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svcwatch add ftp コマンド -- FTP テストを追加する

svcwatch add ftp コマンドは、指定されたホストの SRM に FTP テストを追加します。

このコマンドの形式は、以下のとおりです。

svcwatch [options] -o add index descr ftp destination 
username password args interval samples timeout winsiz tos 
limit flags name class contextInfo logLevel

add コマンドは次のパラメータを使用します。

オプション

このコマンドで使用できるオプションを指定します。

-h hostname | -h ipAddr

(オプション) SystemEDGE ホストを指定します。

デフォルト: localhost

-p port

(オプション) SystemEDGE SNMP ポートを指定します。

デフォルト: 161

-c community

(オプション) SNMP バージョン 1 および 2c の SNMP コミュニティ文字列を指定します。

デフォルト: public

-v snmpVersion

(オプション)SNMP バージョンを指定します。 設定可能な値は以下のとおりです。

  • 1
  • 2c
  • 3

    デフォルト: 1

-u secName

(オプション)SNMPv3 セキュア ユーザの名前を指定します。

-u secLevel

(オプション)SNMPv3 のセキュリティ レベルを指定します。 設定可能な値は以下のとおりです。

  • 1 - noAuthNoPriv
  • 2 - AuthNoPriv
  • 3 - AuthPriv
-n contextName

(オプション)MIBMuxed エージェントのインスタンス名を指定します。

-a authPassword

(オプション)SNMPv3 のセキュリティに AuthNoPriv または AuthPriv が選択された場合に必要な認証パスワードを識別します。

-A authProtocol

(オプション)認証プロトコルを指定します。 設定可能な値は以下のとおりです。

  • MD5 - 認証プロトコル HMAC-MD5
  • SHA - 認証プロトコル HMAC-SHA

    デフォルト: MD5

-x privPassword

(オプション)SNMPv3 のセキュリティ レベルが 3 (AuthPriv)である場合のプライバシー(暗号化)パスワードを指定します。

-X encryptProtocol

(オプション)プライバシーに使用する暗号化プロトコルを指定します。 設定可能な値は以下のとおりです。

  • DES - データ暗号化標準
  • AES - 128 ビットの暗号化キーを使用した高度暗号化標準(AES128)
  • 3DES - トリプル データ暗号化標準
-m FIPSmode

(オプション)FIPS モードを指定します。 設定可能な値は以下のとおりです。

  • 0 - 非 FIPS
  • 1 - FIPS 共存
  • 2 - FIPS のみ

    デフォルト: 0

-t timeout

(オプション) SNMP コマンド タイムアウトを指定します。

デフォルト: 10 秒

-d logLevel

(オプション) SNMP メッセージのログ レベルを指定します。 設定可能な値は以下のとおりです。

  • 0 - 致命的なメッセージを記録する
  • 1 - 重大なメッセージを記録する
  • 2 - 警告メッセージを記録する
  • 3 - 情報メッセージを記録する
  • 4 - すべてのメッセージを記録する
  • 5 - デバッグ メッセージを含むすべてのメッセージを記録する

    デフォルト: 0

-f logFile

(オプション)ログファイルの名前を指定します。

デフォルト: sysedge_utility.log

-L

(オプション)コンソールの現在のロケールと、利用可能な場合は言語カタログを検出します。 言語カタログが見つからない場合は、デフォルト言語の英語が使用されます。

-o add testparams

SRM に新しいテストを追加します。

testparams

新しいテストのパラメータを指定します。

index

svcRspTable のインデックスを指定します。

descr

テストの説明を引用符で囲んで指定します。 引用符内に空文字列 "" を使用すると、説明を指定しません。

ftp

FTP サービス タイプを指定します。

destination

テスト用の FTP サーバを指定します。

username

認証用のユーザ名を引用符で囲んで指定します。 引用符内に空文字列 "" を使用すると、ユーザ名を指定しません。

password

認証用のパスワードを引用符で囲んで指定します。 引用符内に空文字列 "" を使用すると、パスワードを指定しません。

args

サービス引数を指定します。 引数はそれぞれキーワードと値のペア(キー=値)にします。 複数の引数はアンパサンド(&)で連結して区切ります。 引数の文字列全体を引用符で囲みます。

引数用の一般的な構文: "key1=value1[&key2=value2& ...]"

op=g (get) - ログインして指定されたファイルを読み取り(書き込み操作は行いません)、その後にログアウトします。

op=p (put) - ログインして指定されたファイルを FTP サーバに書き込み、その後にログアウトします。 リモート ディレクトリに書き込み権限がない場合、テストは失敗します。

op=login - 指定されたユーザ名とパスワードを使用してログインし、その後にログアウトします。

remote=path - 読み取るファイルのパスを指定します。

local=path - FTP サーバに書き込むファイルの名前を指定します。

注: 各サービス タイプの特定の引数の詳細については、「テストのキーワード」を参照してください。

interval

テスト間隔を秒数で指定します。

制限: 30 秒の倍数

samples

間隔ごとのサンプルを指定します。

timeout

タイムアウトを秒数で指定します。

winsiz

統計ウィンドウ サイズを秒数で指定します。

tos

IP Type of Service または Differentiated Services Code を指定します。 通常のサービスには 0 (ゼロ)を使用します。 RFC 1349 も参照してください。

limit

このテストの合計レスポンス時間に対して許容されるパフォーマンスの限度(しきい値)を指定します。 この値はレポートで使用されます。

flags

以下のフラグを指定します。

0x001 = パフォーマンス キューブの収集

0x100 = 要求時にのみ実行(一度のみ実行)

name

サービス タイプごとに一意の名前を指定します。 引用符 "" 内の文字列を空にすると、テスト名は指定されません。

class

クラス名を指定します。 引用符 "" 内の文字列を空にすると、クラス名は指定されません。

contextInfo

コンテキスト情報を指定します。 引用符 "" 内の文字列を空にすると、コンテキスト情報は指定されません。

logLevel

テスト実行コードのログ レベルを指定します。 設定可能な値は以下のとおりです。

-2 = SRM グローバル ログ レベルを使用(デフォルト)

-1 = 記録しない

0 = 致命的なエラー(最も重要なメッセージのみ)

1 = 重大なエラー

...

7 = デバッグ 3 (すべてのメッセージを記録)

FTP テストを追加します。

svcwatch -h localhost -p 161 -c topsecret -o add 1360745 "FTP-TEST"
ftp "ftpstage.mydomain.com:21" "ftpuser" "ftp123" "op=login" 3600 1
10 604800 0 0 0x100 "FTP-TEST" "" "" 1

関連項目

テストのキーワード