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アップグレードの後の既存環境の保護

CA Identity Manager12.6 以降にアップグレードした後で、ネイティブ セキュリティを使用して、管理コンソールを保護できます。

注: CA Identity Manager が CASiteMinder と統合される場合は、管理コンソールを保護するためにネイティブ CA Identity Manager セキュリティを使用することはできません。

次の手順に従ってください:

  1. web.xml ファイルの管理コンソールのネイティブ セキュリティを以下のように有効にします。
    1. テキスト エディタで CA Identity Manager_installation\iam_im.ear\management_console.war\WEB-INF\web.xml を開きます。
    2. ManagementConsoleAuthFilter の Enable パラメータの値を 以下のように true に設定します。
      <filter>
      <filter-name>ManagementConsoleAuthFilter</filter-name>
      <filter-class>com.netegrity.ims.manage.filter.ManagementConsoleAuthFilter</filter-class>
      <init-param>
      <param-name>Enable</param-name>
      <param-value>true</param-value>
      </init-param>
      </filter>
      
    3. web.xml ファイルを保存します。
  2. CA Identity Manager オブジェクト ストアで IM_AUTH_USER テーブルを作成します。

    IM_AUTH_USER テーブルは、管理コンソール管理者に関する情報を格納します。

    1. CA\Identity Manager\IAM Suite\Identity Manager\tools\db\objectstore に移動します
    2. オブジェクト ストアに対して、以下のいずれかのスクリプトを実行します。
      • sql_objectstore.sql
      • oracle_objectstore.sql

        注: 既存のデータベースに対してスクリプトを実行する方法の詳細については、そのデータベース用のベンダー マニュアルを参照してください。

  3. パスワード ツールを使用して、ユーザー パスワードを暗号化します。

    パスワード ツールは、CA Identity Manager ツールとともに以下の場所にインストールされます。

Windows: C:\Program Files\CA\Identity Manager\IAM Suite\Identity Manager\tools\PasswordTool

UNIX: /opt/CA/IdentityManager/IAM_Suite/Identity_Manager/tools/PasswordTool

PasswordTool

以下のコマンドを使用して、パスワード ツールを実行します。

pwdtools -JSAFE -p anypassword

JSAFE オプションにより、PBE アルゴリズムを使用してプレーン テキスト値が暗号化されます。

  1. IM_AUTH_USER テーブルにブートストラップ ユーザ情報を挿入します。 IM_AUTH_USER テーブルですべての列に対する値を指定します。

    例:

    USER_NAME: admin1

    PASSWORD: anypassword

    DISABLED: 0

    ID:1

  2. CA Identity Manager サーバを再起動します。

    管理コンソールはネイティブ セキュリティによって保護されます。