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CAP に対して RACF を設定する方法

CAIENF (CA, Inc. Event Notification Facility)で C1DEFLTS テーブルに定義された SPAWNPROC を生成するには、対応するデフォルト ユーザ ID を使用してセキュリティ ソフトウェア パッケージにタスクを定義する必要があります。 これらの定義を使用して、CAIENF は生成されたタスクを開始します。 タスクはデフォルト ユーザ ID のセキュリティ コンテキストで開始されますが、その後、CA Endevor SCM ジョブをサブミットするユーザのセキュリティ コンテキストに切り替えられます。

重要: 以下の説明では、ENDEVOR は、SPAWNPROC スターティッド タスク名およびその対応するユーザ ID の両方を表します。 サイトに代替ユーザ ID として定義した ENDEVOR というユーザ ID がすでに存在する場合は、ENDEVOR をタスク名またはタスク ユーザ ID として使用しないでください。 代わりに、別の値を選択します。 代替 ID(ALTID)は、C1DEFLTS テーブルに RACFUID=ENDEVOR として定義されます。

IBM RACF をカスタマイズして並行アクション処理のスターティッド タスクを正しく初期化できるようにするには、以下の手順に従います。

  1. 以下のいずれかの方法を使用して、RACF に対してスターティッド タスクを定義します。
  2. スターティッド タスク xxxxxxxx に RACF ユーザ ID を割り当て、スターティッド プロシージャの開始を許可されている RACF グループにユーザ ID を割り当てます。 xxxxxxxx に RACF ユーザ ID を定義するには、ADDUSER コマンドを使用して、以下のように既存のスターティッド タスクの RACF グループに関連付けます。
    ADDUSER user_name DFLTGRP(default_group) OWNER(default_group) NOPASSWORD 
    
    user_name

    新しい RACF ユーザ ID の名前を指定します。 この名前は、CAP が使用する PROCLIB 内のスターティッド タスク メンバと同じ名前にする必要があります。

    default_group

    システムのすべてのスターティッド タスクが含まれるデフォルト グループを指定します(例: STCGROUP)。

    注: このコマンドは一例です。 ADDUSER コマンドの使用方法の詳細については、RACF 管理者にお問い合わせください。

    注: デフォルト グループの名前が不明な場合は、RACF 管理者にお問い合わせください。 RACF STARTED クラスの実装、またはスターティッド タスク テーブル(ICHRIN03)の変更の詳細については、「IBM RACF Security Administrator Guide」を参照してください。