ユーザが表示できるレポートを、指定したタグが付いたレポートに制限できます。 また、そのレポート上に表示できるデータを、指定したイベント ソースから生成されたデータに制限できます。 特定のタグが付いたレポートへのアクセスの制限は、アクセス ポリシーを使用して行います。 特定の CA Enterprise Log Manager サーバに返されたイベントへのデータ アクセスの制限は、アクセス フィルタを使用して行います。 アクセス フィルタが定義されている場合、ロールの割り当ては任意です。 すなわち、ユーザを新規作成し、ロールを割り当てずに、アクセス フィルタを使用して、そのユーザのデータ アクセスを制限できます。
米国に 4 つのデータ センターを持つ ABC 社のシナリオを考えます。管理者は、ヒューストン地域の管理者に、ヒューストン地域のドメイン コントローラによって処理される Windows イベントへの読み取りアクセス権を与える必要があるとします。 ヒューストン ドメイン コントローラにインストールされた CA Enterprise Log Manager サーバによって処理される Windows イベントは、ホスト名が文字列「ABC-HOU-WDC」で始まるソースから送信されます。
この例では、Win-Admin というユーザを作成し、このユーザが「システム アクセス」タグが付いたデータのみを表示できるようにし、これらのレポート上のデータを、既知の命名規則で始まるホスト名が付いたイベント ソースからのイベントに制限する方法を、順を追って説明します。
この例では、以下の各手順の詳細を説明します。
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