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手動による NULL セッション共有の作成

CA DMM は System ユーザ アカウントで実行されるため、DNA ファイルが保存されるディレクトリは NULL セッション共有でなければなりません。 他のプロシージャの実行に先立って NULL セッション共有をセットアップする必要があります。

NULL セッション共有を手動で作成するには、以下の手順に従います。

  1. regedit.exe ファイルを実行して Registry Editor を起動します。
  2. 以下のレジストリ キーを見つけます。
    HKEY_LOCAL_MACHINES\System\CurrentControlSet\Services\LanmanServer\Parameters\NullSessionShares
    

    注: NullSessionShares は REG_MULTI_SZ 値です。

  3. NULL セッションでアクセスしようとする共有の名前を、NullSessionShares キーに、改行後の新しい行として記述します。 たとえば、DNAData$ と入力します。
  4. 以下のレジストリ キーを見つけてクリックします。
    HKEY_LOCAL_MACHINES\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\LSA
    
  5. [編集]メニューの[新規]をクリックし、DWORD 値を選択して、以下のレジストリ値を追加します。

    値の名前: RestrictAnonymous

    データ タイプ: REG_DWORD

    値: 0

  6. Registry Editor のウィンドウを閉じてサーバを再起動します。
  7. 共有フォルダに次のプロパティを設定します。
  8. Windows のローカル セキュリティ設定で、[ネットワーク アクセス: Everyone のアクセス許可を匿名ユーザに適用する]を[有効]に設定します。

DMM ソース共有が Active Directory にリンクされていない場合、DMM 展開が失敗する

症状

DSM ドメイン マネージャおよびエージェント コンピュータが Active Directory 上に存在し、DMM ソース共有コンピュータがいずれの Active Directory にもリンクされていない場合、DSM エージェント コンピュータ上でのストアの展開と手順の適用が失敗します。

解決方法

Client Automation が DMM ソース共有と通信できないため、展開が失敗します。

次の手順に従ってください:

  1. DMM ソース共有が利用可能なコンピュータ上で、ゲスト ユーザのログインを有効にします。
  2. 以下の Windows 設定を使用して、ネットワークを介するゲスト ユーザのアクセスを許可します。
    1. [ファイル名を指定して実行]の[名前]プロンプトに「secpol.msc」と入力します。

      [ローカル セキュリティ設定]ダイアログ ボックスが表示されます。

    2. [セキュリティ設定]-[ローカル ポリシー]-[ユーザー権利の割り当て]に移動します。
    3. [ネットワーク経由でコンピュータへアクセスを拒否する]ポリシーの下に、ゲスト ユーザがリスト表示されていないことを確認します。

ゲスト ログインはコンピュータ上で有効です。

Windows Server 2008 で、リストア フェーズ中に、DMM の適用プロシージャの実行に失敗する

DMM ネットワーク共有を Windows Server 2008 以降で実行する場合、リストア フェーズ中に、DMM の適用プロシージャの実行が、いずれかのターゲット マシンのランタイム エラーで失敗します。

以下のいずれかの手順に従います。