前のトピック: アーキテクチャ次のトピック: ファイルの暗号化


テスト テーブル情報

SRM の便利な状態管理では、特定のメトリックをモニタし、関連付けられているモニタの重大度を指定する機能が必要です。

SRM テスト テーブルには以下の情報が格納されます。

テスト インスタンス名

(オプション)テストのテスト インスタンス名を指定します。 この名前は、状態マネージャ オブジェクト情報と、パフォーマンス データ収集用のリソース インスタンス情報に使用されます。また、テストの主キーとなるランダム整数インデックスの代わりの値として使用されます(配布されるテンプレートに応じて変わります)。 NULL 以外のテスト名であることが最適ですが、ファイルベースの設定で設定ファイルのバージョンが 3.0 以上の場合のみ必須となります。 SRM はレガシー サポートを維持します。

注: この値は、テストの作成中にのみ書き込み可能です。 テーブルの主キーとして機能するので、書き込み後は変更できません。

サービス コンテキスト情報

テスト オブジェクトの UUID、フラグ、前提プロパティなど、マネージャが保存する任意の情報の保存場所を指定します。 SRM は、何らかの機能でこの情報を直接使用することはありませんが、マネージャ通知の一部としてこの情報を配信します。 ただし、マネージャはこの情報を使って、テストの結果を適切なモニタ対象デバイスに差し向けることができます。 たとえば、DNS テストを、DNS テストを実行するマシンではなく、実際の DNS デバイスに関連付けることができます。

テスト クラス名

(オプション)テストのテスト クラス名を指定します。 この名前は、状態マネージャ オブジェクト情報、パフォーマンス データ収集用のリソース インスタンス情報、およびテスト時に作成されるモニタのオブジェクト情報として使用されます。

注: この値は、テストの作成中にのみ書き込み可能です。 テーブルの主キーとして機能するので、書き込み後は変更できません。

ログ レベル

テストを実行するコードのログ レベルを指定します。 このパラメータの値が指定されていない場合、または値が無効な場合は、SRM グローバル ログ レベルが使用されます。 設定可能な値は以下のとおりです。

-1 - ログ記録なし

0 - 致命的レベルのメッセージをログに記録する

1 - 重大レベルのメッセージもログに記録する

2 - 警告レベルのメッセージもログに記録する

3 - 情報レベルのメッセージもログに記録する

4 - デバッグ レベルのメッセージもログに記録する

5 - デバッグ 1 レベルのメッセージもログに記録する

6 - デバッグ 2 レベルのメッセージもログに記録する

7 - デバッグ 3 レベルのメッセージもログに記録する

注: HTTP モニタで高いログ レベルを有効にすると、CPU 使用率が急激に上昇する可能性があります。 極端な状況を除き、低または中程度のログ レベルに設定することをお勧めします。

フラグ

(オプション)以下のフラグを指定します。

デフォルト フラグ

「ベスト プラクティス」ソリューションを指定します。

0x0001 [cube_collect]

CA NSM Systems Performance のレポートおよび分析をサポートするための履歴パフォーマンス分析のデータを、テストで収集するかどうかを指定します。 このフラグを設定する場合、SRM はキューブ収集が有効にされた emphistory エントリを追加して、テストについて固定された SRM メトリック セットをモニタします。 デフォルトでは、このエントリは追加されません。emphistory の詳細については、「SystemEDGE ユーザ ガイド」を参照してください。

0x0100 [run_once]

要求があった場合にのみテストを実行することを指定します。 ポーリング間隔スケジューラによって制御されません。

SystemEDGE モニタ テーブルには、SRM テストのモニタが含まれます。 SystemEDGE モニタ作成プロセスは、SE-OID ヘルパ機能を使った SRM モニタの作成をサポートしています。 このヘルパでは、SE クラス、インスタンス、および属性に、テスト タイプ、テスト インスタンス、およびテスト メトリックを指定することが要求されます(Class=Http、Instance=MyHomePage、Attribute=Overall Response Time など)。 ヘルパは対応するメトリック OID を検出し、それを SystemEDGE モニタ OID 属性に挿入して、モニタを作成します。

注: 詳細については、「SystemEDGE ユーザ ガイド」を参照してください。