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ユーザのリダイレクト

コマンド ラインを使用して、ユーザをリダイレクトする場合、リダイレクト引数を使用できるのは、同時にDNAファイルを適用する場合のみです。 DNA ファイルを作成するときにリダイレクト引数をコマンド ラインに入力すると、コマンド ラインが無効であることを示すメッセージが表示されます (/A と共にのみ使用し、 /D と共に使用しないでください)。

ユーザ コマンド ラインを使用した場合、競合を避けるため、CA DMM ユーザ インターフェースまたは DMM テンプレートでのユーザ選択は無効になります。

注: ユーザ コマンド ラインを実行した上で、ユーザ インターフェースでユーザを選択したり、ユーザ選択を含むテンプレートをロードしたりした場合、インターフェースやテンプレートでのユーザ選択は無視されます。 ユーザ コマンド ライン引数が常に優先されます。 この場合、メッセージがイベント ログとデバッグ ログに書き込まれます。

ソースまたはデスティネーション ユーザ コマンド ラインの最後の要素は常にユーザ名であると見なされます。

以下の構文を実行すると、ユーザがあるドメインから別のドメインにマイグレートされます。

/user <ドメイン名>\<ユーザ名>:<ドメイン名>\<ユーザ名>

以下の構文を実行すると、ユーザがあるドメインから Active Directory にマイグレートされます。

/user <ドメイン名>\ユーザ名>:<active directory>.<コンテナ>.<組織単位>\<ユーザ名>

以下の構文を実行すると、ユーザがある Active Directory から別の Active Directory にマイグレートされます。

/user <active directory>.<コンテナ>.<組織単位>\<ユーザ名>:
<active directory>.<コンテナ>.<組織単位>\<ユーザ名>

例 1: ユーザをドメイン間でマイグレートする

以下の例では、Domain1 のユーザ Michael が Domain5 のユーザ Michael にマイグレートされます。

/user Domain1\Michael:Domain5\Michael

例 2: ユーザを Active Directory 間でマイグレートし、ユーザ名を変更する

以下のコマンドを実行すると、Domain1 のユーザ Jane が Active Directory Admin.ca.com の User コンテナに、ユーザ名 Jane.Married としてマイグレートされます。

/user Domain1\Jane:Admin.ca.com\Users\Jane.Married

例3: ユーザを Active Directory コンテナ間でマイグレートし、ユーザ名を変更する

以下のコマンドを実行すると、Active Directory PM.ca.com の User コンテナのユーザ Jane.Maiden が Active Directory PM.ca.com の Admin コンテナのユーザ名 Jane.Married としてマイグレートされます。

/user PM.ca.com\Users\Jane.Maiden:PM.ca.com\Admin\Jane.Married

例 4: ドメイン ユーザをローカル ユーザにリダイレクトする

以下のコマンドを実行すると、ドメイン ユーザがローカル ユーザにリダイレクトされます。 マシン名の環境変数を使用する必要があります。

/user *\*:%DNA_MACHINE_NAME%\*