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コンピュータ移動操作中のエラー診断

イベント ログには、コンピュータの移動操作の失敗の理由が記録されます。 コンピュータの移動操作が失敗した理由を知るには、イベント ログを確認する必要があります。 コンピュータの移動操作の失敗の原因が OSIM 移動操作の失敗であることを発見した場合は、[コンピュータの移動: OSIM 移動延期コード]設定ポリシーのパラメータを設定できます。

たとえば、以下の一連の手順で、コンピュータの移動操作中に発生したエラーを検出および分析するケースを考えてみます。 この例では、OSIM ジョブ移動が失敗し、エラー コード 5 が返されます。

  1. コンピュータ上で[コンピュータの移動: OSIM 移動有効]設定ポリシーが有効になっていることを確認します。
  2. [コンピュータの移動: OSIM 移動延期コード]設定ポリシーに対して定義されているエラー コードのリストが以下のとおりであることを確認します。

    1,2,3,4,5,6,8,12,13,45,211。

  3. ドメイン マネージャ 1 (DM1)からドメイン マネージャ 2 (DM2)へのターゲット コンピュータの移動操作を試行します。 この試行によって、ターゲット コンピュータ用の OSIM ジョブ レコードの移動が試行されます。 この例では、OSIM ジョブ レコードの転送は失敗し、エラー コード 5 が返されます。
  4. エラー コード 5 が[コンピュータの移動: OSIM 移動延期コード]設定ポリシーに定義されているリストに存在することを確認します。 この例では、エラー コード 5 はリストに存在します。したがって、SD 移動(インストール レコードの移動)は延期され、コンピュータの移動操作は失敗します。
  5. イベント ビューア(Windows イベントコンソール)を開き、この失敗の理由を確認します。 このエラーが以後の再試行で修正されないことが分かった場合、リストからエラー コード 5 を削除できます。 これ以降、エラー コード 5 で転送が失敗しても SD 移動操作が延期されることはありません。

関連項目:

OSIM 移動設定ポリシーの設定

エラー コード