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ホスト グループについて

ホスト グループは、通常は似たような名前または IP アドレスを持つホストのグループです。個々のホストは、FQDN または IP アドレスを使ってオペレータ内で指定できます。 ホスト グループは、IP アドレスのサブネット、ホスト名パターン、または特定の IP アドレスおよび FQDN のリストとしてホストを参照します。

ホスト グループは直接のアクセスを提供します。つまり、タッチポイントやプロキシ タッチポイントの名前ではなく、IP アドレスや FQDN をオペレータ内で指定できます。 ホスト グループ内で参照されるホストは、エージェントまたはプロキシ タッチポイントの関連付けを必要としません。 クラスタ化されたオーケストレータに属するホストをホスト グループには含めないでください。 コンテンツ デザイナはそのようなホストを IP アドレスまたは FQDN によってターゲットにすることができません。

複数のホスト グループを同一のエージェント上で定義できます。 すべてのエージェントは、Windows 系オペレーティング システムと UNIX 系オペレーティング システムについて、それぞれ 1 つずつホスト グループを持つことができます。

同一のホスト グループを 1 つ以上のエージェント上で定義することもできます。 同一のホスト グループが複数のエージェント上に配置されているとき、オペレータを実行するために選択されるエージェントはその優先度で決まります。

リモート ホスト上の CA Process Automation オペレータを実行するためには、ホスト グループにマップされた CA Process Automation エージェントがインストールされたローカル ホストが、ターゲット ホストにアクセスする必要があります。 そのようなエージェントは、SSH を使ってターゲット リモート ホストにアクセスし、その上のオペレータを実行します。 エージェント ホストから、ホスト グループによって表される各ターゲット ホストへの SSH アクセスは、SSH ユーザ アカウントと、オプションで、SSH の信頼関係を使って定義します。

ホスト グループのプロパティには、SSH 接続の最大数についての設定が含まれます。 SSHD サーバでは、通常、デフォルト設定に制限があります。 プログラムまたはスクリプトがターゲット ホスト上で実行されている間、SSH 接続は開いたままになります。 CA Process Automation は、デスティネーションごとに内部キューを実装しています。 この値を 20 に設定して、同じターゲット ホスト上で 40 個のスクリプトを同時に実行した場合、20 個のスクリプトのみが同時に実行されます。 新しいスクリプトは他のスクリプトが完了した時点で開始されます。 複数のリモート ホストに対して同一のエージェントがプロキシとして動作するホスト グループの場合、各リモート ホストには独自の制限があります。 したがって、この設定は、ホスト グループ内のホストの数には影響しません。 ホスト数の制限は、エージェントのオペレーティング システムがサポートする同時 TCP 接続の最大数です。 一部のオペレーティング システムは、多数の同時 TCP 接続をサポートします。

重要: ホスト グループにはエージェントがインストールされたリモート ホストを含めることができますが、エージェントがインストールされたホストのホスト グループを、直接参照のための手段として作成しないでください。 タッチポイントおよびプロキシ タッチポイントによる参照の方が、その柔軟性と処理速度の理由で、はるかに好ましいと言えます。