データの正規化とは照合処理の 1 つの手順であり、製品とディスカバリ リポジトリのデータを標準化、整理、および統合するためのルールのリストを作成します。 正規化によって、発注書用の製品、人材用の製品、調達用の製品、Data Importer などの複数のソースから製品にインポートされる重複データが縮小、削除、および統合されます。
データを正規化すると、データ管理に必要な時間および負担が軽減されます。 また、アセット、モデル、およびその他のオブジェクトを定義する場合やレポートを生成する場合に、ユーザが不適切な情報を選択してしまう可能性を低減します。 本製品では、正規化の処理について説明し、正規化をさらに効率よく正確に実行できるようにします。 照合処理の実行中に、統合済みの検出データは、ユーザが所有するアセットと照合されます。また、照合レポートを使用してこのデータをレポートすることができます。
アセット一致基準として使用できる、会社、オペレーティング システム、およびシステム モデルの 3 つのフィールドを正規化します。 これらのフィールドを正規化するのは、正規化された 1 つの値を表す際に複数の値が存在することが多いためです。 たとえば、ディスカバリ ツールによって、1 つの会社の名前のバリエーションが数多く見つかる場合があります。 会社名のすべてのバリエーションを 1 つの値に正規化し、アセット一致基準には正規化された会社名が含まれるようにします。 これらのフィールドをアセット一致基準に含めることができるように、これらのフィールドが正規化されます。
ハードウェア照合エンジンは、ユーザが定義する以下の正規化ルールを参照して、製品にインポートされるデータを正規化します。
例: 会社データの正規化
次の例では、CA Client Automation を使用して製品に会社データをインポートするときに、以下のようなさまざまな形式の Document Management Company のバリエーションが検出されました。
アセットとモデルを定義するとき、および照合レポートを生成するときに適切な会社を選択できるように、会社正規化ルールを定義して、すべてのバリエーションを Document Management Company にマップします。 照合プロセスの実行中に、CA MDB でアセットが更新される前に、正規化ルールは以下のように値をマップします。
注: 収集された会社が検出された会社である場合のみ、権限のある(代表の)会社にマップされる収集された会社がハードウェア照合に影響します。
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収集されたデータ(権限のない値) |
正規化済みのデータ(権限のある値) |
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Document Management Co |
Document Management Company |
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Doc Management Company |
Document Management Company |
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Doc Management Co |
Document Management Company |
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