インフラストラクチャ展開ポリシー グループ
インフラストラクチャ展開ポリシー グループには、DSM インフラストラクチャ内のコンポーネントの展開に関する以下のポリシーが含まれています。 ポリシーをダブルクリックして[プロパティの設定]ダイアログ ボックスを表示すると、そのポリシーのパラメータ値を変更できます。
ターゲット コンピュータにパッケージを常に展開するかどうかを指定します。 このポリシーは、特定のソフトウェア バージョンにロール バックする場合などに便利です。 通常、展開スキャンでパッケージがすでに「展開済み」または「新規」と示される場合、同じパッケージを再展開することはできませんが、この動作は値 True によって上書きされます。
デフォルト: False
ターゲットにプライマ ソフトウェア パッケージを常に展開してインストールするかどうかを指定します。 このポリシーは、ターゲット ホストのプライマ インストールが壊れた場合、またはプライマのアップグレードが必要な場合に役立ちます。 有効な値は、[はい]および[いいえ]です。
デフォルト: True
プライマ パッケージをターゲット コンピュータに配信するメソッドを示します。 有効な値は以下のとおりです。
展開がスケーラビリティ サーバから展開するように設定されている場合、プライマ パッケージはスケーラビリティ サーバからターゲット コンピュータまで展開されるように指定します。
プライマ パッケージが管理サーバからターゲット コンピュータに展開されることを指定します。
注: 対象のターゲット コンピュータに地理的により近いスケーラビリティ サーバがある場合、値 True を指定すると、ネットワーク帯域をより効率的に活用し、迅速に展開を行うことができます。
デフォルト: True
展開マネージャ上で実行中のターゲット コンピュータに対する同時展開の最大数を常時制御します。 この値は、展開マネージャの現在の作業負荷に応じて増減させることができます。
デフォルト: 4
展開スキャン中にターゲットを ping するように DMDeploy を設定するかどうかを指定します。 一部のネットワークでは、ファイアウォール設定およびルータ設定ポリシーによって、ネットワーク上でコンピュータがアクティブかどうかをチェックする試みを停止するように設定されている場合があります。 このポリシーを True に設定すると、このようなチェックが省略され、コンピュータが「応答中」とマークされます。これにより、展開を続行できます。
注: スキャン フェーズ中に「応答がありません」のステータスを返す Microsoft Windows Vista コンピュータまで展開する場合は、このポリシーを True に設定する必要があります。
デフォルト: False
マシンの状態が失敗ステータスに設定されるまでの非活動時間を分で指定します。 展開マネージャでは、パッケージ配信およびインストールの両方のターゲットからの確認が待機されています。 場合によっては、パッケージ配信およびインストールに非常に長い時間を要することがあります(特に、大規模なネットワーク上で実行し、ターゲット コンピュータが非常に低速であり、または作業負荷が高く、このターゲット コンピュータに対する帯域幅が狭い場合)。 このポリシーによって、展開が失敗とマークされるまでのリセット時間を増加(または削減)できます。
注: マネージャ上でジョブが失敗とマークされても、ターゲット コンピュータ上で実行中のインストールには影響を与えません。 インストールが進行中であり、ジョブのリセット時間後に完了する場合、マネージャ上のジョブは失敗とマークされますが、インストールは通常通り続行します。
デフォルト: 120
展開中に DMPrimer に送信したいずれかの制御メッセージに対する応答を展開マネージャが待機する最長時間(分)を指定します。 低速のネットワーク リンクで展開が実行されている場合、この値を増加できます。
デフォルト: 2
ターゲット システムにプライマ パッケージをインストールするまで待機する最長時間(分)を指定します。 このタイムアウト時間は、プライマ ソフトウェアがターゲット コンピュータに転送された後に開始されます。 非常に低速であったり、作業負荷が高いターゲット コンピュータに展開する場合は、この値を増加します。 このタイムアウトを超過すると、展開マネージャでは、ターゲット コンピュータ上のインストールが失敗したものと見なされます。 ただし、インストールが実際に進行中の場合、同じターゲットに対する後続の展開(プライマのインストールの完了後)が正常に続行します。
注: このポリシーは、いずれのオペレーティング システムを実行するターゲット コンピュータに展開する場合にも適用できます。
限度: 1 -500
デフォルト: 10
スキャン フェーズ間に、展開マネージャがターゲット マシンの PING への応答を待機する最大の秒数を指定します。
デフォルト: 15
プライマ パッケージを展開する場合に使用される Secure Shell(SSH)データ パケットのサイズ(バイト単位)を指定します。 SSH データ パケット サイズを小さくすると、ターゲット システムにプライマを配信する時間が増大します。
注: プライマを UNIX/Linux システムに展開しているときに問題が発生する場合(特に、プライマ パッケージの展開中に /tmp/dmprimer ディレクトリへ部分的プライマ インストール イメージが転送される場合)は、この値を小さくします。
注: SFTP サーバの中にはデフォルトのパケット サイズを受信できないものがあります。その場合、「SSH は SFTP を実行できません」というステータス メッセージが表示されます。 このような場合は、パケット サイズを小さくする必要があります。 一般的に、「12288」を設定すると、展開が正常に終了します。
デフォルト: 24576
プライマ ソフトウェア パッケージを展開する場合は、展開マネージャが Windows ターゲット コンピュータに共有を作成しようとする最大回数を指定します。 DSM パッケージの展開を実行するときにネットワーク中断が発生する場合には、この値を大きくしてください。 それぞれの接続試行の間には、数秒の遅延があります。
注: このポリシーは、Windows ターゲットに展開する場合にのみ適用可能です。
限度: 1 -100
デフォルト: 2
展開中にプライマ ソフトウェア パッケージのコピー先となる共有を指定します。 デフォルトでは、プライマ インストール パッケージは、インストールの前に admin$ にコピーされます。 セキュリティ上の理由などで admin$ へのコピーが不要または行われない場合、プライマ インストールを実行する別の共有場所が指定されます。
デフォルト: admin$
展開時に IP アドレスではなくホスト名が使用されるかどうかを指定します。 ジョブの存続期間中、Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP)の考慮事項により IP アドレスとホスト名のマッピングが影響を受けるネットワーク環境で実行中の場合は、このポリシーを True に設定する必要があります。 有効な値は True(ホスト名を使用)、および False(IP アドレスを使用)です。
デフォルト: False
CA メッセージ キューイング(CAM)が IP アドレスのホスト名への変換を無効にするかどうかを示します。 ジョブの存続期間中に DHCP の考慮事項によりメッセージが影響を受ける可能性がある場合は、このポリシーを True に設定する必要があります。
デフォルト: False
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