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NetView インターフェースのインストール

CA OPS/MVS NetView インターフェースをインストールするには、以下の手順に従います。

  1. NetView の非送信要求メッセージ ストリームにアクセスするには、モジュール OPNVEX11 を、NetView exit のエイリアス名である DSIEX11 に再リンクする必要があります。 SMP/E を使用して DSIEX11 というエイリアスを追加するには、ライブラリ SYS1.OPS.CCLXCNTL(USEREX11) に含まれている usermod OPUM003 を適用します。 必要な場合は、exit モジュール OPNVEX11 およびエイリアス DSIEX11 を、SYS1.OPSCCLXLOAD から NetView STEPLIB 連結内のライブラリへコピーします。 DSIEX11 exit がすでに NetView 内にある場合は、<productname で提供されている exit にロジックが含まれるように修正します。 exit DSIEX11 を、SYS1.OPSCCLXLOAD から NetView STEPLIB 連結内のライブラリへ コピーします。

    DSIEX11 は、ソース 形式で SYS1.OPS.CCLXASM 内にあります。 この exit は非送信要求メッセージをマスタ コンソールへ送信し、次にサブシステム インターフェースを通じてそれらのメッセージをルーティングします。CA OPS/MVS はここでこれらのメッセージにアクセスし、自動化できます。

    重要: ある時点で、もう DSIEX11 exit を使用しないと決めた場合は、ロード ライブラリからエイリアス名を安全に削除できます。 DSIEX11 exit は OPNVEX11 モジュールの単なるエイリアス名です。

  2. SYS1.OPS.CCLXEXEC(OPSALERT) を、NetView DSICLD 連結内のデータ セットにコピーします。 このプログラムは NetView REXX EXEC です。
  3. NetView と MCS マスタ コンソール間の接続を確立します。 CA OPS/MVS ルールまたは REXX プログラムから NetView コマンドを発行するためのインターフェースは同じです。これは z/OS コンソールから NetView コマンドを発行できるように、IBM が提供しています。

    NetView AUTOTASK コマンドを使用して、MCS マスタ コンソールと NetView ユーザ ID 間の関係を作成します。 このコマンドは、NetView 端末で発行することも、NetView の initial CLIST メンバで発行することもできます。

    このコマンドの構文は以下のとおりです。

    AUTOTASK CONSOLE=consolenumber,OPID=operatorid
    
    consolenumber

    MCS のコンソール番号。

    operatorid

    MCS コンソールに関連付ける NetView のオペレータ ID。 NetView のオペレータ ID は、NetView パラメータ データ セットの DSIOPF メンバに定義されています。

    CA OPS/MVS NetView インターフェースでは、NetView のオペレータ ID と MCS マスタ コンソール間で関係が確立されているとみなしています。 NetView を開始したときにユーザに対して AUTOTASK コマンドを発行するには、NetView の start up CLIST を修正することを検討してください。

  4. NetView の startup CLIST を修正して、以下のコマンドを発行します。
    OPSALERT NOTIFY
    

    このコマンドは、NPDA の一連のレコーディング フィルタ設定(SRF)コマンドを発行して、 NetView のアラート情報に CA OPS/MVS がアクセスできるようにします。 NetView のインストール プロセスの手順 2 が完了した後で、NetView を再開せずに、このコマンドを発行することができます。

  5. SYS1.OPS.CCLXCNTL(OPSAUTO) のメッセージ テーブル エントリを、NetView の自動メッセージ テーブルにコピーします。 NetView の自動メッセージ テーブルがない場合は、NetView DSIPARM 連結内のデータ セットに OPSAUTO メンバをコピーして、以下のコマンドを発行します。
    AUTOMSG MEMBER=OPSAUTO
    

    NetView の起動時にこのコマンドが自動的に呼び出されるようにするには、コマンドを NetView の start up CLIST に配置します。

    NetView のメッセージ テーブルがすでにある場合は、メッセージ テーブルのエントリを既存のメッセージ テーブルの最後にコピーし、AUTOMSG コマンドを使用して再度アクティブ化します。

  6. SYS1.OPS.CCLXEXEC(ALERT) を、CA OPS/MVS ルールがアクセス可能なライブラリ(SYSEXEC 連結内のライブラリ)へコピーします。 これにより、CA OPS/MVS ルールおよびプログラムが ALERT 関数を使用できるようになります。
  7. CA OPS/MVS メッセージ ルールは、MSG.AFLAGS 変数のビットを設定することも、リセットすることも可能です。

    詳細については、「AOF Rules User Guide」を参照してください。

  8. NetView のコマンド プロセッサとして実行できる、POI コマンド プロセッサのサブセットを使用するには、NetView parmlib の DSICMD メンバに各コマンド プロセッサを定義します。

    以下に例を示します。

    *-------------------------------------------------*
    *     CA OPS/MVS NETVIEW CAPABLE POI COMMANDS     *
    *-------------------------------------------------*
    OPSGETV  CMDMDL  MOD=OPSGETV,TYPE=R,RES=Y,PARSE=N
               CMDCLASS=1,2,3
    OPSGETVL CMDMDL  MOD=OPSGETVL,TYPE=R,RES=Y,PARSE=N
               CMDCLASS=1,2,3
    OPSSETV  CMDMDL  MOD=OPSSETV,TYPE=R,RES=Y,PARSE=N
               CMDCLASS=1,2,3
    OPSDELV  CMDMDL  MOD=OPSDELV,TYPE=R,RES=Y,PARSE=N
               CMDCLASS=1,2,3
    OPSQL    CMDMDL  MOD=OPSQL,TYPE=R,RES=Y,PARSE=N
               CMDCLASS=1,2,3
    *-------------------------------------------------*
    *        AUTOMATE/MVS COMMAND ALIASES OF OPSMODE  *
    *-------------------------------------------------*
    GETVAR   CMDMDL  MOD=GETVAR,TYPE=R,RES=Y,PARSE=N
               CMDCLASS=1,2,3
    GETVARL  CMDMDL  MOD=GETVARL,TYPE=R,RES=Y,PARSE=N
               CMDCLASS=1,2,3
    SETVAR   CMDMDL  MOD=SETVAR,TYPE=R,RES=Y,PARSE=N
               CMDCLASS=1,2,3
    DELVAR   CMDMDL  MOD=DELVAR,TYPE=R,RES=Y,PARSE=N
               CMDCLASS=1,2,3
    SQL      CMDMDL  MOD=SQL,TYPE=R,RES=Y,PARSE=N
               CMDCLASS=1,2,3
    OPSMODE  CMDMDL  MOD=OPSMODE,TYPE=R,RES=Y,PARSE=N
               CMDCLASS=1,2,3
    

この例で定義されているロード モジュールが、システム linklist または LPA で使用できない場合は、CA OPS/MVS ロード ライブラリに対する STEPLIB を NetView のプロシージャ JCL に追加してから、ライブラリを APF 権限付与済みにする必要があります。 Automate と CA OPS/MVS のバージョンの同じコマンド が、OPSMODE コマンドを介して選択的に使用されている場合は、Automate ロード ライブラリの前に、CA OPS/MVS のロード ライブラリを検索する必要があります。

1 つのシステムで複数の CA OPS/MVS サブシステムをアクティブにすることができるので、対象サブシステム名に対してすべてのコマンド要求をデフォルトでルーティングするには、OPS$xxxx という ddname を持つダミーのデータ セットを割り当てます。ここで xxxx はサブシステム名です。割り当てを行うには、JCL または NetView ALLOCATE コマンドを使用できます。 OPSS はデフォルトのサブシステム名です。 以下に例を示します。

ALLOC FILE(OPS$OPST) DUMMY
//OPS$OPST DD DUMMY

CA OPS/MVS のセキュリティ ルールでは現在、グローバル変数のアクセスをセキュリティ チェックするための NetView ユーザ ID にアクセスできません。 NetView のコマンド プロセッサにグローバル変数へのアクセスを許可するには、NetView のアドレス空間に対して汎用的なセキュリティ ルールを有効にする必要があります。 以下に例を示します。

)SEC OPSGLOBAL*
)PROC
  If Opsinfo('JOBNAME') = 'netview job name' Then
    Return 'ACCEPT'
  Else
    Return 'NOACTION'
)END