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ユーザとアイデンティティ ポリシーとの同期の方法

アイデンティティ ポリシーを使用する際には、CA Identity Manager でのポリシー評価方法とユーザへの適用方法を理解することが重要です。 ユーザの同期プロセスを十分に理解していない場合、予期しない結果を引き起こすアイデンティティ ポリシーを設定してしまう場合があります。

CA Identity Manager でアイデンティティ ポリシーが評価および適用される方法を以下の手順に示します。

  1. ユーザ同期プロセスは以下の方法で開始されます。
  2. CA Identity Manager は、ユーザに適用するアイデンティティ ポリシーの組み合わせを判別します。
  3. CA Identity Manager は、そのユーザに適用するアイデンティティ ポリシーの一式を、そのユーザに対して適用済みのポリシーの一覧と比較します。

    注: ユーザに適用されたポリシーの一覧は、ユーザ プロファイルの %IDENTITY_POLICY% 汎用属性に格納されています。 属性の設定の詳細については、「設定ガイド」を参照してください。

  4. ユーザに対するすべてのポリシーを CA Identity Manager が評価後、以下の順序でポリシーが適用されます。
    1. 割り当て解除一覧のアイデンティティ ポリシー
    2. 割り当て一覧のアイデンティティ ポリシー
    3. 再割り当て一覧のアイデンティティ ポリシー
  5. 各アイデンティティ ポリシーの適用後、CA Identity Manager はポリシーを再評価し、最初の同期化プロセス(手順 2 から 4)で発生した変更に基づいて、新たな変更が必要かどうか確認します。

    この手順は、アイデンティティ ポリシーの適用によって加えられた変更が、他のアイデンティティ ポリシーをトリガしていないことを確認するためのものです。

  6. 適用可能なすべてのポリシーとユーザが同期するまで、または管理コンソールで定義された最大再帰レベルに CA Identity Manager で達するまで、CA Identity Manager は引き続きアイデンティティ ポリシーの再評価と適用を実施します。

    たとえば、ユーザがロールに割り当てられると、アイデンティティ ポリシーはユーザの部署を変更します。 新しい部署は、別のアイデンティティ ポリシーをトリガします。 ただし、再帰レベルが 1 に設定されている場合は、ユーザが再同期されるまで後続の変更は行われません。

    再帰レベルの設定の詳細については、管理コンソールのオンライン ヘルプを参照してください。

詳細情報:

自動的なユーザ同期の設定

手動によるユーザの同期化

ユーザ同期化の確認