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IMS Operations Facility のインストール

CA optional IMS Operations Facility(IOF)は IMS コマンドおよび非送信要求メッセージを IMS AOI の exit ポイントから取得します。 CA OPS/MVS は AOI の exit を、開始する各 IMS に動的に挿入します。 IMS にはサンプルの AOI exit がありますが、これはインストールが必要な場合もあります。 CA OPS/MVS AOI exit は、ユーザ独自の AOI exit の使用を妨げるものではありません。

各 IMS システムに対して CA OPS/MVS パラメータ IMSnINSTALLEXITS を YES(デフォルト値)に設定して、IMS の初期化時に IOF exit をインストールできます。 IMS の開始前にこのパラメータを NO に設定すると、IOF exit のインストールがバイパスされます。

注: IMS の前回の初期化時に IOF exit がインストールされている場合、このパラメータを NO に設定しても、これらの exit はアンインストールされません。 この exit を削除するには、IMS の再起動が必要です。 IOF exit がインストールされていなくて、IMS がすでに初期化されている場合は、IMS がアクティブな状態でこのパラメータを YES に設定すると、次のメッセージ イベントで、IMS システムから IOF exit が自動的にインストールされます。

注: IMS WTOR を使用しない IMS コマンド発行に対して IOF バッチ メッセージ処理(BMP)を使用することは、IOF AOI exit がインストールされているかどうかに影響されません。 ここでは、2 種類の AOI exit があります。 ひとつは IMS AOI のオリジナルの exit である DFSAOUE0 です。これは DB/DC または DCCTL-only システムでのみ呼び出されたもので、TYPE 1 の exit として示されます。 もう 1 種類の AOI exit は DFSAOE00 です。これはすべての IMS システム タイプ(DB/TM、TM‑only、および DBCTL-only)で呼び出されるもので、TYPE 2 の exit として示されます。 現在、DBCTL-only の IMS システムは、IOF では完全にはサポートされていません。 この IMS に対しては、OPS/MVS パラメータの IMSnCHAR を、DBCTL リージョンの CRC(コマンド認識文字)以外の文字に設定することをお勧めします。

独自の AOI exit(TYPE 1 または TYPE 2 のいずれかの exit)がインストールされていない場合は、OPS.CCLXASM ライブラリで提供されているサンプルの exit をインストールする必要があります。 IMS RESLIB を参照して、AOI exit がインストールされているかどうか確認します。 RESLIB に exit がない場合は、該当するサンプルの exit をインストールする必要があります。 OPS.CCLXASM ライブラリでは、サンプルの TYPE 1 exit のメンバ名が OPSAOUE0、サンプルの TYPE 2 の名前が OPSAOE00 になっています。 これらのサンプル メンバは、RESLIB にアセンブルしてリンクエディットする必要があります。 正しいリンクエディット ステートメントは、各メンバの最後に提示されています。 OPS.CCLXCNTL ライブラリの OPSAOUE0 メンバと OPSAOE00 メンバには、JCL および関連する使用方法が含まれています。

IMS Transaction Manager(TM)環境では、複数の exit タイプを実現すると、CA OPS/MVS ユーザが考慮しなければならない共存の複雑さが増大します。