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Enterprise JavaBean 実行

Enterprise JavaBean 実行ステップでは、J2EE アプリケーション サーバで実行される Enterprise JavaBean (EJB)への参照を取得し、コールを実行することができます。

EJB のテストは、Java オブジェクトのテストと同様です。 DevTest は、ホーム EJB インターフェースを使用して動的に EJB に接続し、EJB オブジェクトのインスタンスを作成します。 ホーム インターフェースを必要としないため、このプロセスは EJB と少し異なります。 テスト中の EJB は、複合オブジェクト エディタにロードされます。このエディタでは、Java コードを記述せずに EJB を操作できます。

前提条件: 複合オブジェクト エディタについての知識。 アプリケーション クライアント JAR およびクライアント EJB JAR は、DevTest クラスパスに存在する必要があります。 これらの JAR ファイルは両方とも、hotDeploy ディレクトリにコピーされます。 EJB のサンプルをすぐに実行できるように、hotDeploy ディレクトリには、JBoss アプリケーション サーバ用の jboss-all-client.jar ファイルおよびサンプル JAR ファイルが含まれます。

パラメータ要件

EJB デプロイヤは、この情報を提供する必要があります。

SIBC を使用した DevTest Solutions による WebSphere への接続

IBM は、ダウンロードして Sun JVM と一緒に使用できる EJB および JMS クライアントを提供しています。 このクライアントは、ここから入手できます。

次の手順に従ってください:

  1. このファイルをダウンロードし、そのインストーラを実行します。
  2. 以下のコマンドを実行してください。
    java -jar sibc_install-o0902.06.jar jms_jndi_sun <出力ディレクトリ> 
    
  3. <出力ディレクトリ> から以下のファイルを取得します。
  4. 上記の 3 つの JAR ファイルを参照するために、LISA_PRE_CLASSPATH 環境変数を作成します。

    例: LISA_PRE_CLASSPATH=C:\sibc.jms.jar;C:\sibc.jndi.jar;C:\sibc.orb.jar;

  5. local.properties を編集し、以下の行を追加します。
    com.ibm.CORBA.ORBInit=com.ibm.ws.sib.client.ORB 
    
  6. JMS ステップで、以下の設定を使用します。

この例では、ITKO サンプル サーバ(JBoss サーバ)を使用します。 ローカルのデモ サーバを使用するために、ホスト名として localhost を使用します。

  1. 以下のパラメータを入力します。
    アプリケーション サーバを選択

    リストからアプリケーション サーバを選択します。 アプリケーション サーバがリストにない場合は、[その他/ユーザ指定]オプションを選択します。

    エディタの下部セクションは、選択内容によって異なります。 上記の図は、JBoss の設定パネルを示しています。

  2. JBoss パネルでは、以下のパラメータを入力します。
    ホスト名または IP アドレス

    アプリケーション サーバのホスト名と IP アドレスを入力します。

    ポート番号

    ポート番号を入力します。

    ユーザ

    アプリケーション サーバにユーザ ID が必要な場合に入力します。

    パスワード

    アプリケーション サーバにパスワードが必要な場合に入力します。

  3. 次へ]をクリックします。

 

その他/ユーザ指定ウィンドウ

  1. 以下のパラメータを入力します。
    JNDI ファクトリ

    アプリケーション サーバの完全修飾 JNDI ファクトリ クラス名を入力または選択します。

    JNDI サーバ URL

    JNDI サーバ名を入力または選択します。

    ユーザ

    アプリケーション サーバにユーザ ID が必要な場合に入力します。

    パスワード

    アプリケーション サーバにパスワードが必要な場合に入力します。

  2. 次へ]をクリックします。

    新規 EJB セットアップ]ウィンドウが開き、アプリケーション サーバに登録されている JNDI 名がすべてリスト表示されます。

    Enterprise JavaBean 実行ステップの[新規 EJB セットアップ]ウィンドウ

  3. 適切な EJB ホーム インターフェースの名前を選択します。

    この例では、JNDI 名は com.itko.examples.ejb.UserControlBean です。 EJB3 仕様では、ステートフル ビーンおよびステートレス ビーンを JNDI ツリーに直接バインドでき、ホーム インターフェースを必要としません。 その場合、ビーンは直接選択でき、DevTest がインスタンスを作成する必要はありません。

  4. 次へ]をクリックします。

    オブジェクトが構築され、複合オブジェクト エディタにロードされます。

    COE の Enterprise JavaBean 実行ステップ

    実行情報]領域に、現在の EJB 情報が表示されます。 この EJB を再利用する場合は、以下のチェック ボックスをオンにすることにより EJB オブジェクトおよび EJB ホームへの参照を保持できます。

    ビーンがホーム インターフェースのない EJB 3 ビーンである場合、[EJB ホーム参照の保持]チェック ボックスは無効です。 [例外の場合]を例外が発生した場合にリダイレクトするステップに設定します。

    EJB ステップには、「EJB Java メソッド 動的 Java 実行」という命名規則を使用したデフォルトの名前があります。 ステップが保存または入力されるまでは、上記に示すように、デフォルトのステップ名は EJB です。 別のステップもデフォルトのステップ名を使用する場合、番号がステップ名に追加されます。 ステップ名は、いつでも変更できます。

  5. これで、複合オブジェクト エディタを使用して、オブジェクトを操作し、メソッドを実行できます。

    使用方法は、RMI サーバ実行ステップと同じです。