sendtrap への標準入力としてオプションの変数バインドを指定できます。 変数バインドは、SNMP トラップの PDU に含まれるデータ フィールドです。 各変数バインドは、特定のオブジェクト インスタンスとその現在の値を関連付け、オブジェクト識別子、オブジェクト タイプ、および値が含まれています。 変数バインドは、ASCII 文字列で sendtrap への入力として渡されます。 sendtrap ユーティリティは、それらを SNMPv1 形式に変換します。
各変数バインドは、別個の入力行に入力する必要があります。 変数バインド リストの末尾は、エンド オブ ファイル(EOF)文字(Windows システムの場合は ^Z、UNIX システムの場合は ^d)です。 sendtrap に変数バインドを指定しない場合は、/dev/null または長さゼロのファイルから入力をリダイレクトします。
注:ファイルからの入力を使用しない場合、sendtrap コマンドごとにエンド オブ ファイル文字を指定する必要があります。 Windows システムの場合は ^Z を、UNIX システムの場合は ^d を使用します。
OID はドット表記形式(たとえば、1.3.6 など)で指定され、タイプは定数のセット(大文字と小文字を区別しない文字列)から示されます。 タイプは以下のいずれかになります。
値はタイプによって異なり、適切に内部形式に変換されます。 sendtrap で変換エラーが発生した場合、トラップ生成を中止せずに現在の変数バインドをスキップします。
このユーティリティは、標準入力(stdin)から sendtrap に変数バインドを転送するようにスクリプト作成できます。
注:1 つのトラップで指定できる varbinds の最大数は 100 です。
トラップ PDU の企業固有のトラップ タイプ フィールドで使用する整数を指定します。 SpecificType 値を 0 未満の値にすると、sendtrap によりエラー メッセージが出力されて終了します。
注:sendtrap ユーティリティは、トラップ PDU のタイム スタンプ フィールドについては、実際の値がわからないため 0 を報告します。 内部制限のため、sendtrap は 1 つのトラップ PDU で最大 32 の変数バインドを送信できます。 sendtrap がトラップ PDU 内のオブジェクト値を読み取り、変換、および送信するには、オブジェクト値を ASCII 文字列として表すことができる必要があります。 sendtrap は、TrapType または SpecificType 引数の ASCII 文字列を認識または変換しません。 これらのフィールドには整数のみ指定できます。
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