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ライブラリ連結におけるデータ セットの適合性

SYSTEM データ セットは、すべてのライブラリ タイプに必須です。 USER データ セットおよび SITE データ セットは、必須ではありません。 USER データ セットおよび SITE データ セットの定義は常にオプションです。

USER データ セットおよび SITE データ セットがすべてのライブラリ タイプに適合するとは限りません。

以下のテーブルに、ライブラリ タイプ別のデータ セットの適合性を示します。

ライブラリ種別

DSN サフィックス

USER データ セット

SITE データ セット

SYSTEM データ セット

CAPLIB

CNM4BCAP

N/A

サイト

SYSTEM

CLISTLIB

CNM4BCLS

ユーザ

サイト

SYSTEM

DATALIB

CNM4BDAT

N/A

N/A

SYSTEM

HELPLIB

CNM4BHLP

ユーザ

サイト

SYSTEM

MAPLIB

CNM4MAP

ユーザ

サイト

SYSTEM

MIBLIB

CNM4MIB

ユーザ

サイト

SYSTEM

PANELLIB

CNM4BPNL

ユーザ

サイト

SYSTEM

PARMLIB

CNM4BPRM

ユーザ

サイト

SYSTEM

PLOTLIB

CNM4BPLT

ユーザ

サイト

SYSTEM

PROFILE

CNM4BPRF

N/A

N/A

SYSTEM

REXXLIB

CNM4BREX

N/A

サイト

SYSTEM

SAMPLIB

CNM4BSAM

N/A

N/A

SYSTEM

SECURITY

CNM4BSEC

N/A

N/A

SYSTEM

TEMPLATE

CNM4BTMP

ユーザ

サイト

SYSTEM

以下のテーブルは、リリース 13.9 より前のライブラリ タイプ別のデータ セットの適合性を示しています。

注: SITE データ セットは存在しておらず、USER データ セットは限られた数のライブラリ タイプに使用可能でした。 限られた数の parmlib メンバのみが、USER ライブラリに適合しました。

ライブラリ種別

DSN サフィックス

USER データ セット

SITE データ セット

SYSTEM データ セット

CAPLIB

CNM4BCAP

N/A

N/A

SYSTEM

CLISTLIB

CNM4BCLS

ユーザ

N/A

SYSTEM

DATALIB

CNM4BDAT

N/A

N/A

SYSTEM

HELPLIB

CNM4BHLP

N/A

N/A

SYSTEM

MAPLIB

CNM4MAP

ユーザ

N/A

SYSTEM

MIBLIB

CNM4MIB

ユーザ

N/A

SYSTEM

PANELLIB

CNM4BPNL

N/A

N/A

SYSTEM

PARMLIB

CNM4BPRM

ユーザ

N/A

SYSTEM

PLOTLIB

CNM4BPLT

ユーザ

N/A

SYSTEM

PROFILE

CNM4BPRF

N/A

N/A

SYSTEM

REXXLIB

CNM4BREX

N/A

N/A

SYSTEM

SAMPLIB

CNM4BSAM

N/A

N/A

SYSTEM

SECURITY

CNM4BSEC

N/A

N/A

SYSTEM

TEMPLATE

CNM4BTMP

N/A

N/A

SYSTEM

詳細については、ヘルプ トピック「Library concatenation - USER, SITE, and SYSTEM」を参照してください。

JES定義

CA SYSVIEW リリース 13.9 より前のリリースでは、JES parmlib メンバに入力されたデータ ステートメントは列依存または固有でした。

データは列固有でなくなりました。 データは前後関係に依存し、データが 1 ~ 72 列に含まれている限り、任意の列に入力できます。

構成オプション メンバ - OPTIONS

すべての CA SYSVIEW タスクおよびセッションは OPTIONS parmlib メンバを読み込みます。

CA SYSVIEW バージョン 14.0 以降、データ セットの割り当てを減らすために OPTIONS parmlib メンバがキャッシュされます。

各サービス アドレス空間内の主タスクは、以下の動作を実行します。

外部セキュリティ

外部セキュリティを使用してコマンド アクセスを制御するには、セキュリティ ファイルの User Groups の External Security セクションで SAF クラス名をコーディングします。

CA SYSVIEW バージョン 14.0 には、新しい XSDATA リソースが追加されています。 この新しい XSDATA リソースを処理するには、ルールまたはプロファイルを作成します。

すべてのユーザに、以下に対する読み取りアクセスを許可します。

SV.SUSP.*.RESN.XSDATA
*

ワイルドカード(3 番目のノード)は、Entity Name の System SMFID にデフォルト値の YES が指定されていると仮定しています。 サスペンド ルールを作成することにより、すべての XSDATA SAF コールをバイパスします。 このサスペンド ルールにより、システム間で適用可能なすべてのコマンドは以前のリリースと同じように動作します。

リモート システムからのコマンド データへのアクセス制御を開始する方法

たとえば、CTASKS 以外のすべてのコマンドがシステム間のデータを取得できるようにします。

イベント スケジューラ

WebSphere MQ イベント関数 MQSDATA-SYSTEM は、機能的にイベント関数 MQSDATA-QMGRS と結合されました。 MQSDATA-SYSTEM は廃止されました。

CA SYSVIEW の永続データ ストアを使用してスケジュール済みイベントを保存すると、定義が自動的に変換されます。

SYSVIEW イベント スケジューラ タスク(SCHEDULE)が COLD で開始されている場合は、以下のものを削除するように parmlib メンバ SCHDMQS を更新します。

関数 MQSDATA-SYSTEM が含まれるイベントが残っている場合、この関数が廃止されたことを示す警告メッセージが表示されます。

設定オプション - Parmlib メンバ CICSOPTS

以下の設定オプションのデフォルト値が変更されました。

                                    新       旧
設定オプション               デフォルト   デフォルト
--------------------------------    --------  --------
PERFORMANCE-GLOBAL-EXIT-TS          Yes       No

以下の設定オプションは削除され、廃止されました。

削除された論理グループ定義 - Parmlib メンバ CICSGRPS

parmlib メンバ CICSGRPS は使用されなくなったため、削除されました。

論理グループ定義は、特定の CICS 領域に対して保持されなくなりました。 定義は、CA SYSVIEW が保持する共通の論理グループ セットにマージされました。

定義を parmlib メンバ GROUPS 内で定義するか、オンライン コマンド GROUPS を使用して定義します。

論理グループの概要

CA SYSVIEW の論理グループは、類似項目のリストを単一の論理グループ名として定義します。 このグループ名を使用してリスト全体を参照します。

以下に、論理グループの考え方の例を示します。

論理グループを使用する方法

CA SYSVIEW の論理グループは、いくつかの方法で使用できます。

論理グループ定義の移行

CA SYSVIEW 14.0 以降

CA SYSVIEW のリリース間での論理グループ定義の移行は、CA SYSVIEW の起動方法によって異なります。

CA SYSVIEW 14.0 より前の論理グループ

CA SYSVIEW 14.0 より前のリリースでは、個別に保持された 2 つの論理グループが存在しました。

  1. SYSVIEW メイン サービス アドレス空間によって保持された論理グループ。
  2. 各監視対象 CICS 領域で CA SYSVIEW for CICS データ コレクタによって保持された論理グループ。 これらのグループは削除されています。

    複数の CICS 領域に同じ論理グループ名が定義されているが異なる論理グループ メンバ リストが含まれるように、論理グループ定義を各 CICS 領域に個別にロードします。

    CICS 論理グループ定義は、parmlib メンバ CICSGRPS または CA SYSVIEW 永続データ ストアからロードされていました。

    CICS 論理グループ プロセッサは、以下の論理グループ タイプをサポートしていました。

ウォーム スタート方式の使用

CA SYSVIEW を WARM で開始する場合

次の手順に従ってください:

  1. 変換ユーティリティ GSVYLGCV を使用して parmlib メンバを作成します。
  2. SYSVIEW 永続データ ストアに保持されていた CICS 論理グループ定義を追加します。
  3. SYSVIEW 14.0 システム上で GROUPS コマンドを発行してから、この新しい parmlib メンバから定義をロードする以下のコマンドを発行します。
    1. 以下のコマンドを発行します。
      GROUPS
      
    2. 以下のコマンドを発行します。
      RELOAD member
      

コールド スタート方式の使用

CA SYSVIEW を COLD で開始する場合

次の手順に従ってください:

  1. parmlib メンバ CICSGRPS 内の定義を parmlib メンバ GROUPS にコピーします。
  2. CICS 定義の )IF ロジックによって特定の CICS 領域がこの定義を使用したら、そのロジックをインスタンスとして移行します。

    注: インスタンス値は、一般的なマスク文字を使用して定義できます。

変換ユーティリティ - GSVYLGCV

この変換ユーティリティは、CA SYSVIEW 永続データ ストアに保存された CICS 論理グループを処理します。

CA SYSVIEW for CICS 論理グループ定義を変換するためのサンプル ジョブは SYSVIEW.DEV.BASE.SAMPLIB(GSVYLGCV) 内にあります。

以前のリリースでは、CICS 論理グループ定義は永続データ ストアに保存されていました。 定義は、CICS ジョブ名ごとに保存されていました。 DLLIST オンライン コマンドを使用して、保存されたすべての定義のリストを表示します。

保存されている定義には、以下の情報が含まれます。

このユーティリティは、保存された定義を処理します。 このユーティリティの目標は、特定のグループ名およびタイプに対してすべての CICS 領域で同一である論理グループ定義を結合することです。 同一の定義は、INSTANCE 値「=」を持つ単一の定義に変換されます。

例: 同一の論理グループ定義

DEFINE CICS   TYPE     CICSTRAN
              INSTANCE =
              DESC     'CICS transaction group'
              MEMBER   CEMT
              MEMBER   CEDA
              MEMBER   CECI
              MEMBER   CEBR

論理グループのメンバが特定のグループ名およびタイプに対して同一でない場合は、そのジョブ名に対してジョブ名固有の論理グループ定義を作成する必要があります。 CICS ジョブ名は、INSTANCE 値として使用されます。

例: 異なる論理グループのメンバ

DEFINE CICS   TYPE     CICSTRAN
              INSTANCE jobname
              DESC     'CICS transaction group'
              MEMBER   CEMT
              MEMBER   CEDA
              MEMBER   CECI
              MEMBER   CEBR

論理グループ タイプ

                最大    最大
             長 長
              グループ メンバ
   タイプ        名前   名前  説明
   --------- ------ ------  -----------------------------------
   CHANNEL        7      2  MVS チャネル
                            形式: FF (16 進)
  CICSJOB        8      8  CICS ジョブ名
 
   CICSPLEX       8      8  CICS ジョブ名
                            GROUP パラメータにより、
                            CICS コマンドに対して使用されます。
 
   CICSTRAN       7      8  CICS トランザクション ID
 
   CPU            7      4  CPU プロセッサ番号
                            形式: 0000 (16 進)
                                    ALL、CP、IIP、IFA。 SP
 
   DBAREA         7     17  データベース領域
                            形式: database.areaname
 
   DB2SSID        8      4  DB2 サブシステム ID
 
   DEVICE         7      8  デバイス名
                            形式: DASD ボリューム = volume
                                    DASD デバイス = DASDnnnn
                                     TAPE デバイス = TAPEnnnn
 
   EMAIL          8     64  電子メール ID
 
   IDMS           8      8  IDMS ジョブ名
 
   IMSBALG        7      8  IMS 負荷分散グループ
 
   IMSBUFP        7      4  IMS バッファ プール名
 
   IMSESUB        7     17  IMS 外部サブシステム
                            形式: jobname.subsys
 
   IMSID          7      4  IMS サブシステム ID
 
   IMSLTERM       7     17  IMS 論理端末
                            形式: termtype.terminal
   IMSOTMA        7     17  IMS OTMA
                            形式: Tmember.Tpipe
 
   IMSPOOL        7      4  IMS プール名
 
   IMSREGN        7     13  IMS 依存の領域
                            形式: type.jobname
 
                            type - IMS 依存の領域タイプ
 
   IMSSPOC        8      8  IMSSPOC コマンドによって使用
                            される IMS サブシステム ID
 
   IMSTRAN        7      8  IMS トランザクション名
 
   JES2NODE       7      8  JES2 ノード名
 
   JOBCLASS       8      8  JES ジョブ クラス
  JOBNAME        7      8  ジョブ名
 
   MQBPOOL        7      4  WebSphere MQ バッファ プール
 
   MQCHAN         7     20  WebSphere MQ チャネル
 
   MQPSET         7      4  WebSphere MQ ページ セット
 
   MQQMGR         7      4  WebSphere MQ キュー マネージャ
 
   MQQUEUE        7     48  WebSphere MQ キュー名
 
   OUTCLASS       8      8  JES 出力クラス
 
   PORTLIST       8      5  TCP/IP ポート番号
 
   SYSNAME        8      8  システム名
 
   TCPID          7      8  TCP/IP ジョブ名

   TRAPDEST       8     64  SNMP トラップの宛先
                            (IP アドレスまたは DNS 名として指定)
 
   TYPEJOBN       8     12  ジョブ タイプおよびジョブ名
                            形式: Type.Jobname
 
   USER           8    128  ユーザ定義。 この論理グループ タイプ
                            のメンバには、事前定義済みの
                            意味または関連付けはありません。
 
                            この論理グループ タイプは、SELECT 
                            コマンドで使用されるグループを作成
                            する場合に非常に役立ちます。
 
   VTAMAPPL       7      8  VTAM アプリケーション ID
 
   WMREPORT       8      8  WLM レポート クラス
  XSCONN         8      8  システム間接続
 
   XSDS           8      8  システム間データ サーバ
 
   XSHDWR         8      8  システム間ハードウェア
 
   XSLOGNNR       8      8  システム間ログオンは不要
 
   XSLOGNRQ       8      8  システム間ログオンが必要
 
   XSNODE         8      8  システム間ノード
 
   XSPLEX         8      8  システム間シスプレックス
 
   XSSS           8      8  システム間セッション サーバ
 
   XSSYSTEM       8      8  システム間システム名 

以下の論理グループ タイプは、インスタンス修飾子をサポートします。

                         最大 インスタンスの
   タイプ      インスタンス 長 説明
   --------- -------- ------ -----------------------------------
   CICSTRAN  jobname       8 CICS ジョブ名
 
   TRAPDEST  jobname       8 CICS ジョブ名
 
   USER      anything      8 ユーザ定義。
                             SELECT コマンドで使用する場合、
                             特定のインスタンス値が指定されて
                             いないときは、セッションに関連
                             付けられたユーザ ID を使用して、
                             最も一致する論理グループ定義を
                             見つけます。

IMS 依存の領域 - データ収集

新しいデータ収集は IMS 依存の領域に関する情報を収集するために追加されました。

以下の手順では、このタイプの収集を実行する方法について説明します。

  1. データ収集イベントを CA SYSVIEW イベント スケジューラに追加します。
  2. 監視対象の IMS 領域を定義するモニタ エントリを追加します。

parmlib メンバ IMSMON には、デフォルトですべての領域およびタイプを監視するための以下のサンプル定義が含まれます。

MONITOR IMSREGN   IMSID =    RSCE =           INCLUDE
MONITOR IMSREGN   IMSID =    RSCE =.=         INCLUDE

WARM を使用して IMS データ コレクタを開始している場合は、SYSVIEW 永続データ ストアから IMS モニタ定義がロードされます。 その場合は、オンライン IMSMON コマンドを使用してモニタ定義を手動で追加するか、COLD を使用して IMS データ コレクタを開始します。