CA Service Virtualization の使用 › インストール › 主なデータベース用の DDL › スキーマの EclipseLink プロパティ

スキーマの EclipseLink プロパティ

スキーマ生成を設定するために、persistence.xml ファイルで EclipseLink JPA 永続性ユニット プロパティを定義できます。

eclipselink.ddl-generation

JPA エンティティに対して使用するデータ定義言語（DDL）生成アクションを指定します。 DDL 生成ターゲットを指定するには、「eclipselink.ddl-generation.output-mode」を参照してください。

値

persistence.xml ファイルでは以下の値を使用できます。

• none： EclipseLink は DDL を生成しません。スキーマは生成されません。
• create-tables： EclipseLink は、各テーブルに対して CREATE TABLE SQL コマンドを実行しようとします。 既存のテーブルに対して CREATE TABLE SQL コマンドを発行すると、EclipseLink は、お使いの特定のデータベースおよび JDBC ドライバの組み合わせのデフォルトの動作に従います。 ほとんどの場合、例外がスローされ、テーブルは作成されません。また、EclipseLink は以下のステートメントを続行します。
• drop-and-create-tables - EclipseLink は、すべてのテーブルの DROP を試行し、次にすべてテーブルの CREATE を試行します。 EclipseLink は、問題が発生した場合、お使いの特定のデータベースおよび JDBC ドライバの組み合わせのデフォルトの動作に従います。 その後、EclipseLink は以下のステートメントを続行します。

以下の値が org.eclipse.persistence.config.PersistenceUnitProperties に対して有効です。

• NONE
• CREATE_ONLY
• DROP_AND_CREATE

Java SE 環境で永続性を使用する場合で、テーブルを作成することなく DDL ファイルを作成する場合は、Java システム プロパティ INTERACT_WITH_DB を定義し、その値を false に設定します。

デフォルト： 以下のいずれかです。

• なし
• PersistenceUnitProperties.NONE

例：

persistence.xml file<property value="create-tables"/>例： property Mapimport org.eclipse.persistence.config.PersistenceUnitProperties;propertiesMap.put(PersistenceUnitProperties.DDL_GENERATION, PersistenceUnitProperties.CREATE_ONLY);

eclipselink.application-location

EclipseLink が、生成された DDL ファイルを書き込む場所を指定します。 eclipselink.ddl-generation を none 以外に設定すると、ファイルが書き込まれます。

値： ユーザが書き込みアクセス権を持つディレクトリへのファイル指定。 ファイル指定は、現在の作業ディレクトリに対して相対的に指定するか、または絶対的に指定できます。 ファイル区切り記号で終了していない場合、EclipseLink は、お使いのオペレーティング システムで有効な区切り記号を追加します。

デフォルト： 以下のいずれかです。

"."+File.separator

または

<tt>PersistenceUnitProperties.DEFAULT_APP_LOCATION</tt>

例：

persistence.xml file<property value="C:\ddl\"/>例： property Mapimport org.eclipse.persistence.config.PersistenceUnitProperties;propertiesMap.put(PersistenceUnitProperties.APP_LOCATION, "C:\ddl\");

eclipselink.create-ddl-jdbc-file-name

EclipseLink が生成する DDL ファイルのファイル名を指定します。このファイルには、JPA エンティティ用のテーブルを作成するための SQL ステートメントが含まれます。 eclipselink.ddl-generation に create-tables または drop-and-create-tables が設定されている場合、このファイルは、eclipselink.application-location によって指定されている場所に書き込まれます。

有効な値： お使いのオペレーティング システムで有効なファイル名。 eclipselink.application-location + eclipselink.create-ddl-jdbc-file-name の連結が、お使いのオペレーティング システムで有効なファイル指定の場合、必要に応じて、ファイル名の前にファイル パスを付けます。

例：

persistence.xml file<property value="create.sql"/>例： property Mapimport org.eclipse.persistence.config.PersistenceUnitProperties;propertiesMap.put(PersistenceUnitProperties.CREATE_JDBC_DDL_FILE, "create.sql"); 

デフォルト値： createDDL.jdbc または PersistenceUnitProperties.DEFAULT_CREATE_JDBC_FILE_NAME

eclipselink.drop-ddl-jdbc-file-name

EclipseLink が生成する DDL ファイルのファイル名を指定します。このファイルには、JPA エンティティ用のテーブルをドロップするための SQL ステートメントが含まれます。 eclipselink.ddl-generation に drop-and-create-tables が設定されている場合、このファイルは、eclipselink.application-location によって指定されている場所に書き込まれます。

有効な値： お使いのオペレーティング システムで有効なファイル名。 eclipselink.application-location + eclipselink.drop-ddl-jdbc-file-name の連結が、お使いのオペレーティング システムで有効なファイル指定の場合、ファイル名の前にファイル パスを付けることができます。

例：

persistence.xml file<property value="drop.sql"/>例： property Mapimport org.eclipse.persistence.config.PersistenceUnitProperties;propertiesMap.put(PersistenceUnitProperties.DROP_JDBC_DDL_FILE, "drop.sql"); 

デフォルト値： dropDDL.jdbc または PersistenceUnitProperties.DEFAULT_DROP_JDBC_FILE_NAME

eclipselink.ddl-generation.output-mode

DDL 生成ターゲットを指定するには、このプロパティを使用します。

有効な値：

persistence.xml ファイルで使用される有効な値は以下のとおりです。

both

SQL ファイルを生成し、データベースに対して実行します。

eclipselink.ddl-generation に「create-tables」が設定されている場合、eclipselink.create-ddl-jdbc-file-name が eclipselink.application-location に書き込まれ、データベースに対して実行されます。

eclipselink.ddl-generation に「drop-and-create-tables」が設定されている場合、eclipselink.create-ddl-jdbc-file-name と eclipselink.drop-ddl-jdbc-file-name が eclipselink.application-location に書き込まれます。 両方の SQL ファイルがデータベースに対して実行されます。

database

データベースに対してのみ SQL を実行します（SQL ファイルを生成しません）。

sql-script

SQL ファイルの生成のみ行います（データベースに対して実行しません）。

eclipselink.ddl-generation に「create-tables」が設定されている場合、eclipselink.create-ddl-jdbc-file-name が eclipselink.application-location に書き込まれます。 コマンドはデータベースに対して実行されません。

eclipselink.ddl-generation に「drop-and-create-tables」が設定されている場合、eclipselink.create-ddl-jdbc-file-name と eclipselink.drop-ddl-jdbc-file-name が eclipselink.application-location に書き込まれます。 どちらもデータベースに対して実行されません。 以下の値が org.eclipse.persistence.config.PersistenceUnitProperties に対して有効です。

• DDL_BOTH_GENERATION - 「both」を参照してください。
• DDL_DATABASE_GENERATION - 「database」を参照してください。
• DDL_SQL_SCRIPT_GENERATION - 「sql-script」を参照してください。

例：

persistence.xml file<property value="database"/>例： property Mapimport org.eclipse.persistence.config.PersistenceUnitProperties;propertiesMap.put(PersistenceUnitProperties.DDL_GENERATION_MODE, PersistenceUnitProperties.DDL_DATABASE_GENERATION);

コンテナまたは Java EE モードのデフォルトは {{database}} です。

注： この設定は、コンテナと特定の EclipseLink サポートによって上書きされます。 詳細については、コンテナのドキュメントを参照してください。 ブートストラップまたは Java SE モード： both または PersistenceUnitProperties.DDL_BOTH_GENERATION。