CA DMM には、ソース マシン上のすべての Windows ユーザ プロファイルをデスティネーション マシンにマイグレートするための強力な機能が用意されています。 複数ユーザのマイグレーションを実行するには、管理者グループに所属するユーザとして Windows にログインする必要があります。
サポートするユーザ マイグレーションは以下のとおりです。
新しいシステム上の同じユーザに直接マイグレートするか、または別のドメインやユーザ名にリダイレクトします。
デスティネーション上のユーザをリダイレクトすることで、Windows ドメインのユーザを Active Directory コンテナにマイグレートします。 ユーザがまだターゲットの Active Directory のメンバでなくても、マシンがネットワークに接続されている場合は、そのユーザの Active Directory アカウントが作成されます。 ユーザ プロファイルは、ローカルのユーザ プロファイルとしてマイグレートされます(今回のリリースでは移動プロファイルではありません)。
Active Directory 間でユーザをマイグレートします。
[ユーザ マイグレーションの詳細]ページには、以下のセクションがあります。
ユーザのマイグレーション方法
マイグレートするユーザを以下の方法で選択できます。
注: ユーザ コマンド ラインでユーザを指定すると、その他の方法で選択したユーザはすべて上書きされます。
複数のユーザのマイグレーション
CA DMM では複数のユーザのマイグレーションをサポートしているので、現在ログインしていないユーザもマイグレートできます。 この機能により、管理者権限でログインし、このワークステーションを使用する複数のユーザのユーザ プロファイルをマイグレートできます。
現在のユーザのマイグレーション
このモードでは、ソース マシンからマイグレートするすべての設定を現在ログインしているユーザが選択し、デスティネーションにログインしているユーザにマイグレートします。
パスワード
複数のユーザのマイグレーション中に CA DMM によって作成されるアカウントには、パスワードを指定できます。
パスワードを指定するには、以下の手順に従います。
[新規アカウントのパスワード オプション]ダイアログ ボックスが表示されます。
注: このオプションは、[ユーザは次回ログオン時にパスワードを変更する]チェック ボックスをオンにしている場合のみ使用してください。
注: パスワードをランダムに生成する場合は、パスワード ログの保存場所も入力する必要があります。 パスワード ログのデフォルトの保存先は、現在ログオンしているユーザのマイ ドキュメント フォルダですが、 より安全な場所に変更することをお勧めします。
注: CA DMM で使用できるパスワードの長さは、オペレーティング システムで指定可能な長さに制限されます。 たとえば、Windows XP の場合、パスワードの長さは最大で 256 文字です。
セキュリティ マイグレーション
DMM オプション ファイルで[グループ メンバシップをマイグレートする]オプションを True に設定すると、該当するグループ メンバシップがユーザと共にマイグレートされます。 [グループ メンバシップをマイグレートする]オプションは、デフォルトで True に設定されています。
NTFSセキュリティ情報の格納と適用のオプションが DMM オプション ファイルで True に設定されている場合、該当するファイルとフォルダ セキュリティがユーザと共にマイグレートされます。 NTFS セキュリティ情報の格納と適用のオプションは、デフォルトで False に設定されています。
グループと NTFS のセキュリティのマイグレーションは、ユーザが DMM ユーザ インターフェース、テンプレート ファイル、ユーザ コマンド ラインのどれを使用して選択されたかに関わらず、マイグレーション用に選択されたユーザと関連付けられます。
ユーザ アカウントの作成
ユーザ アカウントは、ユーザが別のパスにリダイレクトされると自動的に作成されます。 これには、ユーザのリダイレクトに関係なく、Windows 2000 からその他の Microsoft オペレーティング システムへのすべてのマイグレーションが含まれます。
DNA をデスティネーション マシンに適用したときにローカル アカウントを解決できない場合も、アカウントは自動的に作成されます。
アカウントの自動作成の成否は、マイグレーションを実行するログイン済みユーザにドメインまたはディレクトリで必要な権限があるかどうかによって決まります。
アカウントの自動作成は、以下の条件に一致する場合は行われません。
ユーザの優先度
マイグレートするユーザ アカウントが複数のドメインまたはディレクトリに属している場合、デスティネーション システム上の 1 つのドメインまたはディレクトリにマイグレートしようとすると、結果的に競合が発生する可能性があります。 競合が発生した場合、以下の優先順位に従ってアカウントの作成順が決まります。
例: Domain1\Michael を Domain1\Michael にマイグレートする
例: Domain1\Michael を Domain5\Michael にマイグレートする
1. デスティネーション マシンのドメインまたはディレクトリ
2. ソース マシンのドメインまたはディレクトリ
3. デスティネーションのログイン ドメインまたはディレクトリ
4. ソースのログイン ドメインまたはディレクトリ
5. ローカル アカウント
注: リダイレクトの競合により、アカウントがマイグレートされない場合、イベント ログにメッセージが書き込まれます。
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