CA IdentityMinder が非常に大規模なユーザ ストアを管理する場合、多数の結果を返す検索により、システムがメモリ不足に陥る可能性があります。 メモリの問題を防ぐため、大規模な検索に対して制限を定義できます。
以下の 2 つの設定は、CA IdentityMinder がどのように大規模な検索を処理するか決定します。
ユーザ ディレクトリの検索時に CA IdentityMinder が返す結果の最大数を指定します。 結果数が限度を超えると、エラーが表示されます。
単一の検索で返すことができるオブジェクトの数を指定します。 オブジェクトの数がページ サイズを超える場合、CA IdentityMinder は複数の検索を実行します。
ページ サイズを指定する場合は、以下の点に注意します。
Sun Java System Directory Server ページング サポートの設定
Active Directory ページング サポートの設定
以下の場所で最大行数の制限とページ サイズを設定できます。
ほとんどのユーザ ストアおよびデータベースで、検索制限を設定できます。
注: 詳細については、使用しているユーザ ストアまたはデータベースのドキュメントを参照してください。
CA IdentityMinder ディレクトリを作成するために使用するディレクトリ設定ファイル(directory.xml)内に DirectorySearch エレメントを設定できます。
デフォルトでは、既存のディレクトリの最大行数とページ サイズの値が無制限に設定されます。 新規ディレクトリに対しては、最大行数の値が無制限に、ページ サイズの値が 2000 に設定されます。
ディレクトリ全体ではなく、オブジェクトの特定のタイプに適用される最大行数の制限とページ サイズを設定するには、CA IdentityMinder ディレクトリの作成に使用する directory.xml ファイル内で管理対象オブジェクト定義を設定します。
管理対象オブジェクト タイプに制限を設定することで、自社のビジネス要件に合わせた調整を行うことができます。 たとえば、ほとんどの会社ではグループ数よりユーザ数のほうが多くあります。 そのような会社では、ユーザ オブジェクト検索だけに制限を設定できます。
ユーザ コンソールの検索およびリスト画面でユーザが参照する検索結果の数を制御できます。 結果数がタスクに対して定義されている 1 ページ当たりの結果数を超える場合、ユーザは結果の追加のページへのリンクを参照します。
この設定は、検索によって返される結果数に影響しません。
注: 検索およびリスト画面でのページ サイズ設定の詳細については、「管理ガイド」を参照してください。
最大行数の制限とページ サイズが複数の場所で定義されている場合、最も詳細な設定が適用されます。 たとえば、管理対象オブジェクト設定はディレクトリ レベルの設定より優先されます。
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