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dmsweep deploy

dmsweep deploy コマンドでは、対象のパッケージを指定された一覧にあるターゲット コンピュータに展開します。

サブコマンドの形式は、以下のとおりです。

deploy 
[/manager <manager_machine>] 
[/musername <manager_username> /mpassword <manager_password>] 
[/mfilename <manager_filename>] 
{/ip <address_wild> [/toip <stop_address>] | /ipfilename <ip_filename> | /domain <domain_name> (WinNT のみ) 
| /uri <uniform resource identifier> 
| /targetcred <target_credentials_file> 
| /query <query_name> }
[/tusername <target_username> /tpassword <target_password> | /epassword <encrypted_password>] 
[/tfilename <target_filename>] | 
{/packagenum <package_number> | /product <product_name> /package <package_name> [/version <version>] [/platform <platform>] [/language <language>]} 
[/pparams <package_parameters>] 
[/jobname <job_name>] 
[/sserver <scalability_server_machine>
 /ssusername <scalability_server_username> /sspassword <scalability_server_password>]
 [/primerargs <primer install arguments>]
/manager

パッケージ リストの取得元のマネージャの名前を指定します。 /manager を省略した場合は、現在のマシンと見なされます。

/musername

マネージャ コンピュータのユーザ名を指定します。

/mpassword

マネージャ コンピュータのパスワードを指定します。

<manager_password> が指定されていない場合は、コマンド実行時に、dmsweep によって値の入力を求めるプロンプトが表示されます。

/mfilename

マネージャの名前およびマネージャのユーザ名とパスワードの詳細をファイルから参照できます。

このファイルの形式は、packages セクションで説明しています。

/ip

スキャンを開始するアドレスです。

アドレスはマシン名(DNS などで名前が解決可能な場合)、または IP アドレス (10.0.0.1 など) で指定できます。 引数 <address_wild> では、アスタリスクを使用することができます。たとえば、「10.0.0.*」と指定すると 10.0.0.1 から 10.0.0.254 までが範囲となり、「10.0.*.*」と指定すると 10.0.0.1 から 10.0.255.254 までが範囲となります。

<address_wild> には、アドレスを 1 つだけ指定したり、複数のアドレスをカンマ区切りで指定することができます。

/toip

スキャンする範囲の終了アドレスです。

/toip を /ip と併せて指定すると、スキャンは <address_wild> で指定したアドレスから開始し、<stop_address> をスキャンした後、終了します。

/ipfilename

/ipfilename を指定すると、コマンドはターゲット マシンのリストをファイル <ip_filename> から読み取ります。 ファイルの各行には、単独のターゲット アドレスや、カンマで区切られた複数のアドレスなどが含まれています。

machine1

machine2, machine3, 10.0.0.1

machine5

/domain

展開マネージャが Windows ベースのコンピュータ上にある場合は、/domain を使用して、指定されたドメイン内のコンピュータをスキャンできます。

/uri

/uri を指定すると、URI を使用して、外部ディレクトリから読み取るターゲット コンピュータを指定することができます。

/targetcred

/targetcred を指定すると、コマンドはターゲット マシンおよび接続クレデンシャルのリストをファイル <target_credentials_file> から読み取ります。

/query

/query を指定すると、<query_name> によって識別される管理対象外アセットのクエリが実行されたときに、ターゲットのリストが生成されます。

/packagenum

スキャンされるパッケージのパッケージ番号です。 dmsweep packages コマンドからの出力には有効な値が記述されます。

注: /packagenum オプションを使用するとパッケージをすばやく指定できますが、新しいパッケージが展開パッケージ ライブラリに追加されると、パッケージ番号が変わることがあります。 パッケージの識別方法が変わらないようにするには(たとえば、バッチ スクリプトを書くときなど)、以下のパッケージ識別オプションを使用します。

/product

スキャンされる製品名(たとえば、「CA Unicenter DSM」など)です。 dmsweep packages コマンドからの出力には有効な値が記述されます。

/package

スキャンされるパッケージ名(たとえば、「Agent + all agent plugins」など)です。 dmsweep packages コマンドからの出力には有効な値が記述されます。

/version

スキャンされるパッケージのバージョン(たとえば、「11.2.0.1234」など)です。 dmsweep packages コマンドからの出力には有効な値が記述されます。 オプションです。ただし、パッケージを一意に識別することができる充分な情報が指定されていない場合は、エラーが表示されます。

/platform

スキャンされるパッケージのプラットフォーム プロパティ(たとえば、「Linux x86」など)です。 dmsweep packages コマンドからの出力には有効な値が記述されます。 オプションです。ただし、パッケージを一意に識別することができる充分な情報が指定されていない場合は、エラーが表示されます。

/language

スキャンされるパッケージの言語プロパティ(たとえば、「ENU」など)です。 dmsweep packages コマンドからの出力には有効な値が記述されます。 オプションです。ただし、パッケージを一意に識別することができる充分な情報が指定されていない場合は、エラーが表示されます。

/tusername

ターゲットに接続するためのユーザ名を指定します。 展開マネージャがすでにターゲット コンピュータにパッケージを展開している場合、クレデンシャルは要求されません。

/tpassword

ターゲットに接続するためのパスワードを指定します。 展開マネージャがすでにターゲット コンピュータにパッケージを展開している場合、クレデンシャルは要求されません。

/tusername を指定し、かつ <target_username> を省略した場合、ユーザに対してユーザ名の入力を求めるプロンプトが表示されます。 /tpassword を指定し、かつ <target_password> を省略した場合、ユーザに対してパスワードの入力を求めるプロンプトが表示されます。パスワードは画面に表示されません。

/epassword

暗号化された形式でパスワードを指定します。 このオプションは、dmsweep でこの形式について警告し、パスワードは使用される前に復号化されます。 「暗号化されたパスワード」を参照してください。

/tfilename

ターゲットに認証が必要であり、/tfilename が指定されている場合は、<target_filename> が検索されます。 エントリが存在する場合は、そのファイルのクレデンシャルがターゲットに対して使用されます。存在しない場合は、/tusername および /tpassword が使用されます。 ファイル <target_filename> には、1 行ごとに 1 つのターゲットを指定します。各行にはターゲットのコンピュータ名(または IP アドレス)、ユーザ名、およびパスワードなどを指定します。

10.0.0.1 username1 password1

10.0.0.2 username2 password2

* username3 password3

ターゲット名に入力されている '*' は、ファイル内に明示的にリストされていないすべてのターゲットのデフォルトのクレデンシャルを示します。

/pparamsT

カンマ区切りのパラメータ リストを指定して、パッケージ インストール コマンド ライン上で $1$、$2$ などを置き換えます。 コマンド ラインの各パラメータの正しい形式とその説明を表示するには、dmsweep パッケージ コマンドを使用します。 異なるエージェントおよびサーバ配置パッケージで有効なインストール オプションの一覧については、CA ITCM 実装ガイドを参照してください。

/primerargs

dmprimer インストールにデフォルトでないインストール引数(たとえば、デフォルトではないインストール場所など)を指定します(ただし、エージェントまたはサーバ インストールでは指定できません)。 インストール引数は、プライマをインストールするコンピュータのインストール コマンド ラインに、変更されずに渡されます。 有効なインストール オプションの一覧については、CA ITCM 実装ガイドを参照してください。

/jobname

ジョブ名が、指定された <job_name> 引数に設定されることを指定します。指定しない場合、ジョブ名は現在の日時に基づいて自動的に生成されます。

/sserver

スケーラビリティ サーバからのパッケージ取得をターゲット マシンに強制します。 指定がない場合、パッケージはマネージャ マシンから取得されます。

/ssuserame

スケーラビリティ サーバに接続するためのユーザ名を指定します。

/sspassword

スケーラビリティ サーバに接続するためのパスワードを指定します。

注: /ssusername を指定し、かつ <scalability_server_username> を省略した場合、ユーザに対してユーザ名の入力を求めるプロンプトが表示されます。 /sspassword を指定し、かつ <scalability_server_password> を省略した場合、ユーザに対してパスワードの入力を求めるプロンプトが表示されます。パスワードは画面に表示されません。

注: <ip_filename> および <target_filename> の代わりに <target_credentials_file> を使用できます。 /targetcred の詳細については、ターゲット クレデンシャル ファイルを参照してください。

例:

deploy サブコマンドで可能ないくつかの例を以下に示します。

注: パッケージ番号、ターゲット コンピュータ、およびマネージャ マシンなどの値を適切な値に置き換えます。