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Data Aggregator プロセスの自動復旧の設定(推奨)

データベース サーバがメモリを使い果たすか、または Data Repository が一時的に利用不可になると、Data Aggregator はデータの整合性を保つために自動的にシャットダウンします。

Data Aggregator プロセスの自動復旧を設定できます。

Data Aggregator がシャットダウンすると、監査メッセージが Data Aggregator のインストール ディレクトリ/apache-karaf-2.3.0/shutdown.log ファイルに記録されます。 Data Aggregator が利用不可になっても Data Collector はポーリングを続行し、ポーリング済みデータは設定可能な上限までメモリ内にキャッシュされます。 Data Aggregator ホストが利用可能になると、キャッシュされたポーリング済みデータは Data Aggregator に送信されます。

Data Aggregator をアップグレードする前に、この cron ジョブを無効にしておくことを推奨します。 service dadaemon stop コマンドを使用して Data Aggregator を手動でシャットダウンすると、cron ジョブは Data Aggregator を自動的に再起動することはありません。 あらかじめ停止しておくことで、cron ジョブによってシステムが中断されることなくメンテナンスを実行できます。

注: Data Aggregator インストール ディレクトリ/apache-karaf-2.1.3/shutdown_details.log には、Data Aggregator と Data Repository の間のハートビート メッセージ、および Data Aggregator のシャットダウンがデバッグ目的で記録されます。

次の手順に従ってください:

  1. Data Aggregator がインストールされているコンピュータに root ユーザとしてログインします。
  2. コンソールを開き、以下のコマンドを入力します。
    crontab -e
    

    vi セッションが開始されます。 データベース管理者ユーザに cron ジョブがない場合は、空のファイルが開きます。 それ以外の場合、ファイルには既存の cron ジョブ定義が含まれています。

  3. cron ジョブのファイルに以下の行を追加します。
    EXECUTED_BY_CRON=1
    * * * * * service dadaemon start > /dev/null
    

    この行は、cron から Data Aggregator に start コマンドが 1 分ごとに発行されることを意味します。

Data Aggregator が実行中の場合、start コマンドは無視されます。

Data Aggregator が実行中でない場合、start コマンドによって Data Aggregator が開始します。 Data Aggregator が開始すると、Data Repository の可用性がチェックされます。 Data Repository が利用不可である場合、Data Aggregator はシャット ダウンします。 このプロセスは、Data Repository の接続性の問題がすべて解決されるまで繰り返されます。

詳細:

インストールの完了方法