前のトピック: FIPS モードを切り替える前に次のトピック: FIPS 推奨モードに切り替える方法


FIPS のみモードに切り替える方法

CA ITCM インフラストラクチャを FIPS のみモードに切り替えることで、単に FIPS 準拠の暗号化を使用できます。 FIPS のみモードに切り替えた後、コンポーネントは r12 のコンポーネントと通信できません。

注: FIPS 準拠の暗号化のみを使用する準備ができるまで、FIPS 推奨モードを使用することをお勧めします。

以下のプロセスでは、CA ITCM インフラストラクチャを FIPS のみモードに切り替える手順について説明します。

注: エンタープライズ マネージャに関連する手順が適用されるのは、環境内に CA ITCM エンタープライズ マネージャがある場合のみです。

  1. DSM コンポーネントがすべて リリース 12.8 にアップグレードされていることを確認します。
  2. すべての OS およぶブート イメージを FIPS 準拠の形式に更新します。 イメージ更新の詳細については、「OS インストール管理 管理者ガイド」を参照してください。
  3. エンタープライズ マネージャ上で変換ユーティリティを実行します。 このユーティリティはグローバル OSIM 設定ポリシーを FIPS‑ 準拠の形式に変換し、すべてのドメイン マネージャに管理対象の値およびパラメータの定義を配布します。
  4. エンタープライズ マネージャ上のイベント ログをチェックして、ポリシーがすべてのドメイン マネージャに正常にレプリケートされたことを確認します。
  5. ドメイン マネージャ上で変換ユーティリティを実行します。 このユーティリティはローカル OSIM 設定ポリシーを変換し、管理対象値を CA ITCM インフラストラクチャ内のすべてのコンポーネントに配布します。
  6. エンタープライズ マネージャ上のデフォルトの設定ポリシーを変更して、FIPS のみモードに切り替えます。

    注: カスタム設定ポリシーを使用して FIPS モードを変更することはお勧めしません。

  7. エンタープライズ マネージャ上のイベント ログをチェックして、ポリシーがすべてのドメイン マネージャに正常にレプリケートされたことを確認します。
  8. エンタープライズ マネージャがない場合は、ドメイン マネージャ上のデフォルトの設定ポリシーを変更して、FIPS のみモードへ切り替えます。

注: FIPS モードが有効になるように、CAF を再起動します。

関連項目:

サポートされている FIPS モード

変換ユーティリティの実行

FIPS モードを変更する設定ポリシーの変更