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障害復旧の例

CA DMM を使用して、障害発生時のダウンタイムを短縮できます。 以下の障害復旧の例では、バックアップ用のサーバが 1 台ネットワークに存在することを前提としています。

  1. 各従業員は、システムとアプリケーションの設定、および選択済みのファイルとフォルダを含むテンプレートを作成する必要があります。
  2. 各従業員のデスクトップに Backup という名前のショートカットを作成します。

    以下に例を示します。

    "serverpath\DesktopDNA.exe" /T "serverpath/%DNA_User_Name%.dtf" /D "serverpath\%DNA_User_Name%.dna" /V %DNA_User_Name%.log /M /X
    

    このショートカットは、選択された設定とデータを、従業員が指定サーバに作成したユーザ固有のテンプレート(serverpath\%DNA_User_Name%.dtf)を使用して、同じサーバ(serverpath)上のユーザ名の付いた DNA ファイル(%DNA_User_Name%.dna)に保存します。

    従業員には、業務終了時にショートカットをダブルクリックして、設定とデータを保存するように指示しておく必要があります。 ユーザに代わって、この操作を DMM Scheduler に実行させることもできます。

  3. コンピュータまたはネットワークの障害発生後、影響を受けたコンピュータのハードディスク ドライブを修理、消去して、再フォーマットします。
  4. オペレーティング システムとネットワーク環境を復旧します。
  5. ソフトウェアをコンピュータに展開します。
  6. ショートカットを作成し、復旧した各コンピュータにコピーします。

    例:

    "serverpath\DesktopDNA.exe" /A "serverpath\%DNA_User_Name%.dna" /M /R
    

    このショートカットは、以前に保存されたDNAファイルを適用し、従業員の設定とデータを復旧して、完了後にコンピュータを再起動します。