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手動による新規イベント ログ ストアへのアーカイブの復元

1 年ごとや半年ごとにコンプライアンス監査を行うために、クエリの実行やレポート作成を目的として、コールド ストレージに保存されたファイルの復元が必要になることがあります。 CA Enterprise Log Manager の 1 つを、コールド データの調査用復元ポイントとして機能するよう指定すると、この CA Enterprise Log Manager に新しいデータベースを復元するたびに、強制的にカタログを再構築する必要があります。 カタログの再構築、すなわちカタログ再作成は、データが作成されたサーバとは異なるサーバにデータを復元する場合にのみ必要になります。

重要: このサーバについて、イベント ログ ストアのアーカイブの最大日数設定が適切であることを確認してください。 設定が適切でない場合、復元されたファイルはすぐに削除されます。

必要な場合は、iGateway が再起動されたときに、カタログ再作成が自動的に実行されます。 iGateway がシャットダウンされる前にデータベースのカタログ作成が完了していない場合は、iGateway の再起動後にカタログの再作成プロセスが実行されます。 iGateway が停止している間に 1 つ以上のデータベースがアーカイブ データベース ディレクトリに追加された場合、次に iGateway が起動したときに、カタログ再作成プロセスが実行されます。

外部ストレージから、バックアップされたものとは異なる CA Enterprise Log Manager へのアーカイブ済みファイルの復元は、以下の手順から構成されます。

  1. 復元するデータベースを特定します。 そのためには、フィルタを使用してアーカイブ カタログにクエリを実行してください。
  2. 外部ストレージから、特定されたコールド アーカイブ ファイルをネットワークに移動します。
  3. 移動したデータベースをアーカイブ ディレクトリにコピーします。 アーカイブ ディレクトリを表示するには、-list loc オプションを使用して LMArchive ユーティリティを実行します。
  4. アーカイブ カタログを再構築します(カタログの再作成)。

    単一のデータベースを追加するためにアーカイブ カタログを再構築すると、数時間かかる場合があります。 カタログ再作成プロセスが完了するまで待機してから、復元されたデータベースのイベント ログに対してクエリおよびレポート作成を実行して、検証を開始してください。

  5. クエリを発行して、復元結果を検証します。

注: CA Enterprise Log Manager を復元ポイント専用として使用する場合は、必ず連携から除外してください。

詳細情報:

アーカイブ済みデータベースのアーカイブ ディレクトリへの移動

復元されたアーカイブの最大アーカイブ日数の設定

復元されたデータベースのカタログへの追加

復元の検証

例: 管理者以外のユーザへのアーカイブ管理の許可