前のトピック: SNMPv1 トラップの形式


用語集

Application Insight Module、AIM

SystemEDGE エージェントには、初期化時にオプションの Application Insight Module (AIM)をロードできるプラグイン アーキテクチャが備わっています。 AIM は SystemEDGE エージェントの機能拡張です。 たとえば、vCenter AIM により、SystemEDGE は VMware vCenter Server を介して vSphere 環境を管理できます。

AutoShell

AutoShell を使用すると、複雑な反復タスクや管理タスクを自動化できる、コマンド ラインとスクリプトの環境が得られます。 AutoShell は、プログラミング言語ではなく、スクリプト言語とコマンド ライン シェルを組み合わせたものです。

AutoShell は、標準化されたスクリプト言語 ECMA-Script (JavaScript)をベースにしています。 JavaScript は一般に Web ページで使用されるスクリプト言語として知られていますが、必ずしもブラウザで実行される必要はありません。 このスタンドアロンのスクリプト言語を使用して、オブジェクト指向、XML、および正規表現処理に対するサポートを実装できます。 AutoShell では、Mozilla Spidermonkey JavaScript インタープリタの事前定義済みバージョンを使用します。これにより、Mozilla Firefox Web ブラウザにも JavaScript 機能が提供されます。

Autoshell Loadable Module、ALM

Autoshell Loadable Module (ALM)は AutoShell コアの拡張です。 インストール時に選択された CA Server Automation のコンポーネントに応じて、必要な ALM が自動的にインストールされます。 たとえば、ALM により、LPAR、Solaris ゾーン、vCenter Server などのプラットフォームを AutoShell を通じて管理できます。

Cisco Nexus 1000V スイッチ

Cisco Nexus 1000V スイッチは、VMware vSphere 環境で実行できる分散仮想スイッチです。 Cisco Nexus 1000V スイッチは、仮想イーサネット モジュール(VEM)および仮想スーパーバイザ モジュール(VSM)から構成されます。 VEM は、Cisco Nexus 1000V スイッチに関連付けられた各 ESX ホストまたは ESXi ホスト上で、VMware vSwitch に置き換わるもので、ハイパーバイザ カーネル内のモジュールとして実行されます。 VSM は、複数の VEM を 1 つの論理スイッチとして制御し、ESX ホストまたは ESXi ホスト上の VM 内で実行されます。 詳細については、http://www.cisco.com/go/1000vdocs で Cisco Nexus 1000V スイッチのドキュメントを参照してください。

CA Server Automation VM プロビジョニングでは、VMware vNetwork Distributed Switch および Cisco Nexus 1000V スイッチをサポートしています。

Cisco Unified Computing System (UCS)

Cisco Unified Computing System (UCS)は、データ センター ハードウェアと仮想化サービスを提供します。

cmdlet

cmdlet はコマンドの一種ですが、行の先頭が余白以外の文字で始まる必要があります。 この制限のため、スタンドアロンでしか使用できず、より幅広く使用される JavaScript 式には含めることができません。 特に、rvalue (代入演算子の右端のオペランド)として使用することはできません。

? は、AutoShell cmdlet の一例です。

cpu キャップ

cpu キャップは、ゾーン用の CPU リソースの量を制限します。

CPU 共有(VMware)

共有は自然数として指定され、各仮想マシン間の相対値を示します。

共有の指定は、階層で同じ親を持つ仮想マシン、vApp、またはリソース プールに関してのみ意味をなします。 仮想マシンに共有を割り当てるときには、オンになっている他の仮想マシンに相対する、その仮想マシンの優先度を常に指定します。

たとえば、競合が発生すると、2000 の共有を持つ仮想マシンには、1000 の共有を持つ仮想マシンよりも多くの CPU 時間が割り当てられます。 共有は他の共有に相対して設定されます。このため、共有の値ではなく相対的な大きさが意味を持ちます。 1000、2000、3000 の共有の値を持つ 3 台の仮想マシンは、1、2、3 の共有の値を持つ 3 台の仮想マシンと同じように動作します。 任意の数スキーム(1、2、3 や 1000、2000、3000 など)を使用できます。

Dell EqualLogic

Dell EqualLogic は、仮想サーバ用の仮想ストレージを使用するための、仮想化された iSCSI SAN ソリューションで構成されます。

dvPort グループ(VMware)

各 VMware vNetwork Distributed Switch には、1 つ以上の dvPort グループが割り当てられています。 dvPort グループは、共通の設定で複数のポートをグループ化し、ラベル付きネットワークに接続する VM に安定したポイントを提供します。 一意のネットワーク ラベルによって、各 dvPort グループが識別されます。 ネットワーク ラベルは現在のデータセンターで一意です。

dvPort グループによって、vNetwork Distributed Switch の各メンバ ポート用にポート設定オプションが指定されます。 また、dvPort グループによって、ネットワークへの接続方法が定義されます。

dvUplink ポート(VMware)

分散仮想アップリンク(dvUplinks)は、ESX ホストの物理 NIC (vmnics)の抽象化レベルを提供します。 各物理 NIC は 1 つの dvUplink にマップされます。 VMware vNetwork Distributed Switch に関連付けられた各ホストでは、各物理 NIC (アップリンク)が 1 つのアップリンク ポートを介して vNetwork Distributed Switch に割り当てられます。

Elastic Service Controller (ESC)

Elastic Service Controller (ESC)は、仮想リソース、コンピューティング、ストレージ、および他のサービスの集中管理を提供する Huawei コントローラです。

ESX/ESXi ホスト(VMware)

ESX または ESXi ホストは、ESX または ESXi サーバ仮想化ソフトウェアを使用して仮想マシンを実行する物理コンピュータです。 ホストによって、仮想マシンが使用する CPU とメモリのリソースが提供され、仮想マシンはストレージとネットワーク接続へのアクセスが可能になります。

funclet

funclet は、オプションの句、文字列化などが含まれた構文のような、冗長なコマンドを管理します。 funclet は、通常、cmdlet のように、1 行内に単独で使用されます。 funclet は、より広範囲な式の一部として処理できる値を返すことができます。

Huawei SingleCLOUD

Huawei SingleCLOUD はクラウド コンピューティング データ センター用のクラウド サービス ソリューションです。

Hyper-V

Hyper-V は、Windows Server 2008 R2 用の Microsoft ハイパーバイザベースのサーバ仮想化テクノロジです。 複数の独立した仮想マシン(VM)が 1 台の物理サーバ上で実行され、Windows や Linux などの複数の異なるオペレーティング システムを実行できます。

I18n (国際化)

I18N (国際化)とは、ソフトウェア製品で複数の言語、時間と日付の形式、数字の書式(小数点の記号や桁区切り)などの表記規則を扱えるように、製品に改良を加えることです。 CA Server Automation では UTF-8 エンコーディングを使用して、入力データと出力データで言語固有の文字を表示します(ドイツ語の ü (ウムラウト)、フランス語の è (アクサングラーブ)、日本語文字など)。

IBM High Availability Cluster Multiprocessing (HACMP)

IBM High Availability Cluster Multiprocessing (HACMP)は、IBM System p プラットフォームの AIX UNIX および Linux 上に高可用性クラスタを構築するためのソリューションです。

Integrated Virtualization Manager(IVM、LPAR)

Integrated Virtualization Manager (IVM)は仮想 I/O サーバ(VIOS)の機能拡張で、単一の POWER システムを管理できます。 IVM では、LPAR を作成し管理できます。 IVM では、VIOS 機能の管理を可能にし、Web ベースユーザ インターフェースを提供します。

internet Small Computer Systems Interface、iSCSI

iSCSI は、イントラネット上のデータ転送を円滑化し、長距離にまたがるストレージを管理するのに使用されます。 iSCSI は SCSI コマンドを IP パケット内にカプセル化します。この IP パケットが他の IP パケットと同様にネットワーク上でルーティングされます。 IP パケットがデスティネーションに到達すると、iSCSI デバイスはパケットのカプセル化を解除し、SCSI コマンドを解釈します。

L10n (ローカライゼーション)

L10N (ローカライゼーション)とは、すでに国際化されているソフトウェアに対して特定の言語を実装することです。

MIB オブジェクト、MIB 属性

MIB オブジェクトは、1 つ以上のリソース オブジェクトまたはデータ項目を表す MIB に定義されたエンティティです。 MIB オブジェクトにはグループ、テーブルおよび個別の属性が含まれます。また、それらは管理情報の構造(SMI)に従って定義される必要があります。

Multiple Shared-Processor Pools (MSPP)

Multiple Shared-Processor Pools (MSPP)は、Power6 以降のサーバでサポートされている機能です。 この機能により、複数のプロセッサ プールの作成が可能になり、CPU リソースの割り当てがより柔軟になります。

NetApp ファイラ

NetApp ファイラは、ディスク ストレージ デバイスで、ファイルシステムを所有および制御します。また、ネットワーク経由でファイルとディレクトリをホストに表示します。

Network Installation Manager(NIM)(LPAR)

Network Installation Manager (NIM)は、LPAR および個々のサーバで AIX イメージをインストール、保守するための集中管理ポイントです。 NIM によって、そのようなインスタンスのインストールも容易になります。インストール元が、同じマスタ イメージ、異なるイメージ、インストール メディア、または該当インスタンスの以前の mksysb であれ、すべて同じです。 インスタンスは、それ自体が LPAR であるか、物理サーバ上にあるかに関係なく、OS イメージを参照します。

onTap

onTap フレームワークは、無償提供されているサービス指向の Web アプリケーション フレームワークです。

Open Virtualization Format (OVF)

Open Virtualization Format (OVF)は、多層アプリケーションのすべてのコンポーネントと、アプリケーションに関連付けられた運用ポリシーおよびサービス レベルを規定し、カプセル化するための標準です。

P12 ファイル

P12 ファイルは、秘密鍵をその証明書と共に格納するアーカイブ ファイルです。 P12 ファイルは、Huawei GalaX 環境で使用されます。

POWER プロセッサ(LPAR)

RISC ベースの POWER プロセッサは、IBM サーバ、ミニコンピュータ、ワークステーション、およびスーパー コンピュータの多くで CPU として採用されています。

SNMPv3

SNMPv3 は以下の 3 つの通信のレベルがあるプロトコルです。

noAuthNoPriv: メッセージにユーザ名が伴うという点で SNMPv1 と SNMPv2 をミラーリングします。送信者と受信者の間に一貫性がある必要があります。

AuthNoPriv: 一貫したユーザ名およびパスワードを使用します。

AuthPriv: メッセージの本体を暗号化するユーザ名、パスワードおよび暗号化キーを使用します。

UCS

「Cisco Unified Computing System (UCS)」を参照してください。

UCS マネージャ

UCS ハードウェア(スイッチ、 シャーシ、およびブレード)を管理するソフトウェア モジュール

vApp(VMware)

vApp は、VM の集合を 1 つの単位として扱う特殊なリソース プールです。 vApp は Open Virtualization Format を使用します。 Open Virtualization Format (OVF)は、多層アプリケーションのすべてのコンポーネントと、アプリケーションに関連付けられた運用ポリシーおよびサービス レベルを規定し、カプセル化するための標準です。 CA Server Automation は vApp 上で操作を実行できます。 vApp 上での操作は vApp 内のすべての VM にプロパゲートされます。

vCenter Server (VMware)

VMware vCenter Server は、仮想 vSphere 環境の設定、プロビジョニング、および管理を集中管理する場所を提供します。 vCenter Server は、Microsoft Windows サーバおよび Linux サーバ上でサービスとして実行されます。

vCenter Server エージェント(VMware)

VMware vCenter Server エージェントは、ESX サーバを vCenter Server と接続します。

vCenter Server データベース(VMware)

VMware vCenter Server データベースには、VirtualCenter によって管理される物理サーバ、リソース プール、データセンター、および仮想マシンに関する永続的な情報が格納されます。

vCloud Director (VMware)

VMware vCloud Director では、仮想インフラストラクチャ リソースを仮想データセンターへプールして、ユーザにそれらを公開することにより、安全なマルチテナント クラウドを構築できます。

vCloud Director のリソースは、仮想マシンを実行するための CPU、メモリ、ストレージ、vNetwork 分散スイッチなどの vSphere リソースの基盤によって異なります。 これらの基盤となる vSphere リソースを使用して、vCloud で仮想マシンと vApp を作成できます。

vCloud 組織(VMware)

vCloud 組織は、ユーザ、グループ、および計算リソースのコレクションを表す管理の 1 単位です。 対応する仮想データセンターは必要な計算リソースを提供します。 ユーザは組織レベルでの認証後、仮想マシンまたは vApp を作成、使用、管理できます。

Virtual Private Cloud (VPC)

Virtual Private Cloud (VPC)は、複数の仮想マシンおよび関連する仮想ディスクを備えた Huawei SingleCLOUD ユーザのためのプライベート ローカル ネットワークです。

vNetwork Distributed Switch、vDS (VMware)

VMware vNetwork Distributed Switch は、ホストからデータセンター レベルに仮想スイッチの設定を抽象化します。 vNetwork Distributed Switch は、そのスイッチに関連付けられているデータセンター内のすべてのホストにおいて、単一の仮想スイッチとして動作します。 vNetwork Distributed Switch は、分散ポート グループから構成されます。これは、標準的なスイッチ上のポート グループと同様に設定されていますが、複数のホストにわたっています。 これらのプロパティは複数のホスト間でマイグレートされるため、仮想マシンで一貫したネットワーク設定を維持できます。

各 vNetwork Distributed Switch は、vNetwork Standard Switch と同様、VM が使用できるネットワーク ハブです。 vNetwork Distributed Switch は、VM 間のトラフィックを内部的に転送したり、物理 NIC (アップリンク アダプタ)に接続することで外部ネットワークにリンクしたりすることができます。 詳細については、http://pubs.vmware.com で vNetwork Distributed Switch のドキュメントを参照してください。

CA Server Automation VM プロビジョニングでは、VMware vNetwork 分散スイッチおよび Cisco Nexus 1000V スイッチがサポートされます。 vNetwork パネル、AutoShell、または CLI コマンドを介して分散仮想スイッチを管理できます。

vNetwork Standard Switch、vSwitch (VMware)

CA Server Automation では、抽象化されたネットワーク デバイスである Standard vSwitch のポリシーとプロパティを管理します。 VMware vNetwork Standard Switch (vSwitch)は、単一のホスト、およびそのホスト上の仮想マシンで動作し、標準スイッチに接続させることができます。

vSwitch で、VM 間のトラフィックを内部的にルーティングして、外部ネットワークにリンクできます。 vSwitch では、複数のネットワーク アダプタの帯域幅を組み合わせて、通信トラフィックを分散します。 vSwitch は物理 NIC フェールオーバを処理することができます。

XenCenter (XenServer)

XenCenter は XenServer 環境を管理する Windows クライアント アプリケーションです。 ネットワークを介して XenServer ホストに接続できるリモート Windows コンピュータにインストールする必要がありますが、XenServer ホストと同じシステム上で実行することはできません。

XenMotion (XenServer)

XenMotion は、リソース プール内の VM のライブ マイグレーションの機能を提供します。

XenServer ホスト(XenServer)

XenServer ホスト オブジェクトは、XenServer とその VM が実行される物理ホストを表します。 XenServer ホストはスタンドアロン ホストとすることも、XenServer プールと関連付けることもできます。

仮想 I/O サーバ、VIOS (LPAR)

仮想 I/O サーバ(VIOS)は、すべての物理 I/O リソースを所有するように設定された特別な論理パーティションで、その仮想化機能をほかの LPAR に提供します。 LPAR は、仮想 I/O サーバを介して仮想デバイスとしてディスク、ネットワーク、および光学デバイスにアクセスします。 仮想化された入出力デバイスを備えた各 PowerVM システムには、1 つ以上の仮想 I/O サーバがあります。

仮想 NIC (VMware)

仮想 NIC は、仮想マシンの仮想イーサネット アダプタです。 ゲスト オペレーティング システムは、仮想イーサネット アダプタが物理イーサネット アダプタであるかのように、デバイス ドライバを介して仮想イーサネット アダプタと通信します。 仮想イーサネット アダプタは固有の MAC アドレスと 1 つ以上の IP アドレスを持ち、物理 NIC のように標準的なイーサネット プロトコルに応答します。

仮想スイッチ(VMware)

仮想スイッチは、物理スイッチと同じように動作します。 各 ESX サーバには、ポート グループを通じて仮想マシンに接続する固有の仮想スイッチがあります。 これらの仮想スイッチには、ESX サーバの物理イーサネット アダプタへのアップリンク接続もあります。 仮想マシンは、仮想スイッチ アップリンクに接続された物理イーサネット アダプタを通じて外界と通信します。

仮想ディスク(VMware)

仮想ディスクは、仮想ゲスト オペレーティング システム内のディスク ドライブを定義します。 仮想ディスクは、ローカル ホストまたはリモート ファイル システム上にある特定のファイルまたはファイルのセットです。 これは、オペレーティング システム内の物理ディスク ドライブと同じように動作します。

仮想ディスク イメージ、VDI (XenServer)

仮想ディスク イメージ(VDI)は、VM に提供される仮想ディスクのディスク上の表現です。 VDI は XenServer 内の仮想化されたストレージの基本単位です。

仮想データセンター、vDC (VMware)

仮想データセンター(vDC)は、vCloud 組織に仮想計算リソースを提供します。 仮想システムのプロビジョニング、実行、および仮想データセンターへの格納を行えます。 vCloud 組織は複数の仮想データセンターを持つことができます。

仮想ネットワーク インターフェース、VIF (XenServer)

仮想ネットワーク インターフェース(VIF)オブジェクトは、VM とネットワーク オブジェクトの間の接続を表します。 VIF オブジェクトには、名前と説明、グローバルに一意の UUID があり、接続先のネットワークおよび VM を指定します。 VM が起動すると、作成する必要があるネットワーク デバイスを決定するために VIF オブジェクトに対してクエリが実行されます。

仮想ブロック デバイス、VBD (XenServer)

仮想ブロック デバイス(VBD)オブジェクトは、仮想マシン(VM)と仮想ディスク イメージ(VDI)の間の接続を表します。 VM が起動すると、接続するディスク イメージを決定するためにその VBD オブジェクトに対してクエリが実行されます。

仮想マシン、VM (VMware)

仮想マシン(VM)は、物理コンピュータと同じように、オペレーティング システムおよびアプリケーションを実行するソフトウェア ベースのコンピュータです。 物理ホストのリソースが仮想マシンによって、作業負荷に応じて動的に消費されます。 仮想マシンは柔軟性の高いコンピューティング ユニットであるため、展開には、データ センター、クラスタ、クラウド コンピューティング、テスト環境、デスクトップ、ノート PC など、さまざまな環境が含まれます。 一番の強みは、データ センターにあります。仮想マシンはデータセンターでサーバ統合、作業負荷の最適化、およびエネルギー効率の向上のために使用されます。

仮想マシン、VM (XenServer)

仮想マシン(VM)は、ゲスト オペレーティング システムおよびアプリケーションが実行可能な仮想化された x86 環境を指定します。 VM はテンプレートから作成されます。 テンプレートには、特定の VM をインスタンス化するためのさまざまな設定がすべて含まれています。

XenServer には基本テンプレート セットが用意されています。これには、OS ベンダーのインストール CD を起動したり、ネットワーク リポジトリからインストールを実行できる汎用 raw VM や、完全に事前設定された OS インスタンスがあります。 XenServer では、Linux と Windows のゲスト オペレーティング システムをサポートしています。

仮想マシン ハードウェア バージョン 7 (VMware)

仮想マシン ハードウェア バージョン 7 は、VMware 社の仮想ハードウェア生成を指定するもので、vSphere で作成される VM のデフォルトです。 CPU やメモリなどのホット プラグをサポートします。 VM でホット プラグが有効になっている場合、CA Server Automation も CPU とメモリのホット プラグをサポートします。

注: VMware 仮想マシン ハードウェア バージョン 7 の詳細については、VMware 社のドキュメントを参照してください。

仮想ローカル エリア ネットワーク、VLAN (XenServer)

仮想ローカル エリア ネットワーク(VLAN)では、単一の物理ネットワークが複数の論理ネットワークをサポートできます。 XenServer で VLAN を使用するには、ホストの NIC を VLAN トランク ポートに接続する必要があります。

カタログ(VMware)

組織は、vApp テンプレートおよびメディア ファイルを格納するためにカタログを提供します。 組織のメンバは、独自の vApp を作成するためにカタログで vApp テンプレートおよびメディア ファイルを使用できます。

簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP: Simple Network Management Protocol)

簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)はインターネットの標準的な管理プロトコルです。 SNMP 管理アプリケーションおよびエージェントは、get 要求、set 要求、get-next 要求、get レスポンス、およびトラップ PDU を使用して互いと通信します。 MIB は、ネットワークとシステムのリソースおよびアプリケーションの履歴を管理し、それらが交換するデータを定義します。

管理情報ベース(MIB)

管理情報ベース (MIB)はリソースのプロパティを説明するデータ ストアです。 MIB には ASN.1 で書き込まれます。これは管理基準によって指定された言語で、SNMP MIB を定義するために OSI の管理情報の構造(SMI)基準に準拠しています。

共有メモリ(Solaris)

共有メモリは、プロジェクト内で実行されるプロセスで使用可能なメモリの合計量を定義します。

クラスタ

クラスタとは、2 台以上の独立したコンピュータ システムが連携して 1 つのエンティティとして機能するものです。 並列処理、負荷分散、およびフォールト トレランスではクラスタ化を行います。

グローバル ゾーン(Solaris)

グローバル ゾーンは、すべての Solaris システムに含まれているゾーンです。 非グローバル ゾーンがシステムに存在する場合、システムおよびシステムの全体管理のデフォルト ゾーンはグローバル ゾーンになります。

軽量プロセス、LWP (Solaris)

軽量プロセス(LWP)は、Solaris 10 カーネル スレッド モデルに属します。 LWP によって、カーネル スレッドとユーザ スレッドが関連付けられ、ユーザ スレッドの実行コンテキストが形成されます。 Solaris 10 カーネルでは、カーネル サービスとカーネル タスクがカーネル スレッドとして実行されます。 ユーザ スレッドが作成されると、関連付けられた LWP とカーネル スレッドも作成され、ユーザ スレッドにリンクされます。 リソース管理によって、LWP の境界を設定できます。

コンテナ(Solaris)

Solaris コンテナは、アプリケーションの完全なランタイム環境を提供します。 リソース管理と Solaris ゾーンはコンテナの一部です。

サービス プロファイル

Cisco UCS ハードウェアに関する一連の構成情報(インターフェース、ファブリック接続、ネットワークとサーバの ID など)。

シャーシ(UCS)

Cisco UCS スイッチおよびブレードを格納するハードウェア フレーム

上限のある論理パーティション(LPAR)

上限のある論理パーティションは、割り当てられたプロセッサ ユニットを超えるプロセッサ能力を使用できない論理パーティションです。 上限のあるパーティションには最大容量が割り当てられていて、容量が超過しないように、また物理システム全体の動作に影響を与えないようになっています。

ストレージ エリア ネットワーク、SAN

ストレージ エリア ネットワーク(SAN)は、リモート コンピュータ ストレージ デバイスをサーバに接続するためのアーキテクチャです。リモート デバイスがオペレーティング システムにローカルに接続されているように表示されます。

ストレージ リポジトリ、SR (XenServer)

ストレージ リポジトリ(SR)は、仮想ディスク イメージ(VDI)が格納される特定のストレージ ターゲットを表します。 ストレージ ハードウェアへのインターフェースでは、多くの SR タイプで VDI をサポートできます。

正規表現

正規表現とは、照合に使用するテキスト パターンです。 プレーン テキストと特殊文字の組み合わせを含む文字列を使って、必要とされる種類の一致を指定します。

ゾーン(Solaris)

Solaris ゾーンは、Solaris 10 システムでセットアップできる、仮想化されたオペレーティング システム環境を定義します。 ゾーンはオペレーティング システム サービスを仮想化し、隔離され、セキュリティで保護された環境をアプリケーションに提供します。 各 Solaris システムには、システムのデフォルト ゾーンであるグローバル ゾーンが含まれます。 たとえば、グローバル以外のゾーンは、作成、削除、変更、停止、または再起動が可能です。

タイムシェア スケジューラ、TS (Solaris)

タイムシェア スケジューラ(TS)は、すべてのプロセスに対して、利用可能な CPU の均等なアクセスを提供するスケジューラ クラスを指定します。 これによって、優先度に基づいて CPU 時間が割り当てられます。

タスク(Solaris)

タスクは、一定期間における 1 セットの作業を表します。 個々のタスクは 1 つのプロジェクトに関連付けられます。

データストア(VMware)

データストアは、データセンター内の基本要素である物理ストレージ リソースの組み合わせを仮想的に表現したものです。 これらの物理ストレージ リソースとして提供できるのは、サーバ上のローカル ディスクや SAN ディスク アレイなどです。

データセンター(VMware)

データセンターは、ホスト、仮想マシン、リソース プール、またはクラスタのコンテナとして機能します。 仮想設定が特定の部門の要件を満たしていれば、データセンターは、地理的な地域や個別のビジネス機能などの組織構造を表すことができます。 また、データセンターを使用して、テスト用の分離された仮想環境を構築したり、環境を組織したりすることができます。

デュアル HMC (LPAR)

デュアル HMC は、高可用性を提供する冗長なハードウェア管理コンソール(HMC)管理システムです。

テンプレート(XenServer)

テンプレートは、is_a_template パラメータが true に設定されている VM です。 テンプレートには、特定の VM をインスタンス化するためのさまざまな設定がすべて含まれています。 XenServer には基本テンプレート セットが付属しています。これには、OS ベンダーのインストール CD を起動したり、ネットワーク リポジトリからインストールを実行できる汎用 raw VM や、完全に事前設定された OS インスタンスがあります。

XenServer を使用すると、VM を作成し、特定のニーズに合わせて標準的な形式で設定して、将来の展開で使用できるようにテンプレートとしてそのコピーを保存できます。

動的再構成コネクタ インデックス、DRC インデックス(LPAR)

物理システム ユニットの各スロットには、DRC インデックスが割り当てられています。 展開プロセスで LPAR を実際に作成するには、この番号が必要になります。 管理コンソール(HMC)およびシステムは、このインデックスを使用してシステム上の各スロットを一意に識別します。 ユニットに電源を投入するまで、DRC インデックスはスロットに割り当てられません。

トラップ

トラップは、エージェントとリソースのイベントの管理アプリケーションに通知するために、1 つ以上の管理者へ SNMP エージェントが送信できる非請求メッセージです。 SNMP トラップは一般的(SNMP エージェントのすべてのタイプに共通)であるか、または企業に固有(それを送信するエージェントに一意)です。

ネットワーク オブジェクト(XenServer)

各 XenServer ホストには、仮想イーサネット スイッチであるネットワーク オブジェクトが 1 つ以上あります。 ネットワーク オブジェクトには、名前と説明、グローバルに一意の UUID、および接続先の仮想および物理ネットワーク インターフェース(VIF と PIF)のコレクションがあります。 特定のネットワーク オブジェクトに接続されている VM およびホスト オブジェクトは、互いにネットワーク パケットを送信できます。

PIF との関連付けのないネットワークは、内部ネットワークと見なされ、XenServer ホスト上の VM 間の接続のみを提供し、外部との接続はできません。 PIF との関連付けがあるネットワークは、外部ネットワークと見なされ、VIF とネットワークに接続された PIF の間のブリッジを提供します。

ハードウェア管理コンソール、HMC (LPAR)

ハードウェア管理コンソール(HMC)は、IBM PowerVM システム上で管理タスクを実行するために使用する外部アプライアンスです。 HMC は、リソースをパーティションに動的に割り当てるなど、論理パーティションを作成または変更するのに使用できます。 HMC は POWER システムのサーバ ファームウェア層と通信し、大規模 PowerVM 環境での単一制御ポイントを提供します。

非グローバル ゾーン(Solaris)

非グローバル ゾーンは、Solaris オペレーティング システムの単一インスタンスに、仮想化されたオペレーティング システム環境を提供します。 Solaris ゾーン ソフトウェア パーティション テクノロジによって、オペレーティング システム サービスが仮想化されます。

ファイバ チャネル、FC

ファイバ チャネルは、コンピュータ デバイス間でデータを転送するための、標準化されたギガビット速度テクノロジです。 ファイバ チャネルは、コンピュータ サーバを共有ストレージ デバイスに接続したり、ストレージ コントローラとストレージ ドライブを相互接続したりするのに特に適しています。

フェア シェア スケジューラ、FSS (Solaris)

フェア シェア スケジューラ(FSS)は、共有に基づいて CPU 時間を割り当てるスケジューラ クラスを指定します。 共有では、プロジェクトに割り当てられるシステムの CPU リソースの割合が定義されます。

フォールト トレランス、FT (VMware)

VMware vSphere では、高可用性(HA)のために設定されたクラスタに定義された VM 上でフォールト トレランス(FT)を有効にすることができます。 フォールト トレランスは、クラスタ内の別の ESX サーバ上でセカンダリ VM を作成します。 セカンダリ VM は、ワークロードを実行しているプライマリ VM とのロックステップ モードで作動します。 障害が発生した場合は、セカンダリ VM が、すぐに障害発生時点からワークロードの実行を引き継ぎます。 CA Server Automation は、クラスタ内のプライマリおよびセカンダリ VM を検出して管理します。

複数の仮想 I/O サーバ

複数の仮想 I/O サーバを使用すると、クライアント パーティションのダウンタイムのない仮想 I/O サーバ メンテナンスを可能にすることによってアプリケーションの可用性を向上させる機能が提供されます。

物理ネットワーク インターフェース、PIF (XenServer)

物理ネットワーク インターフェース(PIF)オブジェクトは、XenServer ホスト上の物理ネットワーク インターフェースを表します。 PIF オブジェクトには、名前と説明、グローバルに一意の UUID、PIF オブジェクトが表す NIC のパラメータがあり、接続先のネットワークおよびサーバを指定します。 PIF オブジェクトは物理インターフェースおよび VLAN の両方を抽象化します。

物理ブロック デバイス、PBD (XenServer)

物理ブロック デバイス(PBD)オブジェクトは、ホストとストレージ リポジトリ オブジェクトの間の接続を表します。 PBD には、指定されたストレージ ターゲットに接続し、対話するために使用されるデバイス設定フィールドが格納されます。

プラットフォーム管理モジュール(PMM)

プラットフォーム管理モジュール(PMM)は、対応する環境用の接続および運用上のサポートを提供する Web サービスです。 サポートされる環境には、たとえば、VMware vSphere、Microsoft Hyper-V、IBM PowerVM、Solaris ゾーン、Cisco UCS、Microsoft Cluster Service などがあります。 PMM は、これらの環境のサーバとの接続を管理し、環境関連の操作を実行し、対応する AIM からデータを取得し、CA Server Automation 管理データベースに格納します。

ブレード(UCS)

Cisco UCS シャーシに接続されているサーバ

プロジェクト(Solaris)

プロジェクトは、ホストに関連付けられたコンテナを定義します。 プロジェクトは抽象化レイヤの 1 つで、物理システム リソースの収集の構成と管理に役立ちます。

プロジェクトはタスクの集合であり、タスクはプロセスの集合です。 login、cron、newtask、setproject、または su コマンドによって新しいセッションが開かれると、プロジェクト内で新しいタスクが開始されます。 各プロセスは 1 つのタスクのみに属し、各タスクは 1 つのプロジェクトのみに属します。

プロジェクトとタスクは、Solaris 10 オペレーティング システム内の作業負荷を識別するのに使用される基本エンティティです。 プロジェクトは 1 セットのユーザおよび 1 セットのグループに関連付けられます。 ユーザとグループは、自身がメンバであるプロジェクトのコンテキストでプロセスを実行でき、複数のプロジェクトのメンバになることもできます。 プロジェクトは、リソースの使用を制限できる基本エンティティです。 タスクは、プロセスが関連付けられるエンティティで、プロジェクトは 1 セットのタスクに関連付けられます。

プロセッサ セット、pset (Solaris)

プロセッサ セットは、CPU の非結合グループを定義します。 各プロセッサ セットに、ゼロ個以上のプロセッサを含めることができます。 プロセッサ セットは、リソース プール設定内のリソース要素の 1 つです。

プロセッサ プール(LPAR)

プロセッサ プールは異なる論理パーティション間で共有することができる物理プロセッサのセットです。

ポーリング間隔

ポーリング間隔とは、リソース グループに対して連続的に行うポーリングの間隔時間です。

ホスト バス アダプタ、HBA

ホスト バス アダプタ(HBA)は、ストレージ エリア ネットワーク(SAN)にホストを接続するインターフェース カードです。

ポリシーベースの設定

ポリシーベースの設定を使用すると、1 回の操作で、管理対象のマシンのセットに展開できるエージェント設定ポリシーを作成できます。

文字列化

文字列化とは、一連の文字を取得して、適切な JavaScript リテラル文字列に変換することを指します。

ユニバーサル一意識別子、UUID

ユニバーサル一意識別子(UUID)は、情報を一意に識別するために分散システムで使用される ID 標準です。 情報が単一のデータベースに格納されている場合、UUID で情報にラベル付けすると、ID の競合が制限されます。

リソース管理(Solaris)

Solaris ゾーンのリソース管理は、作業負荷に対して特定リソースの消費に制限を定義することで、直接セットアップすることができます。 作業負荷は、アプリケーションまたはアプリケーションのグループのすべてのプロセスを集約したものです。

リソース管理は、zonecfg (1M)に記述された zonecfg コマンドによって、/etc/project ファイルまたはゾーンの設定に格納されます。

リソース プール(Solaris)

リソース プールは、システム リソースをパーティション分割するための設定メカニズムを定義します。 リソース プールとは、パーティション分割できるリソース グループ間の関連付けです。

リソース プール(VMware)

リソース プールは、単一ホストまたはクラスタの物理的なコンピューティング リソースとメモリ リソースのパーティションを定義します。 任意のリソース プールを小さくパーティション分割することで、特定のグループや特定の目的のためにリソースを分割して割り当てることができます。 また、リソース プールを階層的に構成して、ネストすることもできます。

リソース プール、オーバーコミット(XenServer)

リソース プールは、複数の XenServer ホスト インストールで構成され、VM をホストできる単一の管理対象エンティティにバインドされます。 リソース プールを共有ストレージと組み合わせると、VM を十分なメモリを備えた XenServer ホスト上で起動し、XenServer ホスト間で動的に移動できます(XenMotion)。

リソース プール内で現在実行されている VM が、ユーザ定義の障害回数後にほかのホスト上で再起動できない場合、リソース プールはオーバーコミット状態です。 XenServer は、リソース プール内の複数のホストに任意の時点で障害が発生した場合に対処するためのフェールオーバ プランを動的に保持します。 高可用性(HA)設定の一部として定義されている値を許容するホストの障害により、サービスを中断せずに許容される障害の回数が決まります。 プランを利用できない場合、プールはオーバーコミットされていると見なされます。 プランは、VM のライフサイクル操作および移動に基づいて動的に再計算されます。

リソース プール マスタ(XenServer)

リソース プールには、リソース プール マスタと呼ばれる物理ノードが少なくとも 1 つあります。 既存のプールに参加するほかの物理ノードは、メンバと表されます。 マスタ ノードのみが、XenCenter と CLI によって使用される管理インターフェースを提供します。 必要に応じて、マスタは、個々のメンバにプール外からコマンドまたはリクエストを転送します。

論理パーティション、LPAR

論理パーティション(LPAR)は、独立したシステムとして仮想化される、ハードウェア リソースのサブセットです。 物理システムは複数の LPAR に分割でき、それぞれの LPAR が個別のオペレーティング システムとアプリケーションを提供します。 論理パーティションの数は、システムのハードウェア構成によって異なります。 LPAR は通常、データベースや Web サーバなどの異なる環境で使用されます。 LPAR は、ネットワーク内で独立したシステムとして通信を行います。

論理メモリ ブロック、LMB (LPAR)

論理メモリ ブロック(LMB)は、LPAR に割り当てられる物理メモリと論理メモリの粒度を指定します(256 MB など)。

ワールド ワイド番号(WWN)

ストレージ技術における一意の識別子を定義します。 WWN は、デバイスを識別するワールド ワイド ノード名(WWNN)、または個別のポートを識別するワールド ワイド ポート名(WWPN)として使用できます。 WWPN は、Ethernet プロトコルの MAC アドレスと同等の機能を実行します。

割り当てプール容量(LPAR)

共有プロセッサ プールの割り当てプール容量は、プロセッサ プールのパーティション グループが使用できる保証プロセッサ容量を定義します。