前のトピック: view メソッド -- エクスポートされた MDB オブジェクトのプロパティの表示次のトピック: testcon メソッド -- テスト データベース接続


unregman メソッド -- DSM マネージャの登録解除

unregman は、MDB から DSM マネージャを登録解除するメソッドです。 DSM マネージャを登録解除した後、新しい DSM マネージャをインストールし、この MDB を参照するように指定できます。 最初の起動時に、新しい DSM マネージャは指定した MDB に登録されます。 DSM ドメインおよびエンタープライズ マネージャは、対応するドメインおよびエンタープライズ MDB にのみ登録できます。 たとえば、ドメイン マネージャはドメイン MDB にのみ登録できます。

注: コマンドを実行する前に、ターゲット MDB に開いているセッションがないことを確認します。

このコマンドのフォーマットは、以下のとおりです。

mdbac.bat –unregman -target connection_name {-user User_Name -pwd password |  -wallet wallet_file_name}

例: DSM マネージャの登録解除

このコマンド例は、テスト MDB に関連付けられた DSM マネージャを登録解除します。

mdbac.bat –unregman -target mssql-test -user ca_itrm -pwd password123

adjustmdbcfg メソッド -- 別の MDB を使用するための DSM マネージャの設定

adjustmdbcfg は、別の MDB を使用するために DSM マネージャを再設定するメソッドです。 新しい MDB が他の DSM マネージャに関連付けられていないことを確認する必要があります。

adjustmdbcfg メソッドを使用する場合は、以下の要因を考慮する必要があります。

このメソッドのコマンドのフォーマットは、以下のとおりです。

mdbac.bat –adjustmdbcfg -target connection_name –file rules_properties_file

注: デフォルト インスタンスを使用する場合でも、このメソッドに使用する接続名の接続文字列は明示的にデータベース インスタンス名を指定する必要があります。 詳細については、「データベース接続の設定」を参照してください。

file

再設定手順およびアクションが含まれるルール プロパティ ファイルへのパスを指定します。 詳細については、「ルール プロパティ ファイル」を参照してください。

このコマンドは、実行時に DSM マネージャの comstore 内の以下の MDB 接続パラメータを更新します。

注: ターゲット MDB で ca_itrm ユーザを作成するようにルール プロパティ ファイルを設定している場合、comstore とルール プロパティ ファイル内の ca_itrm ユーザのパスワードが一致していることを確認する必要があります。 これは、adjustmdbcfg メソッドでは comstore 内の ca_itrm ユーザおよびパスワードのパラメータが更新されないためです。

ルール プロパティ ファイル

ルール プロパティ ファイルは、adjustmdbcfg メソッドが MDB 移動に対して実行する手順を設定できる設定ファイルです。 サンプル ファイル mdbmove.properties は MDB_Install_Directory¥cfg フォルダにあります。

以下の図は、サンプル ファイルの内容を示します。

ルール プロパティ ファイルのスクリーンショット

以下のパラメータおよびアクションがルール プロパティ ファイルにあります。

reconfigure.sequence

adjustmdbcfg メソッドが従う必要がある手順を指定します。 この手順にはカンマ区切りリストでステップ名が含まれます。 各ステップには、以下の形式で定義されているアクション名およびパラメータがあります。

stepn.action
stepn.argm
createlogin (login_name、パスワード

SQL Server MDB 内の指定されたユーザ名およびパスワードでデータベース ログインを作成します。

droplogin (login_name

SQL Server MDB から指定されたデータベース ログインをドロップします。

repairlogin (login_name

MDB のユーザと SQL Server ログインの SID を連携させます。

updatecomstore

現在の SQL Server MDB のデータベース接続プロパティ(ホスト名、インスタンス名、ポート)でローカル DSM マネージャの comstore ファイルを更新します。

updatedomain ([label])

SQL Server MDB をホストするサーバのプロパティに従って MDB の ca_n_tier テーブルを更新します。 ラベルを指定している場合、ドメインのラベルとして使用されます。