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[詳細オプション]

[詳細オプション]ダイアログ ボックスでは、DNA ファイルの作成に関連するオプションを設定できます。

ダイアログ ボックスに表示されるオプションは以下のとおりです。

自己解凍

自己解凍 DNA ファイルの作成を制御します。 以下のオプションを選択して、デスティネーション マシンでの自己解凍 DNA ファイルの動作方法を定義することもできます。

テンプレートで適用

DNA ファイルをデスティネーションに適用するときに使用するテンプレートを指定します。 このテンプレートは、自己解凍ファイルに含まれています。管理者は、このテンプレートを使用して、デスティネーション マシンでの操作にユーザが使用できる機能を定義できます。 たとえば、ファイル、フォルダ、およびフィルタのリダイレクトを定義したり、ユーザが項目を選択してデスティネーション マシンに適用できるようにしたりできます。 また、管理者は、エンド ユーザが操作しなくても、ファイル全体が適用されるように選択することもできます。

注: 項目をデスティネーション マシンにリダイレクトする場合は、リダイレクトが指定されているテンプレートを[テンプレートで適用]で定義する必要があります。 テンプレートには完全パスとファイル名を指定します。

オプション ファイルで適用

DMM ファイルをデスティネーション マシンに適用するときに使用する、別の DNA オプション ファイル(.dox)を指定します。 このオプション ファイルは、自己解凍ファイルに含まれています。管理者は、このファイルを使用して、CA DMM の動作を定義し、デスティネーション マシンでユーザが使用できる機能を制御できます。

注: DNA ファイルをデスティネーション マシンに適用するときに、テンプレート ファイルおよびオプション ファイルを使用するように指定することができます。 たとえば、ファイルを新しい場所(テンプレートで指定した場所)にリダイレクトして、作成されたログ ファイルのデフォルトの場所(オプション ファイルで指定した場所)を変更する場合は、両方のファイルを定義することが特に重要になります。

自己解凍 DNA ファイルの適用時に使用するテンプレートおよびオプション ファイルの定義の詳細については、「自己解凍 DNA ファイルとリダイレクト」を参照してください。

スパン

CD-ROM など、リムーバブル メディアの使用がサポートされます。 使用するメディアには効率的に順次アクセスされます。 以下のオプションから選択します。

自動スパン

CA DMM で、複数のメディアでの DNA ファイルのスパンを管理できます。

最大ファイル サイズ(KB)

CA DMM で追加メディアが要求されるサイズを指定します。

データ保護

データの保護レベルを指定します。また、DNA(または SE)ファイルを暗号化するためのオプションが提示されます。 暗号化は、AES(Advanced Encryption Standard)192 暗号化アルゴリズムを使用して行われます。

注: 暗号化を選択すると、マイグレーション ツールのパフォーマンスが大幅に低下する可能性がありますが、すべてのデータが確実に保護されます。

以下のいずれかのオプションを選択できます。

格納データを保護しない

DNA ファイルを最小限もしくは、保護しない。

パスワードを使用してアクセス認証のみを行う(クイック)

DNA ファイルを開くためのパスワードを指定するオプションが提供されます。 パスワードは、DNA ファイルを開くときに要求されます。

パスワードを使用してデータを暗号化する(安全)

DNA ファイルを安全に暗号化するためのオプションが提供されます。 パスワードは、DNA ファイルを開こうとしたり、暗号化されたデータを復号しようとしたときに要求されます。

注: マイグレーションを正常に実行するには、マイグレーションを実行する前に有効なパスワードを指定する必要があります。

FIPS 準拠技術を使用してデータを暗号化する(最も安全)

FIPS 準拠技術を使用し、データを安全に暗号化するオプションを提供します。 [キー パスを入力]をクリックして、キーを格納するパスを指定します。

パスワードの入力

DNA ファイルを保護するためのパスワードを指定します。 このオプションは、[クイック]または[安全]オプションを選択した場合のみ有効になります。

キー パスを入力

暗号化に使用したキーを格納するパスを指定します。 DNA ファイルを開いている、または適用している場合、このキーを指定する必要があります。

注意: 設定の取得中に暗号化オプションを選択し、その後 CA Merger and Acquisition Tool を使用してマイグレーションを実行する場合、DMM オプション ファイルにキー パスを定義したことを確認する必要があります。 このツールが DMM オプション ファイル内でキー パスを発見しなかった場合は、エラー メッセージを表示せずにマイグレーションが終了します。 これは、CA Merger and Acquisition Tool はマイグレーションをサイレント モードで実行するため、キー パスに関するメッセージを表示できないからです。 ただし、ログ ファイルに以下のエラー メッセージが記録され、DMM オプション ファイル内でキー パスが見つからないためマイグレーションが失敗したことが示されます。

Creation failed for "<DNA File Name>": No encryption key is available. A well-known encryption key was returned.