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Data Repository の自動起動のセットアップ(オプション)

Data Repository の自動起動をセットアップできます。 自動起動がセットアップされ、Data Repository がインストールされたコンピュータを再起動すると、Data Repository は自動的に開始します。

重要: Data Repository が正常にシャットダウンしなかった場合、この機能は正しく動作しない可能性があります。 データベースが正常にシャットダウンしなかった場合、起動時にデータベースを手動で操作し、最後の正常なエポックをリストアすることが必要な場合があります。 Vertica データベースが正常にシャットダウンせず、その後、自動的に起動しない場合は、admintools を使用して手動で起動します。

Data Repository がアクセス不可になった場合、Data Aggregator は自動的に停止します。 Data Repository が再度オンラインになったら、Data Aggregator を手動で再起動します。 Data Aggregator を再起動するには、コマンド プロンプトを開いて、以下のコマンドを入力します。

/etc/init.d/dadaemon start

次の手順に従ってください:

  1. データベース管理者ユーザの Linux ユーザ アカウントになるため、以下のコマンドを入力します。
    su - dradmin
    
  2. /opt/vertica/config/users/Linux_user_account_for_database_administrator_user ディレクトリに移動するには、以下のコマンドを入力します。
    cd /opt/vertica/config/users/Linux_user_account_for_database_administrator_user
    
  3. installed.dat ファイルを新しいファイル dbinfo.dat にコピーするため、以下のコマンドを入力します。
    cp -p installed.dat dbinfo.dat
    

    dbinfo.dat ファイルが作成されます。

  4. データベース管理者ユーザの Linux ユーザ アカウントが、パスワードなしの ssh キーで設定されていることを確認してください。
    1. パスワードなしの ssh キーが設定されているかどうかを確認するため、以下のコマンドを入力します。
      ssh hostname ls
      
      ホスト名

      Data Repository がインストールされているホストの名前を示します。

      パスワードなしの ssh キーがセットアップされている場合、パスワード入力は要求されません。 これ以外の操作は必要ありません。 ただし、接続を続行するかどうかを尋ねられた場合は、[Yes]と入力します。

    2. パスワードの入力を求められる場合は、プロンプトを無視して Ctrl + C キーを押します。
  5. パスワードなしの ssh キーを持つデータベース管理者ユーザの Linux ユーザ アカウントをセットアップするため、以下の手順を実行します。
    1. データベース管理者ユーザの Linux ユーザ アカウントになるため、以下のコマンドを入力します。
      su - dradmin_username
      
    2. 公開鍵を生成するには、以下のコマンドを入力します。 クラスタ インストールでは、クラスタに参加している各ホスト上でこのコマンドを入力します。
      ssh-keygen -N "" -t rsa -f ~/.ssh/id_rsa
      
    3. 同じコンピュータ上の authorized_keys2 ファイルに公開鍵の内容をコピーします。 クラスタ インストールでは、クラスタに参加している各ホスト上の authorized_keys2 ファイルに公開鍵の内容をコピーします。
      cat ~/.ssh/id_rsa.pub >> ~/.ssh/authorized_keys2
      
    4. (クラスタ インストールのみ)公開鍵の内容を各ホストから他の各ホストにコピーします。
      • 最初のホスト上のデータベース管理者ユーザとして、以下のコマンドを入力し、ファイルの内容をコピーします。
           vi ~/.ssh/id_rsa.pub
        
      • 2 番目のホスト上のデータベース管理者ユーザとして、以下のコマンドを入力します。
           vi ~/.ssh/authorized_keys2
        

        最初のホストの id_rsa.pub ファイルの内容を、2 番目のホストの authorized_keys2 ファイルの末尾に貼り付けます。

      • 3 番目のホスト上のデータベース管理者ユーザとして、以下のコマンドを入力します。
           vi ~/.ssh/authorized_keys2
        

        最初のホストの id_rsa.pub ファイルの内容を、3 番目のホストの authorized_keys2 ファイルの末尾に貼り付けます。

        パスワードの入力を求められずに、あるホストから別のホストに ssh を実行できるようにするには、クラスタ内のすべてのホストについてこの手順を繰り返します。

    5. 以下のコマンドを入力し、authorized_keys2 ファイルの権限を設定します。 クラスタ環境では、クラスタ内の各ホストで以下のコマンドを入力します。
      chmod 644 ~/.ssh/authorized_keys2
      
    6. root ユーザとして以下のコマンドを入力し、、ssh デーモンを再起動します。 クラスタ環境では、クラスタ内の各ホストで以下のコマンドを入力します。
      su - root
      /etc/init.d/sshd restart
      
    7. (単一ノードのインストールのみ)パスワードが求められないように設定されたことを確認するには、以下のコマンドを入力します。
      su - dradmin
      ssh dradmin@hostname ls /tmp
      
    8. (クラスタ インストールのみ)パスワードが求められないように設定されたことを確認するには、クラスタ内の最初のホストで以下のコマンドを入力します。
      su - dradmin
      ssh dradmin@host1 ls /tmp
      ssh dradmin@host2 ls /tmp
      ssh dradmin@host3 ls /tmp
      

      クラスタ内の各ホストでこの手順を繰り返します。

      重要: パスワードなしの ssh キーを設定しない場合は、Data Repository の自動起動を設定できません。

  6. 以下のコマンドを入力します。
    /opt/vertica/bin/adminTools
    

    [Administration Tools]ダイアログ ボックスが表示されます。

  7. [(6) Configuration Menu]を選択して、[OK]を選択します。
  8. [(4) Set Restart Policy]を選択して、[OK]を選択します。

    [Select Database]ダイアログ ボックスが表示されます。

  9. データベース名を選択し、[OK]を選択します。

    [Select policy]ダイアログ ボックスが表示されます。

  10. 単一ノードの Data Repository インストールを実行する場合は、「always」を選択します。 クラスタ インストールを実行する場合は、「ksafe」を選択します。

    [OK]を選択します。

    注: 単一ノードのインストールの場合、「always」は、システムが再起動するときに Data Repository が自動的に再起動することを意味します。 クラスタ インストールの場合、「ksafe」は、システム再起動の際、データベースのステータスがまだ「UP」であれば Data Repository ノードが自動的に再起動することを意味します。

    [Restart Policy]設定が保存されます。

  11. [OK]を選択すると、[Select Policy]ダイアログ ボックスが閉じます。
  12. [(M) Main Menu]に戻ります。
  13. [(E) Exit]を選択します。
  14. (オプション) Data Repository がインストールされているコンピュータを再起動したときに Data Repository が開始するかどうかテストします。
    1. Data Repository がインストールされているコンピュータを再起動します。

      注: コンピュータを再起動するには、root ユーザまたは sudo ユーザとしてログインする必要があります。

    2. データベース管理者ユーザの Linux ユーザ アカウントになるには、 以下のコマンドを入力します。
      su - dradmin
      
    3. 以下のコマンドを入力します。
      /opt/vertica/bin/adminTools
      

      [Administration Tools]ダイアログ ボックスが表示されます。

    4. [(1)View Database Cluster State]を選択し、[OK]を選択します。
    5. 状態は[UP]です。[OK]を選択します。

      注: ユーザが Data Repository を再起動した後、起動するまで数分かかる場合があります。

詳細:

インストールの完了方法