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CA NSM SSM CA-OPS/MVS オプションのカスタマイズ

このセクションでは、CA NSM SSM CA OPS/MVS Option 製品に対する CA OPS/MVS のカスタマイズについて説明します。 CA NSM SSM CA OPS/MVS Option 製品をインストールする前に、CA OPS/MVS をインストールしてカスタマイズしておくことをお勧めします。 CA OPS/MVS でサポートされているすべてのリリースで、CA OPS/MVS と CA NSM SSM CA OPS/MVS Option 間の通信方法として Agent Technology エージェントを使用することができます。

Agent Technology エージェントを使用する方法

  1. CA OPS/MVS をインストールした後、以下のパラメータをカスタマイズします。
  2. CA OPS/MVS を開始します。

    注: CA OPS/MVS のメイン アドレス空間は、通信の相手先となる正しい TCP/IP スターティッド タスクを判断するために、TCP/IP データ セット(hlq.TCPIP.DATA)への読み込みアクセス権を持っていなければなりません。 CA OPS/MVS の初期化時に実行される OPSSPA00 REXX プログラムの中で、または OPSMAIN で開始したプロシージャ内の JCL ステートメントを介して 、システムにより明示的に データ セットが ddname SYSTCPD に自動で割り当てられる必要があります。 Agent Technology のインストールを担当しているシステム プログラマに連絡して、Agent Technology が通信に使う TCP/IP が使用する正しいデータ セット名を調べてください。 以下に例を示します。

    ADDRESS TSO "ALLOCATE FI(SYSTCPD) DSN('hlq.TCPIP.DATA') SHR"
    

    TCP/IP クライアント データ セットの要件の詳細については、IBM のドキュメントを参照してください。

    詳細については、「CA Network and Systems Management Systems Status Manager CA OPS/MVS Option User Guide」を参照してください。

  3. (オプション)System State Manager のテーブルに TNGNOTIFY、TNGELIGIBLE、および RESOURCE_TEXT の列が含まれていない場合のみ、この手順を行います。

    これらの新しい列を System State Manager のディレクトリ テーブル、およびすべてのリソース テーブルへ挿入します。 CA OPS/MVS の SAMPLES ライブラリ内の OPTNGCOL メンバには、この処理に役立つ OPS/REXX プログラムが収められています。

    OPTNGCOL REXX EXEC の引数は次のとおりです。

    SUBSYS

    CA OPS/MVS サブシステムの名前(通常は OPSS)。

    ACTIVATE

    現在管理対象になっている System State Manager テーブルのリスト。これらのテーブルでは、TNGNOTIFY 列の値は ALWAYS に設定されています。 現在管理されている System State Manager テーブルが ACTIVATE 引数に示されていない場合は、TNGNOTIFY 列を追加すると、値が NEVER になります。

    注: TNGNOTIFY 列が追加されると、RESOURCE_TEXT 列が追加されます。

    RESTABLE

    TNGNOTIFY 列および RESOURCE_TEXT 列を追加し、TNGNOTIFY の値を NEVER に設定するためのテーブル名のリスト。 ACTIVATE 引数が NULL の場合は、この引数は、デフォルト値の ALL になります。 RESTABLE(ALL) は、現在監視されているすべての System State Manager テーブルに、TNGNOTIFY 列および RESOURCE_TEXT 列が追加されることを意味します。

    プログラムの例を以下に示します。

    OX 'OPSDIST.SAMPLES(OPTNGCOL)' SUBSYS(OPSS) ACTIVATE(SSMQA1)
    
  4. CA OPS/MVS および CA NSM SSM CA OPS/MVS Option へステータスがレポートされる System State Manager のリソースすべてについて、リソース テーブルの TNGNOTIFY 列を ALWAYS に設定します。
  5. TNGNOTIFY 列を ALWAYS に設定する System State Manager リソースが含まれているすべてのテーブルについて、ディレクトリ テーブルの TNGELIGIBLE 列を YES に設定します(デフォルトのディレクトリ テーブルは SSM_Managed_TBLS です)。
  6. 日次のウォーム スタート トラップを作成するかどうか決定します。 OPSMTRAP OPS/REXX 関数を使用します。この関数により、CA OPS/MVS エージェントは必要なときにウォームまたはコールドのスタート SNMP トラップを生成できます。 また、日次の午前零時 AOF TOD ルールなど、さまざまな AOF ルールを使用することもできます。 複数のシステムが CA NSM SSM CA OPS/MVS Option と通信している場合は、ネットワークの過負荷を避けるために、各システムが日次のウォーム スタート トラップを異なる時刻に送信することをお勧めします。