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カスタム終了ポートと式

ほとんどの CA Process Automation オペレータはカスタム終了ポートをサポートします。 カスタム ポートを追加するとき、以下を指定します。

また、リンクのビューを改善するためにポートを移動させることもできます。 Ctrl キーを押しながらポートをクリックし、オペレータの右端または下端の移動可能な位置にポートを移動します。

この画像は、カスタム終了ポートと式を持つプロセス オペレータの例を示します。

[式]フィールドには、ブール値 True または False のいずれかを返す有効な JavaScript 式を入力します。 カスタム ポートの式を使用して、オペレータの結果コードを評価できます。 結果コードは、オペレータの結果を表すもので、オペレータ データセット内の結果変数によって返されます。 式によって True 条件が返された場合のみ、カスタム リンクがアクティブになります。

結果コードの特定の値に基づいてリンクをアクティブにするには、以下の構文を使用します。

Process.Operator.Result == value

キーワード Process はプロセス データセットを参照します。 Operator はオペレータの Name パラメータによって指定される値です。 Result は、オペレータ データセット内の結果コード変数用のフィールド名です。

ポートをアクティブにするために、複数のステートメント間の比較として式を構築することもできます。 この例では、GoJava の値は 1 である必要があり、プロセス P2 内のオペレータ OpM の値は 1 にはできません

(Process.GoJava.Result == 1) && (P2.OpM != 1)

プロセスが実行され、定義された終了ポートを持たないオペレータに遭遇した場合、プロセスはブロック状態になります。

オペレータに複数のカスタム ポートがある場合、アプリケーションは、True の値を返す終了条件ですべてのポートを実行します。 一度に複数の終了リンクをアクティブにしない場合は、終了ポートのロジックが重複しないようにします。 同じオペレータに標準ポートとカスタム ポートの両方が含まれている場合に、この条件が発生する可能性が高くなります。 たとえば、オペレータに、式 Process.A==5 によってアクティブになるカスタム ポートと標準の「成功」ポートが含まれている場合、Process.A によって 5 が返されると、オペレータでは両方の終了リンクがアクティブになります。 単一のポートに値をトラップし、処理をルーティングするには、複数のカスタム終了ポートを使用して、以下のような排他的な式を指定することをお勧めします。

(Process.A == 5) AND (Process.OperatorName.Result == 5)
(Process.A == 5) AND (Process.OperatorName.Result != 5)
(Process.B == "finance") AND (Process.OperatorName.Result == 7)
(Process.OperatorName.Result == 1) AND (Process.A <> 5)

この例では、オペレータ結果変数によって 0 が返された場合をカバーする標準の「失敗」リンクを含めています。 さまざまな結果で返される値が不明な場合は、オペレータ上でシミュレーション機能を使用して、設定と値の各種組み合わせの結果をテストできます。

注: これらの式の構築を容易にするには、変数支援機能(Ctrl + Space キーを押す)を使用します。

ポートをオペレータに追加した後は、いつでも、ポートをダブルクリックして、カスタム ポートを編集できます。 特定の終了条件のアクションを事前に定義できない場合は(データベース インポートが失敗した場合など)、そのリンクを省略できます。 オペレータの終了条件が終了リンクによって指定されていない場合、ユーザが修正処理を行うまで、プロセスは停止状態になります。