収集 - レポート アーキテクチャを使用している場合、収集サーバからレポート サーバへの自動アーカイブを設定する必要があります。 この設定によって、収集および精製済みイベント ログ データのウォーム データベースを、レポートの実行が可能なレポート サーバに自動的に送信できるようになります。 この自動アーカイブを、日単位ではなく時間単位で反復されるようスケジュールし、毎日大量のデータの転送に長時間が当てられる事態を回避することをお勧めします。 作業の負荷や処理を集中させるか、1 日の間に分散するかに応じてスケジュールを選択します。 自動アーカイブによってデータベースが収集サーバからレポート サーバにコピーされると、そのデータベースは収集サーバから削除されます。
ストレージ領域が豊富なローカル サーバを特定し、その後レポート サーバからこのリモート ストレージ サーバに自動アーカイブを設定することができます。 自動アーカイブによってデータベースがレポート サーバからリモート ストレージ サーバにコピーされると、レポート サーバ上のデータベースは、[アーカイブの最大日数]に設定されている期間が経過するまでは削除されません。 設定期間が経過した時点で、データベースは削除されます。 自動アーカイブのこのフェーズのメリットは、アーカイブ済みデータベースが自動削除の前に長期保存場所に手動で移動されていないために失われてしまうことからデータベースを保護することです。
注: 自動アーカイブされたデータベースを受信するようリモート サーバを設定する前に、ソース CA Enterprise Log Manager サーバなどの宛先サーバ上のディレクトリ構造を設定し、認証のための各種所有権および権限を割り当てる必要があります。 詳細については、「実装ガイド」の「非対話型認証の設定」を参照してください。 必ず「リモート ホストでの鍵ファイルの所有権の設定」で説明されている手順に従ってください。
このシナリオ例では、ニューヨーク データ センターの CA Enterprise Log Manager 管理者を想定しています。このデータ センターのネットワークは、豊富なストレージ容量を備えた 1 台のリモート サーバと、それぞれが専用のロールを持つ複数の CA Enterprise Log Manager サーバから構成されています。 自動アーカイブで使用されるサーバの名前は、以下のとおりです。
注: この例は、サーバの CA Enterprise Log Manager システム管理を専門とする管理サーバが存在していることを想定しています。 自動アーカイブでは直接的なロールがないため、このサーバはここでは示していません。

収集サーバからレポート サーバ、その後レポート サーバからリモート ストレージ サーバへの自動アーカイブを設定するには、ガイドとして以下の例を使用します。
![[イベント ログ ストア]の下にある「NY- 収集 -ELM」を選択します。](o771905.png)


以下の図の数字は、自動アーカイブの 2 つの設定を示しています。1 つは、収集サーバからレポート サーバへのもの、もう 1 つは、レポート サーバからネットワーク上のリモート サーバへのものです。

このような設定を行った後、自動処理が以下の要領で実行されます。
アーカイブの目的は、復元の際に使用できるよう、イベント ログを保存することです。 ログに記録された古いイベントを調査する必要性が生じた場合は、コールド データベースを復元できます。 オンサイトのストレージ サーバからオフサイトの長期保存場所にアーカイブ済みデータベースを手動で移動する手順を、以下の図に示します。


注: これで、復元されたデータにクエリおよびレポートを実行できます。
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