selock ユーティリティではアイドル状態の端末をロックすることで、アイドル状態にある端末を不正なアクセスから保護することができます。
アイドル状態の端末をロックに設定するには、以下の手順に従います。
selock コマンドを使用するには、DISPLAY 環境変数を設定する必要があります。 ただし、selock コマンドでターゲット ディスプレイを直接指定することもできます。
selock コマンドは、/etc/login ファイルや /etc/cshrc ファイルに設定することもできます。
注: いつでも画面のロックを解除できるユーザは 2 名います。 デフォルトでは、現在のユーザと root ユーザです。 ただし、seos.ini ファイルの[selock]セクションにある unlocking_user トークンで他のユーザ名を指定すると、root ユーザの代わりに他のユーザを割り当てることが可能です。 selockの実行時に ‑user オプションを使用すると、現在のユーザを他のユーザに変更できます。
例: スタートアップ ファイルに設定するアイドル状態の端末のロック コマンド
以下のステートメントは、X スタートアップ ファイルでの設定に適した一般的なスタートアップ コマンドです。
selock ‑display $DISPLAY ‑timeout 5
このコマンドは、端末がユーザ アクティビティのない状態になってから 5 分後に selock を起動します。
グローバル xstartup スクリプトに以下の行を追加することをお勧めします。 通常、xstartup スクリプトは /usr/lib/X11/xdm/Xstartup ディレクトリにあります。
selock ‑display $DISPLAY ‑user $USER ‑timeout 3 &
このステートメントにより、X 端末を使用しているすべてのユーザに対して、端末をロックするプログラムの使用が適用されます。
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