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SQL Server を使用するための DevTest の設定

このトピックでは、Microsoft SQL Server データベースを使用するために DevTest を設定する方法について説明します。

以下の手順で、SQL Server バージョンの site.properties ファイルを設定します。 このファイル内の以下のプロパティがデータベース設定に関連しています。

lisadb.reporting.poolName=common
lisadb.vse.poolName=common
lisadb.acl.poolName=common
lisadb.broker.poolName=common
  
lisadb.pool.common.driverClass=com.microsoft.sqlserver.jdbc.SQLServerDriver
lisadb.pool.common.url=jdbc:sqlserver://SERVER:PORT;databaseName=DATABASENAME
lisadb.pool.common.user=database_username
lisadb.pool.common.password=database_password
   
lisadb.pool.common.minPoolSize=0
lisadb.pool.common.initialPoolSize=0
lisadb.pool.common.maxPoolSize=10   
lisadb.pool.common.acquireIncrement=1   
lisadb.pool.common.maxIdleTime=45
lisadb.pool.common.idleConnectionTestPeriod=5

データベースへの接続数を最小限に抑えるために、接続プールが使用されます。 プール機能の基盤となる実装は c3p0 です。 設定の詳細については、http://www.mchange.com/projects/c3p0/index.html#configuration_properties を参照してください。 デフォルトでは、すべてのコンポーネントが共通の接続プールを使用します。 ただし、コンポーネントごとに個別のプールを定義したり、組み合わせたりできます。

レポート データベースの場合は、最適なパフォーマンスを得るために少なくとも 10 GB を確保しておくことをお勧めします。 VSE 用のデータベースは、6.0 より前のリリースで作成されたレガシー イメージを操作する場合にのみ必要です。

password で終わるすべてのプロパティの値は、起動時に自動的に暗号化されます。

注: DevTest ワークステーション、コーディネータ、シミュレータ サーバ、VSE、またはその他のリモート DevTest コンポーネントのリモート インストールは、追加の設定を必要としません。 これらはすべて、データベース アクセスを接続および設定するときに、レジストリから site.properties を受信します。

次の手順に従ってください:

  1. LISA_HOME\database ディレクトリから LISA_HOME ディレクトリに sqlserver-site.properties ファイルをコピーします。
  2. ファイル名を site.properties に変更します。
  3. site.properties ファイルを開きます。
  4. データベース設定プロパティを設定します。

    通常は、以下のプロパティを更新します。

  5. レジストリが初めて起動されると、スキーマはデータベースに自動的に作成されます。 ただし、DevTest ユーザが DBA 権限を持つことを望まない場合は、前もってスキーマを手動で作成できます。 LISA_HOME\database ディレクトリの sqlserver.ddl ファイルには、レポート テーブルおよびインデックスを作成するためのベースとして利用できる SQL ステートメントが含まれています。
  6. lisadb.internal.enabled プロパティを false に設定します。
  7. SQL Server 用の JDBC ドライバを、LISA_HOME\lib\shared ディレクトリと LISA_HOME\webserver\phoenix\phoenix-x.0.0\WEB-INF\lib ディレクトリに追加します。

    重要: JDBC ドライバは、両方のディレクトリに追加する必要があります。

  8. レジストリを起動します。

外部エンタープライズ ダッシュボード データベースの設定

エンタープライズ ダッシュボードは、デフォルトでは内部 Derby データベースを使用します。 このデータベースではなく、外部のデータベースを使用することをお勧めします。

次の手順に従ってください:

  1. エンタープライズ ダッシュボードがインストールされているサーバにログオンします。
  2. LISA_HOME に移動し、lisa.properties.ファイルを開きます。
  3. [Enterprise Dashboard Options]セクション(エンタープライズ ダッシュボードで内部 Derby データベースを使用するかどうかを指定するセクション)で、以下の行を見つけます。
    # Should we start the internal Derby DB instance in the Enterprise Dashboard?
    dradisdb.internal.enabled=true
    
  4. 値を false に変更します。
    dradisdb.internal.enabled=false
    
  5. 以下のプロパティのコメントを外します。
    # Internal Derby DB network interface to use (0.0.0.0 == all network interfaces)
    #dradisdb.internal.host=0.0.0.0
    # Internal Derby DB port number to use
    #dradisdb.internal.port=1530
    
  6. Oracle データベースを使用するには、以下の例で示すように、次のプロパティを編集して値を外部データベースに設定します。
    lisadb.pool.dradis.driverClass=oracle.jdbc.driver.OracleDriver
    lisadb.pool.dradis.url=jdbc:oracle:thin:10.130.150.36:1521:ORCL
    lisadb.pool.dradis.user=dradis21
    lisadb.pool.dradis.password=dradis21
    
  7. SQL Server データベースを使用するには、以下の例で示すように、次のプロパティを編集して値を外部データベースに設定します。
    lisadb.pool.dradis.driverClass=com.microsoft.sqlserver.jdbc.SQLServerDriver
    lisadb.pool.dradis.url=jdbc:sqlserver://SERVER:PORT;databaseName=DATABASENAME
    lisadb.pool.dradis.user=dradis21
    lisadb.pool.dradis.password=dradis21
    
  8. MySQL データベースを使用するには、以下の例で示すように、次のプロパティを編集して値を外部データベースに設定します。
    lisadb.pool.dradis.driverClass=com.mysql.jdbc.Driver
    lisadb.pool.dradis.url=jdbc:mysql://DBHOST:DBPORT/DBNAME
    lisadb.pool.dradis.user=dradis21
    lisadb.pool.dradis.password=dradis21
    
  9. 手順 6、7、または 8 で、使用する外部データベース タイプ用に編集したプロパティをコピーします。
  10. lisa.properties ファイルを保存します。
  11. local.properties を開き、ファイルの末尾にコピーした行を貼り付けます。
  12. local.properties ファイルを保存します。