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CAP に対して CA Top Secret を設定する方法

CAIENF (CA, Inc. Event Notification Facility)で C1DEFLTS テーブルに定義された SPAWNPROC を生成するには、対応するデフォルト ユーザ ID を使用してセキュリティ ソフトウェア パッケージにタスクを定義する必要があります。 これらの定義を使用して、CAIENF は生成されたタスクを開始します。 タスクはデフォルト ユーザ ID のセキュリティ コンテキストで開始されますが、その後、CA Endevor SCM ジョブをサブミットするユーザのセキュリティ コンテキストに切り替えられます。

重要: 以下の説明では、ENDEVOR は、SPAWNPROC スターティッド タスク名およびその対応するユーザ ID の両方を表します。 サイトに代替ユーザ ID として定義した ENDEVOR というユーザ ID がすでに存在する場合は、ENDEVOR をタスク名またはタスク ユーザ ID として使用しないでください。 代わりに、別の値を選択します。 代替 ID(ALTID)は、C1DEFLTS テーブルに RACFUID=ENDEVOR として定義されます。

サイトで CA Top Secret セキュリティを使用する場合は、以下の手順に従います。

  1. CAP に対する新しい機能名 ENDEVOR を定義します。 これを実行するには、以下の定義を Top Secret セキュリティ パラメータ ファイル(PARMFIELD DD ステートメントによって指定)に追加します。
    * USERnn FACILITY FOR
    *
    FAC(USERnn=NAME=ENDEVOR)
    FAC(ENDEVOR=xxxx)
    

    ここで、「xxxx」は、デフォルト以外に設定されるその他の機能制御オプションです。 機能は、TSS MODIFY コマンドを使用して動的に定義できます。 以下に例を示します。

    TSS MODIFY(FAC(USERnn=NAME=ENDEVOR)) 
    TSS MODIFY(FAC(ENDEVOR=xxxx))
    

    TSS MODIFY コマンドは、CA Top Secret の次のリサイクルまでのみ有効です。

  2. 以下のコマンドを入力して、ENDEVOR という名前の新しい ACID を定義します。
    TSS CRE(ENDEVOR) NAME(endevor user-id?) TYPE(USER) FAC(STC,ENDEVOR) PAS(xxxx,0)
    TSS ADD(ENDEVOR) FAC(STC)
    

    CA Top Secret は、すべてのスターティッド タスク(STC) ACID にパスワードを指定すること、および CA Top Secret パラメータ ファイルに OPTIONS(4) を設定することを推奨しています。 OPTIONS(4) を設定すると、STC が開始するときに、パスワード用のプロンプトが表示されません。 ただし、STC ACID でログオンする場合、パスワードを知っている必要があります。

    ENDEVOR ACID の NODSNCHK、NORESCHK、および NOSUBCHK バイパス属性が必要な場合があります。 それ以外の場合は、ACID に対して、必要とするすべてのファイルとリソースへのアクセスが許可されていることを確認します。

  3. 以下のコマンドを入力して、ENDEVOR ACID に MASTFAC 定義を指定します。
    TSS ADD(ENDEVOR) MASTFAC(ENDEV0R)
    
  4. 以下のコマンドを入力して、CAICCI 生成タスク ENDEVOR のデフォルトの ACID として、ユーザ ID ENDEVOR を割り当てます。
    TSS ADD(STC) PROCNAME(ENDEVOR) ACID(ENDEVOR)
    
  5. 以下のコマンドを入力して、CA SCM for Mainframe の各ユーザに、ENDEVOR 機能へのアクセス権を付与します。
    TSS ADD(USER-ID) FAC(ENDEVOR
    

    注: 新しい機能の定義の詳細については、「CA Top Secret Security Control Options 」を参照してください。 CRE コマンドと ADD コマンドの詳細については、「CA Top-Secret Security Command Functions 」を参照してください。