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VTAM APPL ステートメント — VTAM に CA-OPS/MVS を定義する

各システムで CA OPS/MVS が必要とするのは、以下の形式を使用する 1 つの APPL ステートメントのみです。

netname APPL  APPC=YES,
               AUTH=ACQ,
               AUTOSES=1,
               DSESLIM=3,
               DMINWNL=1,
               DMINWNR=1,
               MAXPVT=512K,
               MODETAB=modetab,
               PARSESS=YES,
               PRTCT=vtampswd

上記の APPL ステートメントのパラメータにおける有効な値の詳細については、VTAM ドキュメントを参照してください。

以下の例では、SYS1.OPS.CCLXCNTL データ セットの OPSAPPL メンバに APPL の定義が指定されています。 ここでは、3 つの z/OS システム(A、B、および C)を接続した 1 つのネットワークがあり、すべてのシステムが相互にクロスドメイン セッションをサポートできると仮定しています。

例 1: この APPL ステートメントは、システム A の SYS1.VTAMLST にのみ示されます。

OPSMAINA APPL  APPC=YES, 
               AUTH=ACQ, 
               AUTOSES=1 
               DSESLIM=3 
               DMINWNL=1,
               DMINWNR=1,
               MODETAB=MTLU62,
               PRTCT=OPSMVS,
               MAXPVT=512K,
               PARSESS=YES

例 2: この APPL ステートメントは、システム B の SYS1.VTAMLST にのみ示されます。

OPSMAINB APPL  APPC=YES,
               AUTH=ACQ,
               AUTOSES=1
               DSESLIM=3
               DMINWNL=1,
               DMINWNR=1,
               MODETAB=MTLU62,
               PRTCT=OPSMVS,
               MAXPVT=512K,
               PARSESS=YES

例 3: この APPL ステートメントは、システム C の SYS1.VTAMLST にのみ示されます。

OPSMAINC APPL  APPC=YES,
               AUTH=ACQ,
               AUTOSES=1
               DSESLIM=3
               DMINWNL=1,
               DMINWNR=1,
               MODETAB=MTLU62,
               PRTCT=OPSMVS,
               MAXPVT=512K,
               PARSESS=YES