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ローミングおよび仮想アプリケーション展開

ターゲット コンピュータがエンタープライズ ネットワーク内のある場所から別の場所に移動される場合、そのコンピュータは「ローミングされる」と言います。 この移動の結果、ターゲット コンピュータは新しいスケーラビリティ サーバへの接続が必要となる場合があります。 こうした移動が発生するケースとして、ユーザが新しいオフィスで仕事をしているため、そのコンピュータを元のスケーラビリティ サーバではなくローカル スケーラビリティ サーバに接続する必要がある場合があります。 また、ネットワークの構造に影響を与える組織変更があった場合、一部のターゲット コンピュータが別のスケーラビリティ サーバに割り当てられる場合もあります。

ターゲット コンピュータが仮想アプリケーションをストリーミング モードで実行している場合、スケーラビリティ サーバはストリーミング サーバとしても動作します。 仮想アプリケーションがストリーム配信される場合、アプリケーションをターゲット コンピュータで実行するには、ターゲット コンピュータに接続されているスケーラビリティ サーバにアプリケーションがステージングされている必要があります。 したがって、ターゲット コンピュータが新しい場所および新しいスケーラビリティ サーバに移動した場合、その新しいスケーラビリティ サーバも新しいストリーミング サーバになります。 新しいサーバがストリーミング サーバとして機能するには、ターゲット コンピュータにストリーム配信されるすべての仮想アプリケーション用のステージング パッケージを新しいスケーラビリティ サーバにインストールしておく必要があります。 仮想アプリケーション パッケージの種類については、「仮想アプリケーション パッケージ」を参照してください。

ストリーム配信仮想アプリケーションをローミング ターゲット コンピュータで実行するときの問題を回避するために、ターゲット コンピュータ上の CA ITCM エージェントは、そのコンピュータのストリーミング サーバを変更する前にいくつかのチェックを実行します。 これらのチェックは、新しいスケーラビリティ サーバへの切り替えには影響しません。 ターゲット コンピュータは、新しいスケーラビリティ サーバにローミングされます。 これらのチェックでは、新しいスケーラビリティ サーバがストリーミング サーバとしても機能するかどうかを調べます。 チェックの結果が合格であれば、ストリーミング サーバは新しいスケーラビリティ サーバに変更されます。 チェックの結果が不合格であれば、元のスケーラビリティ サーバが引き続きストリーミング サーバとして動作します。 詳細については、「仮想アプリケーションを使用する場合のローミングの動作」の説明を参照してください。