 ただしデータベース内には存在しないため、他のユーザには影響しません。 CA SDM の標準ユーザは WSP オブジェクト エンジンを使用しないため、テストしているスキーマ変更の影響を受けません。