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SQL データベース実行（JDBC）

SQL データベース実行ステップでは、JDBC （Java Database Connectivity）を使用してデータベースに接続し、データベースに対して SQL クエリを実行することができます。

SQL 構文が完全にサポートされています。ただし、SQL は検証されません。 SQL はデータベースに送信され、そこで検証されます。 SQL エラーが発生すると、応答にキャプチャされます。 エラーに対してアサートを行えます。 SQL が、使用しているデータベース マネージャで有効であることを確認してください。

前提条件： データベースの適切な JDBC ドライバが DevTest クラスパスに存在する必要があります。 ドライバ JAR ファイルは、ホット デプロイ ディレクトリに配置できます。 DevTest クラスパスには Derby クライアント ドライバが含まれています。したがって、再度それを追加する必要はありません。

パラメータ要件： JDBC ドライバ クラスの名前、データベースの JDBC URL、およびデータベースのユーザ ID とパスワード。 また、SQL クエリを作成するために、データベースのテーブルのスキーマを知っておく必要があります。

1. SQL データベース ステップ エディタでは、以下のパラメータを入力します。

    

   接続情報

   JDBC ドライバ

   適切なドライバ クラスの完全なパッケージ名を入力または選択します。 標準のドライバ クラスは、ドロップダウン リストで使用可能です。 また、［参照］ボタンを使用して、ドライバ クラスの DevTest クラス パスを参照できます。

   接続文字列

   接続文字列はデータベースの標準の JDBC URL です。 URL を入力または選択します。 一般的なデータベース マネージャの JDBC URL テンプレートは、ドロップダウン リストで使用可能です。

   取得する最大行数

   結果セットで返される最大行数を入力します。 このフィールドは必須です。 行数に制限を設けない場合は、「-1」と入力します。

    

   実行情報

   ユーザ ID

   ユーザ ID を入力します（データベースで必要な場合）。

   パスワード

   パスワードを入力します（データベースで必要な場合）。

   接続を維持

   このオプションをオンにすると、ステップが実行して最初に開かれたデータベース接続がキャッシュされます。 そのステップに対してガベージ コレクションが発生すると、データベース接続が閉じられます。 ［接続を維持］がオフの場合、接続はステップが実行されるたびに閉じられます。

   結果セットを返す

   クエリで結果セットを返す場合（SELECT タイプのクエリの場合）は、このチェック ボックスをオンにします。 UPDATE、INSERT、または DELETE の場合はオフにします。 このチェック ボックスを誤って設定すると、クエリでエラーが発生します。

   SQL エラーの場合

   エラーが発生した場合にリダイレクトするステップを選択します。

    

   ローカルのデモ サーバと通信するには、以下を使用します。

   JDBC ドライバ

   org.apache.derby.jdbc.ClientDriver

   接続文字列

   jdbc:derby://localhost:1527/reports/lisa-reports.db

   ユーザ ID

   sa

   パスワード

   sa

2. ユーザ ID やパスワード（必要な場合）などのデータベース接続情報を入力した後、［テスト接続］をクリックして接続をテストします。

   情報が正しい場合は、成功メッセージ ウィンドウが表示されます。 情報が正しくない場合は、エラー メッセージが表示されます。

3. これで、下部ウィンドウに SQL ステートメントを入力することができます。

   SQL ではプロパティを使用できます。 DevTest は SQL 文字列をデータベースへ渡す前にパラメータを置換します。

   JDBC ステップは、ストアド プロシージャ コールをサポートしています。 ストアド プロシージャが入力および戻り値として使用する引数として、基本データ型（文字列、数値、日付、ブール値）がサポートされています。 パラメータを追加するには、［追加］ をクリックします。 ［パラメータ］列の数値は編集できません。 行を追加、削除、移動すると、［パラメータ］列の数値が自動的に再設定されます。

   また、JDBC ステップでは、JDBC のプリペアード ステートメントも使用できます。 SQL ステートメントでは、疑問符を使用できます。また、{{プロパティ}} を指定して追加できます。 この機能により、引数の型とパラメータ値の一重引用符のエスケープを気にしなくてすみます。 {{col1}} および {{col2}} への参照を持つステートメント「insert into MYTABLE(COL1,COL2) values (?, ?)」を考えると、理解しやすくなります。 型およびエスケープ文字は自動的に変換されます。

   ステートメントに NULL を含めるには、{{<<NULL>>}} 構文を使用します。

4. SQL クエリを作成したら、［SQL をテスト/実行］をクリックして、クエリを実行します。

   メッセージは結果のステータスを示します。

5. ［OK］をクリックします。

   結果は、［結果セット］タブに表示されます。

6. これで、結果セットに対してフィルタおよびアサーションを作成できます。

   ［結果セット］タブの下部のアイコンは、以下のフィルタおよびアサーションへの容易なアクセスを提供します。

   結果セット行の別の値に対する値の取得

   検索フィールドのセル（値フィールドのフィルタ）を選択し、プロパティ名を入力します。 検索フィールドのセルの値が見つかった場合、その行の［値］フィールドの値が入力されるプロパティの値として設定されます。

   結果の値を解析フィルタ

   選択したセルの値が入力されるプロパティの値として設定されます。

   結果セットのコンテンツ アサーション

   選択したフィールド（列）の値が入力した正規表現と比較されます。

   これらおよびその他の結果セットの適切なフィルタおよびアサーションの詳細については、「フィルタの説明」および「アサーションの説明」を参照してください。

SQL データベース実行ステップには、「JDBC SQL 関数 テーブル名」という命名規則を使用したデフォルトの名前があります。 ステップのデフォルト名でサポートされている関数は、select、insert、delete、update、および perform です。 ステップ名は、いつでも変更できます。