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役割の権限

各役割に割り当てられた権限によって、ダッシュボードとメニューへのユーザ アクセスが決定します。 役割の権限によって、ユーザに表示されるビュー タイプと、ユーザがデータをエクスポートし、設定をカスタマイズできるかどうかが決定します。

管理者は、それらの役割を編集することで、ユーザに追加の権限を許可できます。 [役割の編集]ダイアログ ボックスに、役割に現在割り当てらている役割の権限がリスト表示されます。 さらに、[ユーザの管理]ページでは、各ユーザに割り当てられた役割が表示されます。

: 管理の役割の権限はプライマリ管理者アカウントから削除しないでください。 コンソールへの管理アクセス権は必須です。

以下のリストでは、CA Performance Center 機能で利用可能なアクセス権限について説明します。

管理の役割の権限

以下の役割の権限があると、ユーザが管理機能アクセスすることが可能になります。 セキュリティを強化するには、これらの役割の権限を持つユーザ数を制限します。

データ ソースの管理

新しいデータ ソースの登録、データ ソース接続のテスト、データ ソース ステータスの表示、データ ソース パラメータの変更、およびデータ ソースの削除が可能です。 また、データ ソース ログの表示が可能です。

グループの管理

完全な管理者権限を持たないユーザに、[グループ]ツリーの特定のブランチの管理権限を与えます。 この役割の権限では、ユーザは指定されたブランチでのみグループを作成、変更、削除できます。 「管理者」の役割および「テナント管理者」の役割にはデフォルトでこの役割の権限が割り当てられ、管理者は[すべてのグループ]を、テナント管理者は[テナント]ルート グループを管理できます。

管理者および管理対象ブランチ内のグループの所有者(作成者)のみが、そのブランチ内のグループを削除できます。 管理対象グループが別のグループ(すなわちサブグループ)の子である場合、その親グループを削除すると、管理対象グループも削除されます。 所有者のユーザ アカウントを削除しても、管理対象グループは削除されません。

注:

メニューの管理

メニューの作成、編集、および削除が可能です。 この役割の権限はメニューに新しいダッシュボードを割り当てるために必要となります。 ユーザ アカウントにメニューを割り当てるには、「役割の管理」の役割の権限が必要です。

役割の管理

ユーザ アカウントの役割を作成、編集、および削除できます。 役割を編集することにより、ユーザ アカウントに新しいメニューを割り当てることができます。

共有ダッシュボードの管理

ユーザ独自のダッシュボードと他のユーザのダッシュボードを管理できます。 既存のダッシュボード ページを編集して変更内容を保存すれば、他のユーザがその内容を確認できます。

テナントの管理

ユーザ ウィザードで選択されているテナントに対するユーザ管理者権限を付与します。 この役割を持ったユーザには、デフォルト テナントへのアクセスは制限されていますが、テナントを管理する権限があります。 この役割はマルチテナント環境でのみ使用されます。 テナント管理には、以下を管理する機能が含まれます。

ユーザの管理

ユーザ アカウントを作成、編集、および削除できます。 ユーザ アカウントに新しい役割を割り当てることができます。

ダッシュボードの作成

新しいダッシュボードを作成して、それらをビューに表示できます。 他のユーザはこれらのダッシュボードを参照できません。 他のユーザ用のダッシュボードを作成するには、「共有ダッシュボードの管理」の役割権限が必要です。

通知の作成

[管理]-[通知]メニューから[通知の作成/編集]ウィザードを使用して、電子メール通知を設定します。 通知は、一部のデータ ソースではサポートされていません。 CA Performance Center Readme ファイルには、最新のリストが含まれています。

オンデマンド レポート テンプレートの作成

ユーザはオン デマンドのレポート テンプレートを作成、編集、削除できます。 この役割権限は、[オンデマンド レポート テンプレートの実行]権限と常に一緒に割り当てられます。 ユーザはオンデマンド レポート テンプレートをユーザ レベルで保存できます。その場合、ユーザのみがテンプレートを表示できます。 また、オンデマンド レポート テンプレートをテナント レベルで保存することもできます。その場合、テナント内の全ユーザがテンプレートを表示できます。

データ ソースの削除

管理者の役割を持つユーザがデータ ソースを削除(登録解除)できるようにします。 デフォルトではどのユーザや役割にも割り当てられていません。 管理者の役割にのみ割り当てることができます。

ビューから DA 管理ページへのドリル イン

ユーザが Data Aggregator 関連ページから Data Aggregator 管理者ページに直接アクセスすることができます。 この役割権限が正しく動作するには、ユーザは[データ ソースの管理]権限も有することが必要です。 Data Aggregator 管理者ページにアクセスする機能は、Data Aggregator のデバイス、インターフェース、およびコンポーネントに対するビューに制限されています。 Data Aggregator インターフェースまたはコンポーネントを選択すると、ギヤ gearIcon ボタンおよび[デバイス管理]をクリックした場合に表示される関連親デバイス用の管理者ページを開きます。

コンテキスト ページの編集

コンテキスト ページ上のタブを編集、削除、追加、または並べ替えできます。 コンテキストとは、デバイス、ルータ、スイッチ、またはインターフェースなどの管理対象アイテムです。 コンテキスト ページはコンテキストが固定されたダッシュボードのようなものです。 デフォルトでこの権限があるのは、デザイナと管理者の役割のみです。

ユーザのプロキシ

選択されたユーザとしてログインし、ユーザ アカウント設定を表示して確認できます。

共有ビューへの変更の保存

共有ページ上のビューに対する編集を保存できます。 これらのビューを参照可能な他のユーザは、「すべてのユーザ用のデフォルト」として適用されている変更を参照できます。 ログアウト後も残るように、変更内容をユーザ アカウントに保存することもできます。

SNMP クリア テキスト

ユーザが SNMP プロファイルをトラブルシュートしてセキュリティ情報を参照できるようにします。

ダッシュボードおよびビュー アクセス用の役割の権限

以下の役割権限を持つユーザはレポート機能にアクセスできます。 ほとんどのユーザ アカウントにはこれらの権限が必要です。

データ ソースへのドリル イン

ドリル ダウンしながらデータ ソース インターフェースに移動して、選択されたアイテムの詳細データを参照できます。

ビューへのドリル イン

CA Performance Center コンテキスト ビューにドリル インして、選択されたアイテムの詳細データを参照できます。 「コンテキスト ページの編集」の役割権限を有効にする必要があります。

共有ビューの編集

共有ページ上のビューを自分用に編集できます。 これらのビューを参照可能な他のユーザは、この変更内容を参照することはできません。 変更内容は、現在のログイン セッションに適用することも、現在のユーザ アカウントに保存することもできます。

タイム ゾーンの編集

ダッシュボードに表示されたデータに関する独自のタイム ゾーン設定を編集できます。

通信の表示

特定のクライアント通信を参照できます。

ホストの表示

特定のクライアント ホスト情報を参照できます。

アイテム表示名または名前エイリアスを表示

アイテムの表示名またはエイリアスを参照できます。

注: この役割の権限を与えられるユーザは、[マイ設定]、[表示設定]メニュー アイテム内のダッシュボードおよびビューにどの名前を表示するかを選択できます。

アイテム名エイリアスのみ表示

アイテムのエイリアスのみを参照できます。

インベントリと検索の表示

ユーザが[インベントリ]タブと[検索]フィールドにアクセスしてアイテムを検索できるかどうかを決定します。

プロトコルの表示

使用可能なプロトコル情報を参照できます。

ToS の表示

適用可能なビュー内のサービスのタイプ情報を参照できます。

エクスポートおよび印刷するための役割の権限

以下の役割の権限がダッシュボード データをさまざまな形式でエクスポートできるようにします。

CSV にエクスポート

選択されたビューの内容をカンマ区切り値(CSV)形式でファイルにエクスポートできます。

ビューから URL を生成

URL を使用してビューを外部と共有できます。

ダッシュボードの印刷

現在のダッシュボード ページを PDF としてエクスポートし、選択されたプリンタに送信できます。

電子メールでレポートを送信

コンソールから、ダッシュボードをレポートとしてエクスポートし、電子メール メッセージで他のユーザに送信できます。

スケジュールに従ってレポートを送信

定期的に、ダッシュボードをレポートとしてエクスポートし、自動的に電子メールで送信するスケジュールをセットアップできます。

: この権限には「電子メールでレポートを送信」の役割の権限も必要です。

オンデマンド レポート テンプレートの実行

ユーザがオン デマンドのレポート テンプレートを実行できます。 この役割権限は、[オンデマンド レポートテンプレートの作成]権限と常に一緒に与えられます。 ただし、[オンデマンド レポートテンプレートの作成]権限が取り消されても、ユーザはそれらのオン デマンドのダッシュボードを編集および削除する機能を失いません。 [オンデマンド テンプレートの作成]権限がないものの[オンデマンド レポートテンプレートの作成]権限を有するユーザは、テナント レベルでオンデマンド レポート テンプレートを実行できます。

より高い解像度でのダッシュボードの実行

ダッシュボードを表示する場合にユーザはより高い解像度を選択できます。 デフォルトでは、CA Performance Center 内の役割にこの役割の権限は与えられません。 この役割権限を持つユーザは、より長い時間範囲にわたってレポートを作成する場合に通常許容される値よりも高い値に解像度を設定して保存することができます。 ユーザがより高い解像度をテナント レベルで保存した場合、その解像度はこの役割権限を持つユーザにしか表示されません。

注: より高い解像度が設定されても、一部のチャートは NULL データに対して引き続きその他の解像度で表示される場合があります。

また、役割の権限にはメニューも含まれます。 役割の権限を編集することで、選択したカスタムおよび事前定義済みメニューへのアクセスを許可できます。

詳細:

役割の追加

データ ソース固有の役割の権限

事前定義済み役割