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PIF 製品のファイル、ディレクトリ、およびシンボリック リンク

PIF 製品には、ファイル、ディレクトリ、およびシンボリック リンクが含まれます。 通常、これらの項目はすべて、製品のインストール パスの相対パスにインストールされます。 これらをターゲット コンピュータの特定の位置にインストールするには、宛先パスを完全修飾名で指定します。

パッケージャおよびインストーラでは、以下のファイル タイプがサポートされます。

標準ファイル

標準ファイルは、ターゲット コンピュータへのインストールに必須の変更不可能な製品ファイルです。 インストーラによって、標準ファイルの整合性がチェックされます。 再インストールを行う場合は、再インストール時に標準ファイルが置き換えられます。

設定ファイル

設定ファイルには、すべての設定が保存されます。更新インストールの際に、設定ファイルが更新されることはありません。 設定ファイルはサイズが変わることが多く、製品の整合性が反映されません。 このため、PIF ファイルの整合性チェックでは、変更された設定ファイルは無視されます。 設定ファイルに新しいパラメータを追加する場合は、プリインストール スクリプトまたはインストール後のスクリプト内で行う必要があります。 PIF 製品が完全に削除されると、設定ファイルも削除されます(ただし、lsm オプション -R または内部パラメータ PIF_RETAIN_CONFIGURATION によって削除が抑止された場合を除く)。 再インストールを行う場合、設定ファイルはインストーラによって変更されません。

一時ファイル

一時ファイルは、製品のインストール時にターゲット コンピュータにコピーされ、製品のインストールが終了するとターゲット コンピュータから削除されます。 再インストールを行う場合、一時ファイルはインストーラによってチェックされません。

永続ファイル

ソフトウェア製品が削除されても、永続ファイルはシステムから削除されません。 製品の削除後もシステムに残ります。 永続ファイルが製品のインストール前からあり、既存の永続ファイルの変更日付が製品に梱包されたファイルの日付より新しい場合、元の永続ファイルがそのままシステムに残ります。

ディレクトリ(#dir)およびシンボリック リンク(#slink)は、ユーザおよびグループに割り当てられます。 これらのユーザおよびグループは、製品をインストールする前に作成されている必要があります。

パスのすべてのディレクトリは、PIF 製品内にそれぞれエントリがある必要があります。たとえば、/usr/local/bin/ の場合、製品に /usr、/usr/local、および /usr/local/bin の 3 つのエントリが必要となります。