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コマンド ライン スイッチ

コマンド ライン スイッチとその構文、および使用規則は以下のリストのとおりです。

/A[PPLY] <DNA ファイルのパスとファイル名>

適用する DNA ファイルのパスとファイル名を定義します。 パスとファイル名には、環境変数または DMM 変数を使用できます。

必要なスイッチ: なし

一緒に使用できないスイッチ: /C または /D

/C[ONNECT] <コンピュータ名または IP アドレス>

リアル タイム マイグレーションで、デスティネーション システムをソース システムに接続します。 接続するソース システムには、名前または IP アドレスを指定します。 /C スイッチは /S スイッチと一緒に使用できます。

必要なスイッチ: /T

一緒に使用できないスイッチ: /W、/A、または /D

/D[iskTo]D[isk] [OS Name][(OS Drive)] [Drive Map]

Disk To Disk マイグレーション用のオペレーティング システムおよびドライブ マップ情報を指定します。

OS Name

スレーブ ディスクにインストールされたオペレーティング システムを表わします。 サポートされている OS Name 定数は WIN7、WINVI、WINXP、WIN2K または WIN2000 です。

OS Drive

スレーブ ディスクがホスト コンピュータに接続する場合、スレーブ ディスクのマップされたオペレーティング システム ドライブを表わします。 このマップされたドライブには、ユーザが OS Name として渡した、マイグレート対象のシステムと同じオペレーティング システムが含まれます。 OS Drive は、サポートされた OS Name 定数と共に使用する必要があります。

Drive Map

ドライブ マッピング情報を表わし、「ホスト マシン ドライブ: ソース マシン ドライブ」の形式で定義します(例: P:C)。 また、複数のドライブ マップを指定するには、カンマ(,)を使用できます(例:P:C,Q:D,R:E)。

必要なスイッチ: /D (または/SE)、/T

一緒に使用できないスイッチ: /A、/C、または /W

DesktopDNA /T C:\MyTemplate.dtf /D C:\MyDNA.dna /DD /M /X
DesktopDNA /T C:\MyTemplate.dtf /D C:\MyDNA.dna /DD WINXP /M /X
DesktopDNA /T C:\MyTemplate.dtf /D C:\MyDNA.dna /DD WINXP(P) /M /X
DesktopDNA /T C:\MyTemplate.dtf /D C:\MyDNA.dna /DD WINXP(P) P:C,Q:D,R:E /M /X
DesktopDNA /T C:\MyTemplate.dtf /D C:\MyDNA.dna /DD WINXP P:C,Q:D,R:E /M /X
/D[NA] <DNA ファイルのパスとファイル名>

作成する DNA ファイルのパスとファイル名を定義します。 パスとファイル名には、環境変数または DMM 変数を使用できます。

オプションのスイッチ: なし

必要なスイッチ: /T

オプションのスイッチ:/C、/R、または /W

/Disable <UI エレメント名>

/Disable コマンドは複数回使用できます。 「コマンド ラインによるウィザードのカスタマイズ」を参照してください。

必要なスイッチ: なし

一緒に使用できないスイッチ: なし

/En[crypt]

現在の遅延マイグレーション用の DNA ファイル(または自己解凍ファイル)に保存されたデータ、または現在のリアルタイム マイグレーション中にネットワーク経由で転送されたデータを暗号化します。

注: /s と共に指定された[Password]は、遅延マイグレーション中に DNA ファイル(または、自己解凍ファイル)を暗号化するために使用されます。 [Password]はリアルタイム マイグレーションに必須ではありません。 FIPS 準拠の暗号化では、暗号化キーのパスを指定する場合、/FK と共に/FO スイッチを使用します。

必要なスイッチ: /D、/W または/C

同時に使用できないスイッチ: /A

注: 現在のマイグレーションでは、オプション ファイルに設定されたデータ保護レベルと、指定されたコマンド ライン引き数(/s および /en)を結合して取得します。

/I[gnore]F[ips]M[ode]

Client Automation の FIPS モードを無視します。 CA DMM をFIPS 推奨モードで動作するようにインストールしている場合、Client Automation の FIPS モードが CA DMM の FIPS モードを決定します。 たとえば、Client Automation の FIPS モードが「FIPS のみ」の場合、CA DMM インストール中に「FIPS 推奨」を選択した場合でも、CA DMM は「FIPS のみ」のモードで動作します。 Client Automation の FIPS モードを無視し、CA DMM を FIPS 推奨モードで動作させるには、このスイッチを使用します。 CA DMM を「FIPS のみ」のモードで動作するようにインストールしている場合、常に「FIPS のみ」のモードで動作します。

同時に使用できないスイッチ: /FO

/F[ips]O[nly]

FIPS 準拠の暗号化を使用して、データをすべて暗号化します。

必要なスイッチ: /EN

オプション スイッチ: /D、/W、/C

同時に使用できないスイッチ: /S

/F[ips]K[ey] <key path>

FIPS 準拠の暗号化に使用した暗号化キーを格納する場所のパスを指定します。

必要なスイッチ: /FO

同時に使用できないスイッチ: /S

/H[ELP] または /?

コマンド ライン スイッチのヘルプ テキストを表示します。

オプションのスイッチ: なし

必要なスイッチ: なし

一緒に使用できないスイッチ: なし

/L[AUNCH] <UI エレメント名>

CA DMM の起動時に表示する初期画面ページを定義します。 「コマンド ラインによるウィザードのカスタマイズ」を参照してください。

必要なスイッチ: なし

一緒に使用できないスイッチ: なし

/M[IGRATE]

マイグレーションを自動的に開始します。

必要なスイッチ: /C および /T、または /A、または /D および /T

一緒に使用できないスイッチ: Q

/NoUser <ソース> [<修飾子> <値>]*

ユーザをマイグレーションから除外します。 以下の修飾子を使用します。

Before <日付>
After <日付>
Orphan <true | false>
(<日付> はローカライズされた日付の短縮形です。)

注: User コマンド ライン引数は、他のすべての形式のユーザ選択より優先されます。 この引数は同じコマンド ラインで複数回使用できます。

必要なスイッチ: /C、/A、または /D /NoUser は、1 つ以上の /User 引数と共に指定する必要があります。

一緒に使用できないスイッチ: なし

/O[PTIONS] <使用する DMM オプション ファイルのパスとファイル名>

マイグレーションに使用する DMM オプション ファイルのパスとファイル名です。 パスとファイル名には、環境変数または DMM 変数を使用できます。

必要なスイッチ: なし

一緒に使用できないスイッチ: なし

/Q[UIET]

CA DMM を Quiet モード(ウィンドウ非表示)で実行し、/M パラメータのようにマイグレーションを自動的に開始します。

必要なスイッチ: /X、/R、または /UX

一緒に使用できないスイッチ:/M または /W

/R[EBOOT]

マイグレーションの終了時にシステムを再起動します。

必要なスイッチ: /M または /Q

一緒に使用できないスイッチ: /D、/SE、/X、または /UX

/R[EVISION]D[ATE] "<ローカライズされた短縮形の日付> [ローカライズされた時刻(必要なら AM/PM を含む)]"

DNA ファイルの特定のリビジョンを復元します。

必要なスイッチ: /M

一緒に使用できないスイッチ: /C、/D、/SE、/W

/S <パスワード> または /PASSWORD <パスワード>

DNA または自己解凍ファイルのパスワード保護を定義します。 パスワードには、5 ~ 20 文字までの文字数を使用する必要があります。

注: /S を使用して DNA ファイルのバックアップを作成する場合、DMM Always Current Scheduler ウィザードの[タスクの定義]ページで[パスワードの設定]をクリックすると、DNA ファイルをパスワードで保護するように指定できます。 パスワード保護を指定すると、Windows スケジューラがタスクを実行するときにパスワードが暗号化され、データのセキュリティが保たれます。

必要なスイッチ: /D、/A、/C または /W

一緒に使用できないスイッチ: /C または /W でパスワードを指定する場合は使用できません。

/SE <作成する自己解凍 DNA ファイルのパスとファイル名>

作成する自己解凍 DNA ファイルのパスとファイル名を定義します。 パスとファイル名には、環境変数または DMM 変数を使用できます。

必要なスイッチ: /T

一緒に使用できないスイッチ: /A、/C、/R、または /W

/T[EMPLATE] <使用する DMM テンプレート ファイルのパスとファイル名>

マイグレーションに使用するテンプレート ファイルのパスとファイル名を定義します。 パスとファイル名には、環境変数または DMM 変数を使用できます。

注: /T 引数は複数回使用できます。 矛盾が発生した場合、コマンド ラインの最後のテンプレートが優先的に使用されます。

必要なスイッチ: /C、/D、/A、または /SE

一緒に使用できないスイッチ: /W

/USER <ソース>[:<デスティネーション>] [<修飾子> <値>]*

マイグレートするユーザを選択またはリダイレクトするか、その両方を行います。 以下の修飾子を使用します。

Before<日付>
After<日付>
Orphan <true | false>
(<日付> はローカライズされた日付の短縮形です)。

ドメインまたは Active Directory、およびユーザ名には、ワイルドカード、環境変数、および DMM 変数を使用できます。 User コマンド ラインを指定した場合は、DMM Template Editor または DMM ユーザ インターフェースで指定したユーザの選択より優先されます。 /USER は同じコマンド ラインで複数回使用できます。 詳細については、「ユーザ コマンド ラインの詳細」を参照してください。

<ソース>

指定の一部にワイルドカードを使用できます。たとえば、"x*y?\username) のように指定できます。

<デスティネーション>

ワイルドカードのみ使用できます。たとえば、"domain\*) のように指定できます。

必要なスイッチ: /A、/C、または /D

一緒に使用できないスイッチ:<デスティネーション> は、/D と一緒に使用できません。

/UNDO <使用するアンドゥ ファイルのパスとファイル名>

使用するアンドゥ ファイルのパスとファイル名を定義します。 パスとファイル名には、環境変数または DMM 変数を使用できます。

必要なスイッチ: なし

一緒に使用できないスイッチ: なし

/UX

エラーが発生した場合も CA DMM が無条件で終了するように定義します。

必要なスイッチ: /A、/M または /Q

一緒に使用できないスイッチ: /X、/R、/W

/W[AIT]

リアル タイム マイグレーションのソース システムとして自動的に起動し、デスティネーション システムが接続するまで待機します。 /S を使用した場合、システムに接続するためのパスワードを指定する必要があります (パスワードはオプションです)。

必要なスイッチ: なし

一緒に使用できないスイッチ: /M、/D、/A、/V、/C、/UX、または /Q

/X または /EXIT

エラーが発生しない限り、マイグレーションの終了時に CA DMM を終了します。

必要なスイッチ: /M または /Q

一緒に使用できないスイッチ: /R、または /UX