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エージェント パッケージの展開

CA ITCM エージェントの展開中にネットワークを介して転送されるデータの量を低減するために、CA ITCM では、英語のみをサポートするエージェント パッケージと、サポートされるすべての言語のエージェントが含まれるパッケージ(多言語エージェント パッケージ)が提供されています。

製品のインストール DVD の製品ファイル フォルダに、各エージェント パッケージが格納されています(例: WindowsProductFiles_x86)。

英語のみのパッケージには、「_ENU」というサフィックス が付けられています(例: AllAgents_ENU)。 多言語パッケージには、特にサフィックスは付いていません。

ソフトウェア パッケージ ライブラリでは、ENU パッケージには「(英語のみのエディション)」のサフィックスが付加され、多言語エージェント パッケージには特別な識別子はありません。

インフラストラクチャ展開ウィザードでは、ENU パッケージには「(英語のみのエディション)ENU」というマークが付加され、多言語エージェント パッケージにはサフィックス NLS (ENU、DEU、FRA、JPN)が付加されます。

インストール時に、英語のみのパッケージ、多言語エージェント パッケージ、またはその両方を Software Delivery ライブラリとインフラストラクチャ展開パッケージ フォルダにインポートするかどうかを選択します。

いずれか一方のパッケージ(たとえば、英語のエージェント パッケージ)のみを選択し、後で多言語エージェント パッケージを追加する場合は、dsmPush コマンドを実行して、選択したエージェント パッケージを展開する必要があります。

ターゲット コンピュータへの多言語エージェント展開では、特に指定されている言語はありません。 代わりに、インストールはターゲット コンピュータのシステム言語で実行されます。 ターゲット コンピュータへの展開時に、インストール言語を明示的に指定するには、インフラストラクチャの展開ウィザードの「追加の ... インストール オプションを入力してください」というフィールドに DSM_LANGUAGE オプションを入力します。 このオプションは、以下のように指定する必要があります(lang には、ターゲット コンピュータのインストール言語を指定します。有効な値は、enu、deu、fra、jpn、chs、esn、kor のいずれかです)。

DSM_LANGUAGE=lang (Windows の場合)

/RDSM_LANGUAGE=lang (Linux および UNIX の場合)

言語設定を指定しない場合は、システムのデフォルト ロケールが使用されます(そのような言語 パッケージが利用できる場合)。 システムのデフォルト ロケールがサポートされていないロケールの場合は、インストーラが自動的に enu (英語(米国))を選択します。

また、dmsweep コマンド ラインを使用してターゲット コンピュータにパッケージを展開するときに、言語パラメータを指定する場合もあります。 その場合は、pparams オプションを使用して、CA ITCM の操作で使用される言語を指定します。

例: 以下のコマンド ラインを使用して、ドイツ語版の Windows エージェントを展開します。

この例では、ドイツ語版 Windows エージェントのパッケージ番号は 3 です。

dmsweep deploy /ip targetcomputer /pn 3 /pparams servername,/DSM_LANGUAGE=deu

注: DSM_LANGUAGE などの追加のインストール オプション(「プロパティ」とも言います)およびその値の詳細については、「CA ITCM のインストール」の章の「コマンド ラインを使用した CA ITCM のインストール」を参照してください。

デフォルトでは、エージェント パッケージはすべてマネージャと同じ FIPS モードでインストールされます。 以下のパラメータを使用して、デフォルト値を無効にできます。

Windows ターゲット コンピュータ:

FIPS_MODE=1 //(FIPS 推奨)
FIPS_MODE=2 //(FIPS のみ)

Linux または UNIX のターゲット コンピュータ:

/RITCM_FIPS_MODE=1 //(FIPS 推奨)
/RITCM_FIPS_MODE=2 //(FIPS のみ)