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リクエスト SLA の処理方法

リクエスト SLA は、CA Service Catalog によって指定された固定ルールと、指定した[リクエスト SLA アラートの最大遅延]の設定の両方に基づいて処理されます。

固定ルール

リクエスト SLA は、CA Service Catalog によって指定された以下の固定ルールに基づいて処理されます。

リクエスト SLA プロセッサ

リクエスト SLA プロセッサは、カタログ コンポーネント の一部として以下の機能を実行します。

リクエスト SLA アラートの最大遅延

リクエスト SLA プロセッサは、以下の場合に処理される SLA インスタンスをチェックします。

カタログ コンポーネント クラスタ環境では、クラスタ化されたコンピュータに問題が生じると、問題の発生したコンピュータが復旧されるまで、またはクラスタ内の他のコンピュータが問題のあるコンピュータの仕事を引き継ぐまで、SLA アラート メッセージを含むイベント通知が遅れる場合があります。 したがって、SLA 警告および違反メッセージも時間どおりに発行されない可能性があります。

カタログ コンポーネント クラスタ内のコンピュータに問題が生じた場合に発生する可能性がある SLA 処理時間の遅延を最小化するため、ニーズに合わせて[リクエスト SLA アラートの最大遅延]を設定できます。 設定した値が小さいほど、リクエスト SLA プロセッサが警告と違反の時間について SLA クロックをチェックする頻度が多くなります。 したがって、SLA 警告および違反について迅速に通知するには、1 時間などの小さい値を設定します。 そうでなければ、1 日など、より長い期間を設定し、SLA 警告または違反について後で(たとえば、問題のあるクラスタ内コンピュータが復旧してから)通知されるようにします。

[リクエスト SLA アラートの最大遅延]を設定すると、クラスタ内で SLA クロックを開始したコンピュータが、警告または違反の期間より長く使用不可になった場合に、SLA 処理における遅延を減少させることができます。 そのような場合、以下のイベントのいずれかが発生するとすぐに、他のアクティブなクラスタ コンピュータが、問題のあるコンピュータから SLA 処理を引き継ぎます。