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保護モード

selock には、以下の 3 つの操作モードがあります。

モニタ モード

モニタ モードは selock の初期モードです。 このモードでは、キーボードおよびマウスの操作が監視されます。 タイムアウトの制限時間内にキーボードまたはマウスの操作が検出されず、transparent パラメータがオフになっている場合、selock は自動的にセーバ モードに切り替わります。 モニタ モードからセーバ モードに移行するためにパスワードを入力する必要はありません。

セーバ モード

セーバ モードの場合、画面全体が空白になり、位置が移動するシステム アイコンが表示されます。 空白の画面および移動するアイコンには、操作上、以下の 2 つの利点があります。

アイコンの外観および位置は、selock オプションを使用して調整できます。 キーボードまたはマウスの操作が検出されると、ただちにセーバ モードからモニタ モードに戻り、セーバ モードに移行する前に表示されていた内容が画面に再び表示されます。 モニタ モードからセーバ モードに移行するためにパスワードを入力する必要はありません。

セーバ モードの状態で lock‑timeout パラメータに指定された時間が経過すると、自動的にロック モードに切り替わります。 このとき、セーバ モードからロック モードへの移行を示す画面上のメッセージは表示されません。

ロック モード

デフォルト設定のロック モードでは、移動するアイコンが黒い画面上に継続して表示されます。 selock がキーボードまたはマウスの操作を検出すると、ユーザのパスワード入力を求めるダイアログ ボックスが表示されます。

ユーザが正しいパスワードを入力すると、selock はモニタ モードに切り替わります。 不正なパスワードを入力すると、パスワード入力のダイアログ ボックスが閉じられ、selock はロック モードの状態になります。

‑transparent オプションを「on」に設定すると、画面はロックされますが、内容は引き続き表示され、実行中のプロセスは更新されます。 画面の背景は、画面がロックされていることを示すために変更されます。 ロック モードを使用している場合は、セーバ モードにはなりません。