リモート ストレージ サーバのコールド データベースに存在するデータに対してクエリを実行したり、レポートを作成することはできません。 このようなデータにクエリを実行したりレポートを作成するには、そのデータが CA Enterprise Log Manager サーバにウォーム状態で存在する必要があります。 復元シェル スクリプト restore-ca-elm.sh は、特定のコールド データベースとそのデジタル署名を、指定の CA Enterprise Log Manager サーバに移動し、ウォーム状態に復元するコマンド ライン ユーティリティです。 この復元ユーティリティを使用して、このデータベースを元のレポート サーバに戻したり、専用の復元ポイントに移動したりすることができます。 復元スクリプトを実行するには、非対話型の認証を設定しておく必要があります。
復元スクリプトは、ファイルの復元先の CA Enterprise Log Manager サーバから実行します。 コマンドで特定するリモート ホストとは、リモート ストレージ サーバを指します。 コールド データベースはリモート ストレージ サーバのアーカイブ ディレクトリに存在します。
元のレポート サーバまたは復元ポイント サーバのいずれかにデータベース ファイルを復元するための要件は、次のとおりです。
復元ポイント サーバにファイルを復元する場合は、次の追加のアクションを実行します。
コマンドの形式は以下のとおりです。
restore-ca-elm.sh -euser userid -epasswd pwd -rhost hostname -ruser userid -rlocation path -files file1,file2,file3...
Administrator ロールを持つ CA Enterprise Log Manager ユーザ アカウントのユーザ名を指定します。
ユーザ名に関連付けられた CA Enterprise Log Manager パスワードを指定します。
コールド データベース ファイルがアーカイブ ディレクトリに存在するリモート ホストのホスト名または IP アドレスを指定します。 リモート ホストは CA Enterprise Log Manager サーバではありません。
/opt/CA/LogManager のパスに対するアクセス許可を持ち、認証された鍵ファイルを含む .ssh フォルダの所有権を持つユーザ アカウントを指定します。 通常、このユーザ アカウントは caelmservice ユーザ アカウントです。
リモート ストレージ サーバのデータベース ファイルへのパスを指定します。 リモート ストレージ サーバが UNIX サーバである場合、パスは /opt/CA/LogManager/data/archive です。
復元するデータベースを、スペースを入れずにカンマで区切ったリストで指定します。
例: 復元シェル スクリプト
以下のコマンド例は、アーカイブ済みデータベース ファイルの復元先の CA Enterprise Log Manager から実行されます。 Administrator1、calm_r12 のアカウント認証情報を持つユーザが実行します。 アーカイブ済みデータベースをオフサイト ストレージから移動した宛先リモート サーバの名前は、NY- ストレージ -Svr です。 このリモート サーバは、RSA 公開鍵がコピーされている .ssh フォルダの所有権を持つ caelmservice アカウントで設定されています。 このアカウントは、ディレクトリ構造 /opt/CA/LogManager に関するフル権限も持っています。 このコマンドによって、復元されるファイルが NY‑Storage‑Svr サーバの data/archive ディレクトリ パスにあることが指定され、復元されるデータベース ファイルが NY‑Storage‑Svr_20081206192014.db.cerod として識別されます。
restore-ca-elm.sh -euser Administrator1 -epasswd calm_r12 -rhost NY‑Storage‑Svr -ruser caelmservice -rlocation /opt/CA/LogManager/data/archive -files NY‑Storage‑Svr_20081206192014.db.cerod
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