管理対象オブジェクトの一意の識別子を指定する方法

CA IdentityMinder が管理する各オブジェクトには一意の識別子が必要です。一意の識別子が管理対象オブジェクトのプライマリテーブルの単一の列に格納されていることを確認します。プライマリテーブルは「データベーステーブル」で説明されています。

以下のように一意の識別子を定義するために UniqueIdentifier と UniqueIdentifierAttr エレメントを使用します。

<UniqueIdentifier>
  <UniqueIdentifierAttr name="tablename.columnname" />
</UniqueIdentifier>

UniqueIdentifierAttr エレメントには name パラメータが必要です。 name パラメータの値は一意の識別子が格納される属性です。値には物理属性または汎用属性を指定できます。

物理属性を指定する場合は、以下の点に注意してください。

「属性の説明を変更する方法」で説明されているように、指定された属性がデータベースに存在し、ディレクトリ設定ファイルで定義されていることを確認します。属性の説明で、読み取り専用または再書き込み不可の権限を必ず指定し、セッション中に一意の識別子が変更されないようにしてください。
物理属性を指定するには、以下の構文を使用します。
```
tablename.columnname
```
tablename

属性が格納されるテーブルの名前を定義します。指定するテーブルはプライマリテーブルである必要があります。

columnname

属性を格納する列の名前を定義します。
データベースが一意の識別子を生成する場合は、属性のカスタム操作を指定します。たとえば、データベースから最後に生成した識別子を抽出する操作を指定する必要がある場合があります。