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報告される情報

NRI エージェントは標準の DSM エージェント コンポーネントを使用しますが、NRI エージェントが報告するインベントリが DSM エージェントが報告するよりも少なくなる可能性があります。 この理由は、上で説明した使用事例のいくつかでは、NRI エージェントが標準のドメイン ユーザ アカウントを持つユーザによって実行される可能性があり、この場合一般に、通常の DSM エージェントが実行されるローカル システム アカウント(または管理者アカウント)よりも権限が少なくなってしまいます。 NRI エージェントは、実行されるときの権限に基づいて、可能な限り多くの情報を収集します。

NRI エージェントは、次の 3 つの手法を使用してハードウェア インベントリ情報を取得します。

注: 物理メモリは、NRI エージェントを制限ユーザのコンテキストで実行している場合はレポートされません。

NRI エージェントをリモート デスクトップ接続を介して実行している場合、いくつかの値は実際の値と異なってレポートされる可能性があります。

ヒューリスティック ベースのソフトウェアスキャンの場合、NRI エージェントはインストールされているソフトウェアの詳細を、以下を調べることにより取得します。

シグネチャベースのソフトウェア スキャンの場合、インストールされたソフトウェアの検出は、NRI エージェントに有効なソフトウェア コンテンツ シグネチャに依存します。 NRI エージェントには最新のコンテンツ シグネチャが付属していますが、DSM 管理者は、シグネチャ コンテンツ ファイルを 1 つ置き換えるだけで、このシグネチャを新しいコンテンツ定義で更新できます。

NRI エージェントを制限ユーザが実行していると、レポートされるソフトウェア インベントリの量は、管理権限を持つユーザによりレポートされる量と異なることがあります。 ヒューリスティック ソフトウェアの場合、ユーザが使用できるアプリケーションのみがレポートされます。 シグネチャ スキャンの場合、いくつかのシグネチャについては、ファイル アクセス制限のために、アプリケーションがインストールされているかの確認が禁じられる可能性があります。

ユーザが管理者である場合、デフォルト パッケージは信頼レベル 5 を返します。 ユーザが制限ユーザの場合、信頼レベルとして 3 が返されます。 収集インベントリでのレポート中は、レポートされる信頼レベルについて注意することが重要です。

いずれかのアセットが以前にフル DSM エージェントによってインベントリ処理されている場合、そのインベントリが管理者によって収集されているのであれば(信頼レベル5)、NRIインベントリがそのインベントリを上書きします。 管理者でないユーザの生成した NRI インベントリは、DSM エージェントによって収集されたインベントリを上書きしません。

レポートされることが予想されるインベントリ情報の一覧については、「レポートされるインベントリ項目のリスト」を参照してください。